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大阪市「水道・消火栓のふた」を撮り鉄

 たまに撮り鉄をします。足もとの地面ならぬコンクリートをちらちらと。
まるい鉄・しかくい鉄がいっぱいです。そう、大阪の水道の鉄のふたを撮るのです。
(1262文字)


大阪市・水道消火栓と書いたふた(蓋)

 わたしの実家は町工場でした。もくもくけむたさと機械のおとが、仲よくて、うるさくて懐かしい。


ここは鉄分多め。いまでも鉄工所や金属加工業が多い下町。いつもいつでも火の用心。年末は、見まわりの拍子木が響く。
さいわい、しかくい消火栓のふたが開いたことはありません。

マンホール1980年年代
真ん中は大阪市章「みおつくし」

 まちのあちこちに、鉄板のふたがあります。大阪市のマンホールや水道栓のふたは、いつからあったのでしょうか?

大阪市下水道科学館の展示より
最初は四角 明治時代から

 むかしの土の地面は、雨が降るとドロドロに。ちいさいころはマンホールのまわりは、ぐるりと岩で囲ってありました。保護なのか目印なのか、いまとなってはわかりません。

 道がコンクリートでおおわれて、まわりの岩はなくなりましたが、古いマンホールのふたはびていますね。

なぜかテープ
電電公社にゃん



最新のマンホールのふた

EXPO2025 ミャクミャクさん
キン肉マンホール
大阪市下水道科学館の展示より

作者・ゆでたまご先生は、大阪市のご出身。レアです。まだ見つかりません。(場所は、大阪市下水道科学館に展示されています)

大阪市下水道科学館オリジナル

美しく彩色されたマンホール。きっとコンクリートも喜んでいますね。


水道消火栓のふた・いろいろ

 消火栓は、しかくい。
鉄の文字を見れば字体は自由だったのか、それぞれ個性があります。
鉄職人さんの手作り一点ものです。
おもしろいです。どうぞご覧ください。

「大・市・栓」の字は直線的
上と字が似ているような……
毛筆とみまごう達筆 お見事です!
こぢんまり、ひかえめ
女性が書いたような筆文字
双口消火栓
「市」が横長
ヌヌロ(ぬぬろ)と読んでしまいました
「市」が縦長
双口の……?
端正です
ついつい凹版
雑草も生きてます
だんだんわからなくなりました


右からはじまる消火栓

グッドデザイン消火栓
「道」の飾り文字がステキ!
まさに、水がわきだし流れる道!
職人さんの美的感覚と技術の結晶!

職人さんの遊び心がたまらん
いまなら怒られるかも
防人栓?
「火」のテンテンが削れています
しのびよる誰かを防ぐのだ
まるいバージョン
消火栓ではありません
水道 排氣辨(排気弁)
大阪市が入っていない消火栓
撒水栓 貴重です 古そう
これも 鉄も字体も




むすび鉄オチ鉄

ととのって、スッキリした消火栓。クセがなく見やすいですね。

あまり下を向いてると安全上、危険です。
注意しなければ。


なんとなくコンクリートも歩きやすくなりました。季節と歩きます。


あら、また変わったのを発見!

いつのまにか東大阪市まで来ていました。
 撮り鉄、迷子です。


頑張って帰ります……。



毎週火曜日は
「フォト・イラスト」の日

いつも こころに うるおいを
水分補給も わすれずに


さいごまでお読みくださり
ありがとうございます。


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