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静岡デザイン専門学校と町工場でグッズ制作を目指します!|シズデ×ファクハクvol.3

こんにちは。静岡デザイン専門学校略して「シズデ」プロダクト科3年生です。私たちはファクハク初開催に向け、静岡のモノづくりの技術を学びながら、ファクハクを盛り上げるための授業として、「ファクハクグッズの製作」プロジェクトを行っています。

「試作品が出来ました!」

あらためましてこんにちは、シズデ講師です。
8月は本当に胃が痛くなるほどハラハラしていました!
中間プレゼンのあとは夏休みなのですが、どのチームも試作をお願いするには時間が足りていません。ということで、各チームZOOMやメールで、自主的に工場様と打合せを重ねてくれたのですが、果たしてこのペースで間に合うのか、試作品は出来るのだろうか?各工場様に負担をかけすぎてないだろうか?とスケジュールを心配し、はたまたやりとり見ながら「いや待ってそっちの方向は、、」「うわ、鋭い指摘されてしまった講師のサポート不足か!」「ちょっと待てあのチームどうなった!?」など次から次へと不安が、、

授業再開直前に試作品を取りに伺ったのですが、各工場さま、時間が無い中素敵な試作品を仕上げてくださり、本当にほっとしました。

それでは今回も各チームからのレポートをご覧ください。

「山崎製作所チーム」

夏休みの打ち合わせで、山崎製作所の方々から、コンセプトとデザインが合っていないと指摘をいただきました。また、実際に売るのは山崎製作所の方々なので、コンセプトが長く伝えたいことがはっきりとわからないという指摘もいただきました。
なので、コンセプトを練り直しご指摘いただいたことが改善できるように改めてメンバー同士で話し合いたいと思います。

試作品を実際に見て、表面が違うだけでも雰囲気がガラッと変わるなと改めて思いました。
ファクハクに来てくださる方々に金属の魅力を伝えることができる商品になるのではないかと思いました。

また、こちらの方で体験型を無くす案も出ていましたが、体験型にして、人それぞれのカスタムで作ってもらうのもありなのではないかと思いました。

試作品を踏まえて、穴の位置をどうするのかが次の課題にあがりました。
自分達で色々な案を出し合い、商品化できるものに近づけていきたいです。

「ナガハシ印刷チーム」

ナガハシ印刷さんに試作品を作成していただきました! 
↓ふうりん、扇子、メモの試作品です↓ 

実際に作っていただいた試作品を見て、問題点や新しい気づきがありました。
例えば…

ふうりんにしては音が小さいな…もう少し音の出そうな形やサイズ、紙の素材を実験しながら探してみよう。でも、聴いていると紙と紙がぶつかったり擦れたりする微かな音が心地良いかもしれないな…。

モビールは光が透けるような素材を使ったら綺麗かもしれない…!
影に色がついたらおもしろいかも!

扇子を組み立てるときに今回の試作だと紙が折れてしまったりして組みにくかったな。
風を送るにはあおいだときにしならないような丈夫な紙がいいけれど、あまり硬い紙だと直角三角形の角が鋭利だから怪我の危険性があるな…。

など、たくさんの気づきがありました。
様々な大きさのパーツを切り出していただいたので、パーツ同士を組み合わせてみることにより、新たなアイデアも浮かんでいます。

これからもナガハシ印刷さんとの話し合いや、実験を重ねていき、実際に商品にできるような素敵なグッズを提案したいと思います!

「エクタスチーム」

前回の授業以降、私たちエクタスチームは2回目のエクタスさんとの話し合いの為、9/25(金)に本社へお伺いさせていただきました。 
 
25日、お伺いさせていただくとエクタスさんはお仕事の合間を利用して透明なアクリルとUV硬化樹脂で試作品を作ってくれていました。私たちはその試作品を見て触れて比べて、講師の先生を含めて最終的にどのデザインや加工方法、素材で進めていくかを決めていきました。  

話し合いの結果、最初に提案したシンプルな三角の形のものとエクタスさんがブラッシュアップ案にアレンジを加えてくれたものに決定しました。素材は透明アクリルとUV硬化樹脂、UV硬化樹脂に着色したものです。

私たちが提案した商品は、お客さん側にルーターで模様をつけてもらう体験型メモスタンドです。その実験のために私たちはお客さん側になりきってルーターで模様、文字を入れるという体験をしました。ハンドルを回して好きな柄を描くというものです。 

体験してみて、ハンドルを回すと思った方向にルーターが動かないため頭を使う体験だと思いました。それと同時にこれを上手に使いこなせている工場の方々は見事だと思いました。 
 
今後の課題はカラー選別、角の取り方などの商品のブラッシュアップです。

「栗田産業チーム」

こんにちは!栗田産業チームです。 
私達がデザイン、制作したデータを元に、栗田産業さんが試作品を作ってくださいました。 

錫のしおり(左)とバングル(右)です。 
 
プラモデル風のパッケージは、 
「購入者に錫という金属を切ったり曲げたり、普段しないような体験をしてみてほしい」 
という想いからデザインを考案しました。 
しかし、鋳造をする上での問題が生じてしまったので、 
栗田様からのアドバイスを元にデザインをブラッシュアップする予定です。 

私たちは実際に錫製のランナーを切って、製品を組み立ててみました。 
また、錫の軟らかさを確かめてみました。 

「表面に金属が流れた跡が見える!」 
「錫ってこんなに柔らかいんだ!」 
「錫を切った時不思議な感覚がした!是非いろんな人に試してほしい!」 
「板状のチューイングキャンディみたいに曲がる」 
「まだ曲がるの!?」 
「金属だけど鋳物だから温かみを感じる!」 
「曲げるとメキメキ音が鳴る!」 
「曲げた跡がかっこいい!」 

と、『金属を手で曲げられる』という点に終始興奮していました。 
  
錫と鋳造の魅力を沢山の人に知ってもらうために、製品化を目指して頑張ります!

やっぱりこうやってモノになるとワクワクします!どの案も面白くてモノづくりの一ファンとしては、全部ファクハクのグッズとして商品化してほしい!
とはいえ講師としてはまだ商品化というレベルでは粗削り。各チーム課題や修正点が見えたので、今月一杯製品のブラッシュアップと、お客様に届けられるようなストーリーづくりを頑張ります。

そしてなんと、次回はもう最終プレゼン!このプレゼンで商品化出来るか否かが決まるクライマックスをレポートしますので、次回もお楽しみに!


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