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目標となる人生

「今持っている目標や希望は何かありますか?」
 この質問はどんな学校に進学したいのか、どのような仕事に就きたいのかといった進路を決めなければいけない時期の学生さんたちに先生が質問する内容と似ていますが……
老若男女問わず、この質問の答えは大切なものです。
 学生さんたちに進路指導する立場の先生は、この質問を次に進学する学校や就職する職場、もしくは今後就きたい仕事等、限定的な目標を聞いていますが……対象がどの立場の人でも該当する場合には「どのようにこれから生きていきたいのか」の目標に進むための足掛かりを作ることに意識を持たせるための質問です。
 中には、これからの人生時間が短い人や気持ちのゆとりがない人もいるでしょう。しかし、その中でも選択肢は必ずあります。
 例えば『他人との付き合いは苦手。何もこの人生でやりたくないし希望もない』と考えている人がいるとします。それならば、少しでも楽しみを見つけるために現実逃避した空想を満喫することを目標に掲げます。
そしてその空想力を身に着けるためには、映画を観たりアニメを観たり本を読んだりして自分のオリジナルの空想の世界を作り上げられるような行動をします。
それと同時に、現実社会での生活も行わないと今後の空想を満喫する生き方が安定できません。そこでストレスを溜めないように、比較的肉体を使わず時間拘束が緩く一人でこなせる仕事を探すことが効率いいのではとお試しで行動してみては如何でしょうか?
もしかすると空想して楽しむという切り口がきっかけで自分の人生が百八十度変わるかもしれません。
元々、自分で楽しむための空想でした。それを忘れないように紙に書き記したり、絵を描いたりしたとします。それを他人に発表することで社会から評価を受ける可能性もあります。
そうなれば大好きな空想をすることで現実社会の生活も潤うことができて、環境が変われば自分の個性も変わっていくため、また新たなステージに自分を導きだすことができるかもしれません。
しかし、目標は達成できなくても実際には何も人生が変わらなくてもいいのです。目標を持ちそれに向かって進むことで思いもつかない発見もできるかもしれないし、新鮮な気持ちにもなります。
人生の退屈な時間を有意義なものへと変えることと、自分にいい意味での刺激を与えるという二点の収穫があるだけでも効果はあると思います。
しかし、多大なリスクがあってはいけないので今までの人生の流れとは関連しない突拍子もない目標を希望する場合には、行動を起こす前にしっかり下準備をして後悔しないように心がけてください。
今、もしも自分の目標を持っていない方がいらっしゃいましたら、一つだけでもいいのでこれからの人生の目標を作ってみるのもいいと思います。
できるだけ力強く納得のいく生き方はやはり魅力的なものですね。

 

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