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土曜の牛の日。近い将来、うなぎ、食べられなくなるかも?

子どもの頃、真面目に「土曜の牛の日」だと思ってた。

なんで土曜日の牛の日にうなぎ食べるの?という疑問の前に、そもそも、なぜ土曜日に牛の日とかいう意味のわからん日があるのか?ということに疑いを持たなかったのは、ただのアホだったんだと思う。

ところで、土用の丑の日とうなぎについて。

四立(立春・立夏・立秋・立冬)前の約18日の期間を土用といい、その期間に12周期で巡ってくる干支の丑の日にあたるのが土用の丑の日。

実際には土用丑の日は、 春夏秋冬4季にわたってあります。

なのに、現在うなぎを食べる習慣があるのは、『夏の土用丑の日』だけです。

これは、当時の平賀源内が起源とされる、うなぎを食べる風習が『“夏の”土用丑の日』だったから、 現在「土用丑の日」と言えば、夏の土用丑の日となるのです。

また、本来ウナギの旬は冬のため、 以前は夏にウナギはあまり売れなかったそうです。

売れないウナギの販促のため、 旬ではない“夏”という時期にウナギを食べる風習を根付かせたという説が有名です。

(引用先:明日のネタ帳

大人になり、なんとなくは知ってたけど、こうして改めて調べてみると「へ~」って思う。

うなぎの旬って「冬」なんだ?!

うなぎの旬は、土用の丑の日で知られる7月。ただしこの時期のうなぎは養殖がほとんどで、天然物のうなぎは10~12月の冬が旬である。冬を越すために脂肪をたくわえるので身もやわらかくなり、美味となる。

〔引用先:旬の食材カレンダー

やはり、うなぎの旬って冬なんだ。初めて知った。

うなぎの旬は夏なんだと思い込み、人工のエサを与えられた養殖うなぎを「美味い、美味い、幸せだ~」と食べてる自分の味覚のなさにしょんぼり。

この前、京都でもうなぎ食べたんだけど、これもきっと養殖なのかな。たとえ天然ものだとしても、「旬」ではないんだものね。

美味しかったんだけど。。。

ところで、うなぎって卵から完全養殖できないって知ってますか?

養殖うなぎは、海や気水域で稚魚を獲ってきて人工的に育て上げてるだけ。うなぎの稚魚はシラスウナギと言われて、そりゃもう高値で取引されるみたい。悪い組織も暗躍してるとか。

それに、うなぎって絶滅危惧種なのです!

もしかしたら、近い将来、食べられなくなるかもしれないわけです。

「近い将来、食べられなくなってしまうかもしれないから、今のうち食べ尽くしてしまおう。」ではなくて、子どもたちが大人になったときも、美味しくうなぎを食べれるように、しっかり守って、持続的に管理する仕組みが必要だと個人的には思うのです。

だって、うなぎ、これから食べたいもん。

でも、旬でもない夏の土用丑の日にうなぎを食べるのは止めようかな。どうせ食べるなら、大枚はたいてでも、旬の冬に天然もののうなぎを食べたほうがホンモノだよね。

スーパーとかも、恵方巻の時のように「夏の土用丑の日=うなぎ」と煽り立てるけど、本当に地球や子どもたちの未来のことを考えて、自分たちの持続的な経営を考えるなら、煽り立てて売るようなことは止めるべきだよね。

私たちは旬でもないうなぎを土用丑の日に売りません!!絶滅危惧種に優しいスーパーです!!

それくらい言ってくれたら、カッコいい。惚れます。


〔おわり〕

サポート金額に関わらず、いただいたサポート1件につき1冊、子どもに本を買ってあげたいと思います。