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給食。その向こう側。いずみ農園さんの暖かいおはなし。

子どものころ誰しもがたべた給食
その向こう側。
いずみ農園さんの暖かいおはなし 💌

子どもに「おいしく」
目で見て
その人の想いや、心の豊かさ、生き方や在り方をも
畑と食材に伝わってしまう

そんな暖かさで溢れるひとが帯広にいる。

帯広市の小中学校のほとんどの人参をつくる
いずみ農園さん🥕

20代の頃に就農した泉吉廣さんの物語を
僭越ながら大ファンのわたしたちからお伝えします。

長文でごめんなさい
ぺこり



(気温が低く日照時間も少ない)大冷害に見舞われた1982年当時、従来の慣行農法だった

環境に強い土づくりに挑むきっかけに、肥料を有機的なものに努めたその頃、農協をつうじて学校給食へ人参を出荷していた

土づくりの効果なのか「傷みが少なく日持ちがするから出荷を増やしてほしい」と頼まれ

\ 子どもたちが食べるんだから
   より安心安全なものをつくろう🥕 /

世間では
複数の農薬散布の危険性が
取り沙汰されていた

当時8ヘクタールだった畑を
3〜4年かけて
農薬も化学肥料も使わない
すべて有機へ転換。
(農地はいま20ヘクタールまで拡大)

昔のふかふか土とちがって
機械がはいる畑は
固く根張りが悪い状態。

そのため初めは
有機の投入物が土になじまず
収量は2〜3年で約3割減。

それでも
ブレずに焦らず前を見て
続ける

\ まぁ 大変なこともあるけど
   食をつくってるんだから🥕 /

最終目的を目指す
いまやってることは手段でしかない

いのちに対する優しい
オペレーターの気もちなのか

感謝の気もちが
満たされて溢れ出ているのか

段々と植物自体が元気になっていった。

\ いまの収量は慣行栽培と変わらない
   それどころか「おいしい!?」🥕 /

泉さんのニンジンにえぐみがない
食べ残しが少なくなった
とにかく甘い甘すぎる
苦手な子が食べた

給食センターへの追加出荷や
食べたお客さんからのよろこびの声🥕

えぐみの原因はわからないけど
化学肥料だと耳にすることがたびたびある

2001年には化学肥料や農薬、遺伝子組み換え技術を使わない環境に配慮した「有機JAS」認証制度がはじまり、翌年取得。

輸入品などの安全性への懸念が高まり
資材高騰などの持続的視点での取り組みに

帯広市では
顔の見える地元の農家さんから買うことに
重きをおくようになった
https://www.city.obihiro.hokkaido.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/004/743/jigyosya.pdf

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現在の帯広市学校給食は
有機12.5%、地産地消65%、
配食数は13,000食
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「地産地消等優良活動表彰」で道農政事務所長賞受理
https://kachimai.jp/article/index.php?no=556030

2009年度は
帯広での調達が全体の約30%
帯広以外の十勝が約33%
あわせて約3分の2が地場産を占めている

わたしたちも
大変お世話になっている
稲葉センター長は

\ 遠くの知らない人がつくったものより
   顔の見える近くの人のものを使おう👨‍🍳 /

かつ、子どもにおいしくて
安心安全なものを供給すること

そう説明されています✨

長年不動の人気メニューは
「肉じゃが」十勝産の芋は茹でた加工品を仕入れて揚げている工夫がされています

その他
麺やパンの小麦は100% 帯広産
玉ねぎやゴボウも ほとんど十勝産

有機農家さんはほかに
斎藤農場さん(帯広)や小笠原農園さん(幕別)が
芋や大根や白菜やリーキなどを

お芋が足りないときは
とかち井上農場さん(帯広)の
雪室熟成の新しい旬の味が
お目見えすることもあります🥔

自校式から
センター式になったのは
1965年から

さらに15年度(2003)には
稲田から西帯広に給食センター新設

毎朝約100人の調理員さんによる
全身筋トレ
重労働による調理が動きだします

1000人分の2メートル釜
30キロのひき肉ハンバーグ
一人一釜30分交代で混ぜる

どれも多くの調理員さんが
腰や腕、手首を痛めながら奮闘💦

北海道ホテルシェフによる
手づくりオビリースープ
https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=350259807162522&id=105561908298981
は、定時から30分も早い7:45に集合し、2015年度からはアレルギー対応食の提供が可能になりました

衛生面の観点からも

\ 「おいしい!」はもちろん
      安全なことがとても大切👩‍🍳 /

異物混入や食中毒は絶対ださない
緊張感がはしると
疲れが倍増する現場です



さまざまな思いで提供される学校給食

札幌では
公会計になったことから
カルシウム米や栄養強化味噌の使用が中止
https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=499693832329845&id=100068676984380
になるなど、

時代や人が変わり
めぐりめぐって

「今」必要な食の選択肢が
どう移り変わっていくのか
楽しみですね😁

きっと帯広市学校給食にとって
泉吉廣さんは
有機を知るきっかけとなり

有機=◯◯などという
誰かが決めた固定概念ではなく

美味しさや
心の豊かさのような
味覚や感情に染みていく

ほっこりするストーリーを
また食したくなるもの。

安心って単純なことかもしれません❤️



泉さんのような
畑や作物、人の心にまで伝わる暖かい豊かさ

全員が合意し
心地よいものが文化となり

次世代に引き継がれていく

持続可能な未来につながっていく希望だと
わたしたちは思っています。

この記事を見た人聞いた人
全国にも伝わっちゃう
おいしい味がここにある十勝自慢でした❤️

#自慢の給食
#いずみ農園
#おいしい給食プロジェクト
#こだわりじゃなくてありがとう
#帯広市学校給食
#特別応援サポーター
#ナチュラル輪おびひろ

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