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イオンを創った女――評伝 小嶋千鶴子

イオンを創った女――評伝 小嶋千鶴子

東海 友和 (著)
プレジデント社

内容
「弟を日本一にする――」
そういって、巨大流通グループ「イオン株式会社」の創業者・岡田卓也を人として、経営者として育て上げた、小嶋千鶴子。
ほとんど外に出てこないため、その存在はあまり知られてはいないが、その類まれなる実力と功績をたたえ、人々は彼女を「人事のレジェンド」とさえ呼ぶ。
23歳でイオンの前身・岡田屋呉服店の社長となり、戦後の混乱期を数々の手腕で乗り越え、さらに発展させた。その後、弟・卓也を社長にし、今度は卓也を支えるブレーンとなり、経営人事・戦略人事の専門家として、イオンの基礎を作った。
岡田屋呉服店という四日市の家業を、ジャスコという企業に、そしてイオングループという産業にまで育て上げ、いま(2018年現在)も四日市に暮らす。
本書では、これまでまったく表に出てこなかった小嶋千鶴子の存在とその人生を明らかにする。
同時に、イオンの社員のみが読むことができる、小嶋千鶴子自身が書いた幻の書籍を彼女の愛弟子が解説し、書籍化した。
これまでイオンのことが内部から語られることはほぼなく、ベールに包まれてきた。これによりイオンのビジネス精神が解き明かされることになり、そういった意味でも、本書は奇跡的とも言える一冊である。
企業やリーダーたちによる不祥事が取りざたされることが多い昨今、あらためて企業とは何か、リーダーとは何か、人が働くということはどういうことかを考え直すきっかけと本書はなるだろう。
また、これからビジネスを拡大したいと思っている人にも、ぜひ読んでいただきたい。

【目次抜粋】
はじめに
第1章 小嶋千鶴子を形成したもの――その生い立ちと試練
第2章 善く生きるということ――小嶋千鶴子の人生哲学
第3章 トップと幹部に求め続けたもの――小嶋千鶴子の経営哲学
第4章 人が組織をつくる――小嶋千鶴子の人事哲学
第5章 自立・自律して生きるための処方箋
終章 いま、なぜ「小嶋千鶴子」なのか?

感想
本の感想ではありません。
小嶋千鶴子氏は弟の指導はしたのでしょうが、甥の指導はしっかりしなかった(できなかった)のでしょう。

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