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最高のギターサウンドの為に1番必要な事

今回のお話は、多くのギタリストが(いやベーシストも)陥っている大問題についてのお話です。

僕は様々な場面で、この問題を見聞きしてきました。

ライブを目撃したり、プロ間の話題に上がったり、実際にライブで体験したり。

この問題は、解決法が単一ではなく簡単ではありません。

しかし、知る事で解決できます。

ただ知る事。そして実行するだけです。

そんな重要なお話をしてみたいと思います。

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《アンサンブルの中の正解を見つけ出す!》

お気に入りのギターとお気に入りのアンプ、さらにお気に入りのエフェクターが目の前にあったら、心ウキウキですよね!!

気持ちいいー!そんな音がアンプから飛び出してくるでしょう!

しかし、そこで満足しないでください!

その音、ほんとに良い音ですか?問題が勃発します。

音色の追求に余念のないギタリストの方々は多いと思います。

また、機材のレビューでは、音の特徴を詳しく教えてくれるサイトも多々存在します。

しかし、肝心な話が抜けている事が多いのです。

それは、バンドや打ち込みなど、アンサンブルの中でのギターの立ち位置という問題です。

ギター単体で最高に気持ちいい音を作り込んでも、アンサンブル内で最高のサウンドだとは限りません。

この肝心な問題をクリアしない事には、本当の満足には到達しないのです。

先日見たあるプロのライブでは、ギタリストの音が殆ど聴こえませんでした

音量はかなり上がっているのです、しかし、全く何を弾いているのか聴こえてこない。

こういった現象は良く起こっています。

よくバンド内の音抜けという話は議論されています。

では、音抜けのは一体なんなのでしょうか??

極端な例を出し解説してみたいと思います。

ゴリゴリのメタルバンドがいたとします。

ドラマーは、26インチバスドラ2発の重低音教の信者です。

ベーシストは、上半身裸で身体にはタトゥー、ディストーションでワイルドに歪ませたサディステックベーシスト。

我々は、破壊の神レスポールにメタルゾーンを繋ぎマーシャルが濁音を出すゴリゴリ重低音パワーコードを弾きます!

見るからに凶悪そうな気持ちのいい音が響き渡りそうです!

しかし、バンドの音は喧嘩しあい、お互いの良さを潰し合うのです。

低音は音が厚すぎて、何を発音しているのか分からなくなってきました。

高音だけがぎゃーぎゃーうるさいサウンドです。

また、会場の作りにも注意が必要です。

会場の作りによっては、低音が溜まったり、高音がやけに反響したり、様々な特性があります。

また、お客さんがたくさん入った場合は、リハーサルに比べて高音が吸われてしまいます。

スタジオでは、練習がしやすいように音響環境を整えている場合が多く

スタジオで作ったセッティングと、ライブ会場でのセッティングは分けて考える必要があります。

このバンド内の、環境も含めた音の棲み分け、これをキチンと考慮できれば、音は抜けてきます。

みなさんこの問題は、特に気をつけてみてください。

せっかく頑張って準備した機材も、頑張って練習したテクニックも、一瞬で無駄になってしまいます。

つまり、ギタリスト的に(ギター単体で)少し弾きづらい音が、アンサンブル内では最善の場合が多々あるのです。

ギター単体で気持ちいいサウンドを手に入れたら、次はバンドで気持ちいいサウンドを手にする番です!

よく耳を澄まし、バンドアンサンブルありきのサウンドに耳を傾けてみてください。

そして、アンプやエフェクターのツマミを調節すると、ほとんどの機材が音抜けの良い最高なサウンドで鳴ってくれるでしょう!

今の機材を買い換える必要は無いのです。

より具体的な解決方法は【これで解決!バンド内での《音抜け》問題!】

こちらの記事で詳しく解説しています。

ではまた次回。

中嶌真平

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