2019年8月17日 21歳のとき
21歳の頃、就職活動真っ只中だった。
21歳になりたての秋から、ちょっとずつ“就職フェア”的なものに参加し、エントリーシートを書いては落ち、面接を受けては落ち、お祈りメールが来ては落ち。。。そんな毎日だった。日に日に自信がなくなっていくのが分かった。どの会社からも必要とされない、社会のどこからも必要とされない、そんな感覚だった。
そんな折、大学3年生が終わる2011年3月11日、東日本大震災が起こった。
当時の私は広島に住んでいたため、実は、こんなに大きな地震のことを知ったのは、発生から何時間も経ってからだった。いつものようにバイト先に行って、店長から聞いて初めて知った。
広島は、わりといつもの日常が流れていた。テレビで連日ニュースを見ても、まったく実感が湧かなかった。同じ日本の出来事なのに、どこか遠くの話のような、妙な感覚だった。
就活が停滞した。いろんな企業が説明会や採用活動をいったんストップした。
その間、ふと、私の中に、こんな思いが芽生えてきた。
「失敗するかもしれないけれど、本当に好きなこと、やりたいことに挑戦してみたい。」
こうして私は、ラジオを軸としてメディア関係の企業を受けまくった。
そんな、21歳のはなし。
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