ヨーロッパの美しい図書館その4  ザンクト・フロリアン修道院図書館 【オーストリア】

オーストリア国内には多数の美しい修道院が存在します。
中でも首都ウィーンと音楽祭で有名な都市ザルツブルクの間にある、第3の都市リンツ(Linz)周辺には、これから紹介するオーストリア最古のザンクト・フロリアン修道院図書館(Stift St. Florian)や、クレムスミュンスター修道院図書館(Stift Kremsmünster)そしてアドモント修道院図書館(Stift Admont)などの美しい図書館があります。

各都市からリンツへの鉄道での所要時間目安
ウィーンから:1時間15分
ザルツブルクから:1時間
ミュンヘンから:3時間
プラハから:4時間

リンツは図書館巡りをする上で拠点となる都市なのです。

そのリンツからバスに30分弱乗って南に進むと、ザンクト・フロリアン修道院はあります。

ザンクト・フロリアン修道院図書館

ザンクト・フロリアン(St. Florian)とは、カトリックの守護聖人である聖フロリアヌスに由来してつけられた地名、および修道院名です。
(英語のセイントはドイツ語ではザンクトと発音します)


ザンクト・フロリアン修道院を巡るガイドツアー

ザンクト・フロリアン修道院はガイドツアーで巡ります。
教会、売店、中庭以外はガイドツアーなしに入れません
そのため、決まった時間に訪問する必要があります。
(詳細はアクセスの方に記載しています)

修道院外観

中庭には噴水があり、ここがガイドツアーの集合場所になります。
私が訪問した時のガイドさんはおじいさんで、とても親切でした。
アジア人は私だけで、ガイドツアー10名程度で始まりました。


ガイドツアーが始まり、最初に訪れたのがこちらです。

えっ、いきなりですか!?
思わずスマホを落としかけました。


この修道院図書館にはおよそ15万冊の本が所蔵されていますが、一般の人に対しては貸与はされていません。

後期バロック様式のこの図書館は全長24m、幅13m、高さ10mあり、天井にはフレスコ画が描かれており、修道院図書館としてはかなり大きい部類に入ります。

天井のフレスコ画

この図書館には隠し扉があります(写真中央上下)。
扉の奥には階段があり、一階と二階を上り下りできます。
ガイドさんによると外に階段がないため、隠し扉にしたそうです。

熱心に写真を撮っているとガイドのおじいさんが「次行くよ〜」というので、最後に撮り納めをして部屋を出ました。
大満足です。


ちなみに「世界の美しい図書館」という本の表示を飾っているのは、この図書館です。


このガイドツアーでは他にも大理石の間、音楽家ブルックナーゆかりのパイプオルガン、そしてブルックナーの遺体が安置されている地下霊廟を巡ることができます。

大理石の間

ブルックナーゆかりのオルガン



アクセス

ザンクト・フロリアン修道院図書館はツアーでしか入場できません。
ですので、ツアーが催される時間帯に訪問するしかありません。
2019年中は5月1日から10月13日まで、11時と13時そして15時の3回です。
これらの時間に間に合うように向かいましょう。
所要時間は1時間程度、料金は10.5ユーロです。
詳しくは公式サイトをご覧ください。

今回はリンツ駅からバスで向かう方法を紹介します。

乗車バス停 Linz/Donau Hbf (Busterminal)
降車バス亭 St.Florian b.Linz Altenheim

バスの乗車券は、乗車時にバスの運転手さんから購入するか、ÖBB(オーストリア連邦鉄道)のアプリ(android/iPhone)で購入できます。
私はアプリで購入しました。

Google mapでは30分間隔と表示されていますが、これは嘘です

ÖBB(オーストリア連邦鉄道)のアプリによればお昼は30分間隔ですが、午前や13時半以降は1時間間隔です。

それでは具体的なルートと写真を紹介していきます。
まずはリンツ中央駅(Linz Hbf)にあるバスターミナルに向かいます。

リンツ中央駅のバスターミナル

電光掲示板にバスの系統番号が表示されます。

ザンクトフロリアンに向かうのは410番のバスです。
9:30発、その次は11:30発です。

バス停から修道院までは細い坂道を上がります。
徒歩5分もかかりません。

坂を上がると門があり、このような看板がありますので奥に進みます。

右手側に売店入り口があります。

レジにてガイドツアーに申し込みしたい旨を伝えて、料金(10.5ユーロ)を払います。
するとこちらのチケットと英語のオーディオガイドを貸してもらえます。
有線イヤホンをお持ちの方は機器に挿して持ち歩けるので便利です。

この売店のおばさんはとても親切で、私の英語が拙いと知るや否や、とてもゆっくりわかりやすいように話してくれました。とっても嬉しかったです。

時間が近くなると中庭の噴水に集まります。
そして奥の扉から入場します。

帰りは入口を出て右にあるバス停(St.Florian b.Linz Stift)からリンツ中央駅に戻ります。
来た時のバス停とは異なります。

乗車バス停 St.Florian b.Linz Stift
降車バス停 Linz/Donau Hbf (Busterminal)

バスは30〜1時間半間隔でやってきます。
乗り遅れないようにしましょう。

バス停からの風景

途中の風景ものどかでとても癒されます。


最後までお読みいただきありがとうございました。


⭐️ヨーロッパの美しい図書館シリーズ
その1 ストラホフ修道院図書館 【チェコ】
その2 デンマーク王立図書館 【デンマーク】
その3  ストックホルム市立図書館 【スウェーデン】
・その4 ザンクト・フロリアン修道院図書館 【オーストリア】
その5  オーストリア国立図書館 【オーストリア】

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Shun Hazama

狭間駿。 ヨーロッパの鉄道や建築に惚れ、過去EU13カ国40都市をひとりで訪問。 主に過去訪問した定番な観光地からマニアックな場所まで、自分が撮った写真とともに紹介していきます。

ヨーロッパのオススメ観光地

実際に訪問して撮ってきた写真と共に紹介していきます。
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