2019年8月16日 二十歳のとき

大学2年生のとき、二十歳になった。
10代が終わった。
”ティーン”じゃなくなった。

大学祭実行委員会のメンバーで、寝る間も惜しんで、授業もサボって、学祭りの準備に明け暮れた。
子どもの頃、部活に夢中になったことはあっても、この時以降、何かにものすごーく夢中になったことは、もうないかもしれない。それくらい、バカみたいに学祭のことが大事で、実行委員会のみんなのことが大好きで、ヘンに使命感をもって取り組んでいた。学祭が終わった途端、激しい燃え尽き症候群になった。今の私は、そんな当時の自分を、ちょっと冷めた目でみちゃうな。

その年の春休み、ロンドンに3週間の語学留学に行った。
英語漬けの毎日、街全体がもはや観光名所、すれ違うのは中国人とアラブ人?・・・何もかもが新鮮で、刺激的だった。毎日、勉強がどうとかより、授業終わったらどこ行こうか、週末は何しようか、そんなことばかり考えていた。後先考えず、お金も使った。唯一の後悔は、ちゃんとパブに行けていないこと。ホームステイだったからあまり遅く帰れなかったことと、ふらっとパブに入る勇気もまだなかったしな・・・。帰国後、またもや激しい燃え尽き症候群に・・・。ロンドンが恋しくて恋しくてしょうがなかった。それぐらい、ステキな場所だった。

無事に成人式を迎えて、地元の友人と再会したのも、いい思い出。

そんな、二十歳のはなし。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?