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#23_タモリのオールナイトニッポン 感想

タモリと星野源。
こんな豪華な組み合わせは普段はテレビでもなかなか見ることはできない。

音楽家としてのタモリと星野源。
ラジオパーソナリティとしてのタモリと星野源。
ただのカルチャー好きのタモリと星野源。
先輩、後輩としてのタモリと星野源。
1人の人としてのタモリと星野源。

色んな側面を持つ2人だからこそ、どんどん話が広がっていく。
相手の投げた球がミットの真ん中に入って、心地よい音が鳴るように2人の会話は聞いているこっちまで楽しくなる。

この放送の数日前、その週の星野源のオールナイトニッポンが放送され、そこで源さんが収録がとても楽しかったこと、今回の放送はただの復活ではなくちゃんと今のタモリのオールナイトニッポンになっている、ということを話してくれた。
放送を聴いてその意味がよく分かった。
源さんがいてタモリさんの話に共感し、そして源さんの話にタモリが共感する。そのやりとりがあることで聴く人を分断せず、今を生きる全ての人に向けたラジオになっていた。

何か劇的なことが起こるわけでもないし、衝撃の事実が明らかになるわけでもない。パーソナリティとゲストがただただ2人で話す。それだけなのに心が震えて、ビリビリする。そんなこの放送のことを僕はこれからも忘れないと思う。





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