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まちなか安否確認訓練を開催しました。

日時:2021年10月23日(土)9:00-11:00
場所:まちなか及び新東三国社会福祉会館
10月23日、地域の防災訓練を実施しました。
昨年度同様、今年度も「集まらない訓練」として、「在宅避難者の安否状況の把握」をメインに行いました。

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今回の訓練には、岡本淀川区長はじめ、淀川区役所市民協働課防災担当の職員さん、淀川区まちづくりセンターの地域担当支援員さん、淀川区社会福祉協議会の職員さんに見ていただきました。

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今回の訓練は風水害を想定しました。
規模:大型で強い勢力の台風が大阪市に直撃の予報(2018年台風21号を想定)
ライフライン:鉄道は終日運休・百貨店など休業
12時間後に大阪市に一番接近する想定で、安全に安否確認を行えるのか、リードタイムはこれで良いのかなど、検証して地区防災計画を更新していくこともミッションでした。
写真はまちなかのタオルをカウントしている様子です。

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そして、大阪経済大学人間科学より(一財)大阪市コミュニティ協会都市コミュニティ研究室主任研究員の出水 季治 (Sueharu Izumi)さんの引率で3名の大学生さん、大阪市立水都国際中学校の防災部のメンバー、大阪市立大学都市防災教育研究センター特別研究員さんが「まちの青少年が地域の防災訓練に参加している」というシチュエーションで積極的に参加してくれました。

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本部訓練では「災害対策本部長が不在だった場合」を想定して地域代表者以外のメンバーが本部長を務め、情報班にも未経験の方に入っていただきました。

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結果発表の後、来てくださった皆さまに下記の講評をいただきました。
淀川区役所の職員さん:本日はデジタル無線機での通信訓練を行いました。2月はteamsなども使って通信訓練をしましょうとのご提案をいただきました。
淀川区社会福祉協議会の職員さん:初めて参加しました。要支援者の安否確認訓練について参考になりました。
淀川区まちづくりセンター地域担当員さん:初めて参加しました。まちなかの写真や本部の写真を撮りながら見学させていただきました。お疲れ様でした。
大阪経済大学人間科学部の大学生さん:地域の訓練に今まで参加したことなかったけれど、LINEを使っての訓練などなら自分たちの方がいろいろなLINEの使い方などを知っていることで協力できることがたくさんあると思いました。
水都国際防災部の皆さん:安否確認のやり方など、昨年度の紙ベースからタブレットに変えるなど、毎年新しいことに取り組んでいて、面白いと思いました。来年度は2000戸を目指してください。
大阪市立大学都市防災教育研究センターの特別研究員さん:本部の動画を撮影しながら皆さんのやり取りを興味深く聞くことができました。

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参加してくださった皆さま、お疲れ様でした。
ありがとうございました。

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今年度は1時間半の間に 1018戸の安否を確認することができました。
昨年度の806戸を212戸上回る結果となりました。
とはいえ、対象世帯は3500世帯ほど、まだまだ3割ほどという厳しい結果となりました。

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訓練後、振り返りを行いました。
仲川地活協会長からは、
昨年度より良い結果が出せたのは良かった。ただ、各町会の掲揚率の格差是正の対策は急務だと痛感した。
数値目標は大切な指標なのでますますプレッシャーはかかるが前進したいとの言葉がありました。

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辻本社協会長からは、
各町会のカウントに時差があり、本部に人が滞留する場面があった。計画にはなかったが、カウントがまだの町会にみんなで助っ人に行くことにした。災害時には何をどうしていいかわからない人が滞留することが起こると思う。常に状況への対応が必要だと思うとの言葉がありました。

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情報班ので役員グループからは、
写真が一つのグループに送られてきて、各町会に分けることに時間がかかった。また、プリンターが機能しなかったことにはタブレットでカウントすることに切り替えるなどで対応した。グループLINE編成には改善が必要などたくさんの意見が出ました。
来年に向けての訓練企画は今から始まっています。 

 

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