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会津への旅。カミナリと縁側と虹。儚い夏の風物詩。

毎日暑すぎるから、毎日夕方になるとカミナリがどこかしらから聞こえてきてた会津の旅。

この日はまさに滞在している場所の真上に積乱雲が空高く湧き上がり、ピカー、ゴロゴロゴロー、ピカー、ゴロゴロゴロー。

花火大会なんかに負けない光と音。

まさに、カミナリ大会。

夏だ・・・。夏・・・。夏の風物詩。

東京でときどき遭遇する雷とはなんか違う。なんというか、カミナリに品がある。自然がたくさんの会津。カミナリにはきっとこういう場所が似合うんだと思う。

縁側で足を伸ばし、少しワクワクしながらカミナリを楽しむ。

冷たい下降気流とともに、「サーーーーーー」と雨がやってくる。気持ちいい。昼の炎天下で焼けるように熱かった地面が一気に冷めていくのがわかる。

絵に描いたような稲妻が山の上で光り、「1、2、3・・・」「ドッカーン、ゴロゴロゴロゴロー」、すぐ近くに落ちる。「ザーーーーーーーー」、雨脚が一気に強くなる。あぁー、最高に気持ちいい。

東京の雨は好きではないけれど、こういうシチュエーションでの雨は大好きだ。

夕立の命は儚い。

この日の夕立は1時間ちょっとで姿を消し、虹に変わった。そして虹の命もまた儚いけれど、この日の虹はここ最近で一番美しい虹だった。

なんか良いことあるかな。こんな素敵な時間をくれた会津は只見の自然に感謝。

◆今宵の献立(2019.8.7)
この日の夜はお宿の食事は断り、自炊。といっても、ほぼ何も作らず、缶ビールとおつまみで一息つきました。

※今日の学び
特になし。

〔おわり〕

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