見出し画像

「建築家 村野藤吾と天王寺」①パネル展・近鉄百貨店・上本町店


 建築家・村野藤吾むらのとうご
思い出すのは、昭和のころの大阪・都ホテルや、アベノ近鉄百貨店。
しろく優雅なたてものがうかびます。
(1556文字)



「建築家 村野藤吾と天王寺」

パネル展
場所:近鉄百貨店・上本町うえほんまち店2階
期間:令和5年11月28日(火)まで
時間:10:00~20:00

近鉄百貨店・上本町店
近鉄・上本町駅の直上
大阪市天王寺区6-1-55

大阪に数多くの作品を残した建築家・村野藤吾。現存する作品は減ってきていますが、上本町や天王寺駅周辺には今も残っています。
近鉄グループホールディングス株式会社(本社:天王寺区)とそのグループ会社は、様々な用途の建築を村野に依頼し、重要なクライアントとして彼と関わってきました。
また、株式会社 上野製作所(本社:天王寺区)は、その高い金属加工技術で村野の建築構想の具現化に多大な貢献をしました。今回の天王寺区制100周年を記念プレイベント「建築家 村野藤吾と天王寺」では、村野の作品や業績を、天王寺区の企業と関わりとともに紹介します。

パンフレットより引用いたしました
2階 プラグズマーケット奥
特設会場

大阪市・天王寺区役所主催のイベントです。天王寺区制100周年プレイベントの一環として開催中。

このパネル展示は、第一弾。
第二弾・講演会
第三弾・ガイドツアー

くわしくはチラシをどうぞ

チラシ


階段の魔術師

◆日本生命日比谷ビル(日生劇場)

日本生命日比谷ビル(日生劇場)

螺旋階段・大階段。ドレスのすそのような優雅なライン。劇場ならではのドラマチックな空間です。
村野藤吾の代表作といわれるのが、うなずけます。うっとりします。

万成石(まんなりいし)が貼られた外観

 
村野藤吾 作品年譜



大阪市・天王寺の作品

 ◆きんえいアポロビル

アベノのアポロビル。大阪市阿倍野区。高校生のころ、よく遊びに行きました。1階に、外国からやって来たアイスクリーム屋さん。いつも満員でした。


天王寺動物園はありましたが、天王寺公園は、ちょっとこわいところでした。天王寺エリアも変わりました。

近鉄百貨店・アベノ店

近鉄百貨店・阿倍野橋店

現在は、あべのハルカス近鉄本店です。アベノ近鉄、アベきんとも言っていました。壁に草花の模様が入っていて、カドのカーブが美しい。白亜のお城のようでした。


なんばと北浜

◆難波・新歌舞伎座

難波 新歌舞伎座

いまも大阪ミナミに輝く芸術の殿堂。村野藤吾・設計だったのですね。
現在の御堂筋みどうすじ、画像の右側に新歌舞伎座、上階はホテルになっています。


フジカワビル

フジカワビル
展示の説明より

フジカワビル、知りませんでした。楽器店・書店が入っているのですね。見に行かねば……。



インテリア

 村野藤吾・設計のたてものは、300以上あります。百貨店・劇場・駅舎など。いずれも洗練され、まちにとけこむ建築物となっています。

建築だけではなく、取っ手・手すりなどのインテリアのデザイン。試作品の直線と曲線が未来を奏でる楽器のようです。



梅田吸気塔うめだきゅうきとう

梅田吸気塔

これは、大阪梅田の阪神百貨店と曽根崎そねざき警察のあいだの植え込み地帯にあります。太いパイプのような建築物で、シルバーの塔です。梅田排気塔とも。


ちょうど、大阪のメインストリート・御堂筋では、夜間のライトアップイベント開催中です。
 ☆大阪・光の饗宴2023☆
 2024年1月31日(水)まで

◆夜にうかぶ梅田吸気塔をどうぞ◆

青や紫色にライトアップ
昼間はメタリックシルバー
観る角度によって表情が変わります

レーザーで、みどりのビーム。
大阪駅にこられたら、ぜひご覧ください。
歩道橋は滑走路のようです。

歩道橋より


こきゅうする たてもの

深呼吸する大阪



毎週水曜日は
「たてもの」の日

いつも こころに うるおいを 水分補給も わすれずに


さいごまでお読みくださり
ありがとうございます。

この記事が参加している募集

この街がすき

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?