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大切なのは思う気持ちだと思います。

仏具屋さんで衝撃を受けました。

驚いたので書き残します。

(ろうそくです。カメヤマさん作)

その名も、故人の好物シリーズ。

元々は、和ろうそくを買いに行ったのですが、まさかこんなものが待ち受けているとは。レベルの高い食品サンプル並です。素晴らしい。
最近、涅槃部に入部したり、サウナ道に入道していることで、仏教に触れることが増えたので、仏教的な考え方、というのは結構好きなのだ。

ろうそくを巡ってnoteの記事を書くことになろうとは(笑)

さて、このろうそくを見て、皆さんはどう感じますか?
仏具屋に来た目的は、13回忌の法事用の和ろうそくを買いに来ただけです。
ただ、こんな食品サンプルのようなろうそくを見たら、

「これでもいいんじゃない?」

という気持ちがすごく出てきた。いや、もはや、これにしたい。

お寺さんが来るから、ということで、
「そんなのは見せられない、決まり事なのだから、赤い和ろうそく」
という言い分もとっても解ります。うんうん。
ただ、この赤い和ろうそくも誰が決めたこと・・・?と言い出すと、色々と話は広がった。

これがよい、と全てを受け入れる。
みんな違ってみんないい、の考え方。
これが私の根底にある仏教感。

それであれば、「どんなろうそくでもいいのでは?」と思うわけです。
しかも、今回の法事は祖母の13回忌。
法事は、故人を中心に親族が寄り合い、故人を思いながら場を囲むこと。
それなら、ビールのろうそくはものすごく祖母っぽいのではないか?
「あれが好きだったよね」「こんな人だったね」と会話をするわけなので、供えるものも「らしさ」を大切にしていいのではないか?
大切なのは思う気持ちなのではないか。(仏具屋にて母と店員さんに熱弁)
だから今回はビールのろうそくがベスト。(という私の言い分)

まぁ、これに関しては、母が主導のうちは受け継いだものに則るとこだったので、月命日に灯すことにしました。(祖母の日はビールで、祖父の日はカステラに決定)

もちろん、歴史が作ってきたものもあるので、↑の方がいい!という押しつけをするわけではありません。誰かを思う心にも、多様性があっていいですよね、って話です。

(火をともすと梅干しが光るらしい)

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