【まとめ記事】スポーツスキャンダル(1)

スポーツに関するスキャンダルをWikipedia等から拝借してまとめた。(いくつかの事件は後ほど詳しく見ることにする)

ナンシーケリガン襲撃事件(Attack on Nancy Kerrigan)

1994年1月6日、リレハンメルオリンピックの選考会となる全米選手権の会場で、練習を終えたナンシー・ケリガンが何者かに襲われる事件が発生した。俗にいう「ナンシー・ケリガン襲撃事件」である。ケリガンは膝を殴打され怪我を負い全米選手権を欠場、ハーディングはこの大会で優勝を果たした。事件発生から2週間後、1990年にハーディングと結婚し1991年に離婚した元夫であるジェフ・ギルーリーらが逮捕される。ハーディングにも疑惑の目が向けられ始めた2月1日、元夫がハーディングに不利な証拠と共に司法取引を受け入れた。全米スケート協会とアメリカオリンピック委員会はハーディングをオリンピックチームから追放しようとしたが、彼女は法的措置をほのめかしてそのまま留まった(一時、アメリカ代表は全米選手権2位のミシェル・クワンに決まりかけていた)。(Wikipedia )

FIFA汚職

FIFAによる汚職が明らかになったきっかけは、2010年にイギリスの新聞であるサンデー・タイムズの記者が、アメリカ合衆国へのFIFAワールドカップの誘致を目指す、いわゆるロビイストに扮し、ナイジェリア人のFIFA理事に接触して、アメリカへ投票とすると引き換えにして、多くの金額の賄賂の支払いを要求する模様をビデオカメラに収録し、それを、紙面に掲載されたことだった。2011年、FBI・アメリカの連邦捜査局とアメリカの税務当局の担当者の2人が、かつてのFIFA理事で北中米カリブ海サッカー連盟事務局長も歴任したチャック・ブレーザー(英語版)のもとを訪ね、そこでブレーザー自身からFIFAがこの10年以上も脱税していると指摘、捜査当局に対し、ブレーザーも捜査の協力に同意した。その後、2012年のロンドンオリンピックの時に、キーホルダーに小型のマイクを仕込んで、FIFAの幹部らの会話を録音し、その一方で、ブレーザーの立ち合いを求めた上で、電話やメールの記録もアメリカの捜査当局が確認していった。さらに、この捜査情報を元に、FIFAワールドカップの2018年と2022年の誘致活動の交渉について、賄賂のやり取りの証拠を集めていった。2015年5月27日にアメリカの司法省が14人を組織的不正の罪で起訴、その内の7人をスイス当局が逮捕(Wikipedia)

ドナルド・スターリング人種差別

(CNN) 米プロバスケットボール協会(NBA)ロサンゼルス・クリッパーズのオーナー、ドナルド・スターリング氏が人種差別的発言をしたとされる問題で、NBAコミッショナーのアダム・シルバー氏は29日、スターリング氏を永久追放処分とし、250万ドル(約2億5000万円)の罰金を科すと発表した。この問題では芸能情報サイトのTMZなどが26日から27日にかけ、スターリング氏の発言とされる録音内容を暴露。シルバー氏によれば、スターリング氏もこれが自分の発言であることを認めたという。
永久追放処分に基づき、スターリング氏は試合や練習に立ち会ったり、クリッパーズの施設に出入りしたり、経営面や人事面の決定にかかわったり、NBAの理事会などに出席したりすることを禁じられる。
シルバー氏はさらに、クリッパーズを売却させるための措置をNBA理事会に提案すると述べ、そのために必要な賛成票は確保できるとの見通しを示した。スターリング氏は1981年にクリッパーズを1200万ドルで買収した。経済紙フォーブスによれば、現在は5億7500万ドル(約590億円)相当の価値があるとされる。クリッパーズは同日、「NBAとコミッショナーの決定を全面的に支持する」という談話を発表した。チームのオーナーが永久追放処分となるのはNBA史上では初。大リーグ(MLB)では1990年代にシンシナティ・レッズのオーナーが人種差別発言で追放処分を受け、チームの売却を余儀なくされたことがある。
https://www.cnn.co.jp/showbiz/35047255.html

浦和レッズ差別横断幕問題

浦和レッズ差別横断幕事件(うらわレッズ さべつおうだんまくじけん)とは、2014年(平成26年)3月8日にサッカーJリーグ1部所属のクラブ・浦和レッドダイヤモンズのサポーターグループ最大派閥クルバ・エスト所属の「URAWA BOYS SNAKE '98」の一部メンバーが、当日行われた試合において人種・民族差別を想起させる横断幕を掲出した事件である。試合中、警備員により撤去を求められたものの、横断幕は試合終了まで掲出されたままであったため、クラブ側の責任も問われた。浦和にはJリーグ初となる無観客試合という処分が下された。・・・試合開始前の14時から15時頃、浦和のサポーターグループ「URAWA BOYS SNAKE '98」に所属する男X・Y・Zの3人は、試合当日にスタジアム敷地内で拵えた「JAPANESE ONLY(日本人以外お断り/日本人に限る/日本人専用)」と書かれた横断幕を、ホーム側ゴール裏スタンドの209ゲート入口に、ピッチとは反対側に向けて日の丸と並べて掲出する。15時30分頃に警備員Aが横断幕の存在に気づき、警備責任者のBに連絡した。責任者Bは当該横断幕を確認に行ったが、その際、サポーターグループのメンバーZから「この横断幕は問題ないでしょう?」「何かあれば自分に言ってほしい」との説明を受けたため、責任者Bは横断幕の掲出に対応せずその場を後にしてしまい、警備会社の本部などへの連絡はしなかった。前半終了後、209ゲート付近にいた警備員Cがサポーターから「この幕は良くない。差別と捉えられかねない」との指摘を受けたため、警備員Cは責任者Bを通じて警備会社本部に連絡。軌を一にして、SNS上で情報を得た浦和のクラブスタッフもクラブ運営本部に連絡する。後半開始直後、運営本部が横断幕を確認のうえ問題がある掲示物と判断。警備会社に対し、横断幕を速やかに撤去するよう指示した。17時10分から15分頃にかけて、責任者Bが北ゴール裏スタンドにいたZを呼び、「クラブからの指示なので、(横断幕を)今すぐ剥がして欲しい」「インターネット上でも騒ぎになっている」などと説明し撤去を求めたが、Zは「試合中だから厳しい」という旨の回答をし、スタンドに戻ってしまった。責任者BはZとのやり取りで合意が得られなかった旨を、警備会社本部を通じて運営本部に連絡する。なお、横断幕については従来より、掲示した当事者との合意の上で撤去する手順となっていたため、運営本部は試合後に速やかに対応するよう、警備会社に指示するに止まった。この状況に対して運営本部は、現場へのスタッフ派遣などの対応も行わなかった。17時35分頃にも、警備員Dがやはり別のサポーターから「横断幕を撤去するべきではないか」との指摘を受けたが、警備員Dは「試合終了後に対応する」と返答。また、同サポーターから「(証拠保全のために)写真を撮らせて欲しい」との申し出を受けたが、警備員Dは「トラブル回避のため撮影を控えて頂いている」などと拒否している。試合終了後の18時04分ごろ、横断幕を掲げた3人が撤去を行わないままであったことから、警備員CがZに取り外す旨声を掛けた上で、横断幕を撤去した(Wikipedia)

バドミントン闇カジノ店出入り

桃田(賢斗)を含むNTT東日本選手が東京都内の違法カジノ店にて賭博をしていたことが判明し、桃田は出場中だったマレーシアオープンを棄権して急遽帰国し、8日に開かれた記者会見で同僚の田児賢一とともに謝罪した。NTT東日本の調査によれば、田児(賢一)は2014年10月から2015年3月に東京都墨田区の違法カジノ店を10回程度訪れており、桃田は田児の紹介で合計6回程度この店で賭博行為を行っていた。桃田は記者団に対して「今回、どんな処分を下されても、しっかり受け止めて、しっかり自分と向き合って、ちゃんと反省したいと思います」と語った。これを受けて 日本バドミントン協会は10日に緊急理事会を開き、桃田を日本代表選手指定から外したうえで無期限の競技会出場停止処分とし、リオデジャネイロオリンピックに推薦・派遣しないことを正式に決定した。翌11日にNTT東日本も男子バドミントン部と賭博に関わった選手に対する処分を発表し、男子バドミントン部を半年間の対外活動自粛、桃田を出勤停止30日とした。(Wikipedia)

Jリーグ常務理事セクハラ&パワハラ

【スポニチ】Jリーグは27日、中西大介常務理事(51)の退任を発表した。Jリーグ内において不適切な言動(パワーハラスメントおよびセクシャルハラスメント)が認められたことから、この日の理事会で辞任の申し出があり、受理した。約2週間前に社内のコンプライアンスホットラインに被害を受けた女性職員からの通報があり、発覚。弁護士による調査の結果、15〜16年に不適切な行為があったことが認められた。Jリーグ関係者によると、複数の女性職員に対して、映画、美術館、コンサート、食事に執拗に誘い、一般女性の基準において不快感を与える言動を繰り返したという。村井満チェアマン(57)は「私の管理責任を問われる事案」と理事会に役員報酬の一部返上を申し入れ、3カ月10%の返上が決定。「あってはならないこと。ファン、サポーターら関係する全ての皆様に、大変不快な思いをさせたことを本当に申し訳なく思っています」と頭を下げた。中西常務理事はJリーグでナンバー3の立場。Bリーグ理事、Jリーグ関連会社の取締役なども務めていたが、全ての役職を退任する。
https://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2017/06/27/kiji/20170627s00002000186000c.html

ソルトレイクスキャンダル

(Wikipedia)2002年ソルトレークシティオリンピックのフィギュアスケート・スキャンダルでは、2002年にソルトレークシティオリンピックにおけるフィギュアスケート競技において発生した採点・判定への疑惑提起からその処置にいたるまでを総称したものである。この一連の件は関係機関(IOCあるいはISU)において正式な名称を与えられているわけではないが、一般に「2002 Olympic Winter Games figure skating scandal」「figure skating judging scandal」などと呼ばれて、議論の対象となっていた。2002年に開催されたソルトレークシティオリンピックにおけるフィギュアスケート競技では、判定を巡る激しい論争が発生した。国際オリンピック委員会は当初2位であったカナダペアにも2個目の金メダルを授与するという異例の事態となった。この事件をきっかけにしてフィギュアスケート競技の採点方法が全面的に変更された。この事件に続いて国際スケート連盟(ISU)内部の内紛が発生し、ISU技術委員のロン・フェニングら一部の理事が連盟の運営方針を痛烈に批判し、ISU及び各国のスケート連盟から追放されるという事態ともなった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?