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書類で落ちたはずのアルバイト面接。なのになぜか社長と面接した話

どうもしがない関西人です。

下書きを見ていると、書きかけてやめた下書きが山ほど残っていました。笑 今回はそんな下書きの中から、自分なりに頑張ってたんだな〜って時期の下書きに残っていたので、記事にしてみようかなと思います。


2023年4月。東京に来てから、3ヶ月の間。今までお世話になったアルバイト先を辞めようと思い、とにかく面接を受けまくっていました。

理由は、収入面が低いから。
やりたいことをやるために、24時間お金の不安を常に抱えて暮らさないといけない。

そんな本末転倒な話があってもいいのか。

というわけで、時給が高いところに行こうと思い、辞めるつもりで、面接を受けていました。できれば今までの経験を活かせるところで。パソコンとか使える仕事でなんとかできないかな…とか。社会保険が入れるところで採用もらえないかな、とか。そんな感じ。

そんなこだわりを持ちながらやっていたら、なかなか受からず。

ジリジリすり減っていく貯金と、私の心。

本当にこの1年。東京に住めるのか。
なんのために私は見栄を張って、大阪から飛び出してきたのだろう。

ひとり部屋で呆然とする中で、住んでいるシェアハウスの隣部屋からは毎晩、楽しげな電話のやり取り。ますます加速する不安と焦り。

必死に求人サイトに毎日しがみついて見ていく中で、ようやく見つけた、小さな会社の求人。今の職場よりも少しだけだけど、時給が高い。仕事の内容もそこまで悪くなさそう。

応募するも、まさかの書類選考落ち。

普段だったら、そのまま放置するのに、なぜか私は

「       」

当時送ったメールは忘れましたが、なぜか返信していました。
それも、落ちた理由について聞いてたのかな?そんな感じだったと思います。

そしたら、「面談しませんか?」との返信が。

これはチャンスかもしれない。

そう思い、迷わず面談をお願いしました。

そして、面談当日。オンライン面談だったので、背景も映り込まないように調整した。志望動機も準備した。あとは失礼がないようにするだけ。

画面がつながったら、自己PRと志望動機はこんな風に伝えるんだ、と思ってたら。

始まったのは、普通の話。どこの出身?なにしてるの?演劇やってるんだ〜。僕も関西の出身でね、この前三軒茶屋の飲み屋さんで下北沢の劇場でやるんでチケットを買ってくださいって子に出会って、買って見に行ったよ(さすがに面白かったですか、までは聞けなかった)などなど。

「ところで、なんで応募してきたの?」

(おお…キタ…!)今の職場が仕事ができる人が多いのですが、時給が低くて生活が厳しくて、それで…

何を思ったのか、今の私の困窮状況を喋っていました。

どうした?私。

そして、喋る中で判明したこと。

「この喋ってる人、シャチョウダッタノカ…!」

結果、チャンスだと思ったこの面談の中で、応募した募集枠に対してはすでに内定している人がいること、不採用通知に対してメールを返してきたことが面白いと思ったこと、売り込んでくる子だったら採用しようかなとも思っていた(ここは私が完全にチャンスを掴み損ねました…大反省した)などなど。面談に至るまでの経緯を全て教えていただきました。

その上で。

「アルバイトで、そうやって“自分よりも仕事ができる人が多い”職場って貴重だから、時給が低いしんどさは承知で、もう半年粘れ」

とのアドバイスをいただきました。

結果としては、不採用。それでも、前に進む一歩をもらえた面談。この面談がなかったら、環境を捨てて、お金を優先していたと思います。

この面談を受けたあと、高時給で短時間勤務OKな求人で採用をもらうことができ、メインの仕事はやめずにもう少し踏ん張ってみようと決意。そんなこんなで、今に至ります。

思わぬ形で、チャンスっていきなりくるし、初対面の他人でも背中を押される言葉をもらうこともある。それを体感したお話でした。


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