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小さなパーティがあること

木曜日の夜、斎藤雄からTwitterのDMで連絡があった。
「明日の夜、PARTYで写真撮ってくれない?」

雄くんa.k.a.ゆうつぼとは、実はちゃんと会うのは4回目くらい。
名古屋にいた頃写真を撮っていたFIX!!というイベントにゲストで来てくれて、その時に撮った写真をたまたま気に入ってしばらくアー写に使っていてくれた。

先日のHotel koeの周年でGetting BetterのDJとして出演していた彼に、関東に来てから初めて会って、「ちょいちょい東京来るからなんかあったら誘ってよ」と言ったのがこんなにも早く実現するとは思わなかった。PARTYは行ったことなくて、渋谷UNDERBARも初めての場所だったけど嬉しくて2つ返事でOKした。

小さなパーティがある、ということ

PARTYは初めてお邪魔したけれど、コンパクトでお客さん同士が互いに顔見知りかそのまた顔見知りみたいな距離感で、みんな思い思いに楽しんでいて、すごくいいパーティだった。みんなが顔見知り、ということはちょっと内輪感が出てしまって敬遠してしまうかもしれないけれど、別に外様を拒絶するような冷たさはそこには存在しなくて、音楽を楽しむ、お酒を飲むことを楽しむ、会話を楽しむとそれぞれの過ごし方が在った。

まあ中溝君の卒業ということもあってお酒は飛び交っていたけれど。

顔見知りが多い空間はどうしても”界隈”みたいな括り方をされたりしてしまうけれど、それは仕方のないことだと思う。極端に言えば、大きなハコでのパーティ以外は全部そうだ。そこに行けば誰かいて、好きな音楽が流れているという場所があることは大きなパーティよりも小さなパーティの方が往々にして語られやすい。

居心地のいい場所を求めている

結局、人は知り合いがいる方が安心するんだから好きなものと好きな人がいる場所を求めるのは仕方ないじゃん?と思う。以前は自分も夜遊びしたことない友人をこっち側に引き込もうと躍起になっていたけど、わざわざ自分の行ったことのない、よくわからない場所に行こうとはなかなか思わないよね、と最近では思うようになった。

高校の友人とそのあと何年たってもずっと遊ぶ人達、大学の、会社の同期、正直そんなの狭くない?と以前は思っていたけどそれは単に皆「居心地のいい場所を求めている」からそこに落ち着くだけの話であって、誰もそれを悪いことだと思ってなんかはいないと思うのだ。もちろん僕だって。居心地のいい場所、知っている場所、知っている人達は楽だ。初めての居酒屋に一人で入るより、まず誰かと一緒に行った方が楽であることとなんら変わりはない。

初めましての人がいくらいたっていいじゃないか

それでも、自分は初めての場所に顔を出すことを億劫に思わないように歳をとっていきたいなと思う。とりわけ、いろんな小さなパーティに遊びに行ってみたい。どんな人達がいるのか、どんな楽しみ方をしているのか、ちょっと知った気になってちょっと仲良くなるのも楽しいじゃないか。一緒にお酒飲んだ相手の名前が最後まで分からなくたって、朝起きたら忘れてたって、それはそれでその日の記憶なんだから。

”クラブと生活”への反応に限らず、FIX!!とかで集客していた時もそうだけど、行ったことないけど行ってみたい、という人は一定の数いるっていうことをひしひしと感じている。おっきなパーティに行って音楽だけ楽しんでももちろんいいけど、気になった小さなパーティに行ってみるのもなかなか面白いよ、ということを伝えたい。誰も友達がいなくても、とりあえず出番の終わったDJに話しかけてみるといいよ。絶対みんな紹介してくれるから。そうやって遊び場を増やしていくことができるといつの間にか居心地の居場所がいくらでもできる。

それは別にクラブに限った話じゃなくて、趣味のお店でもコミュニティでも、カフェでも居酒屋でも、フェスでもスポーツでも、初めましてさえ越えれば...というチャンスはそこらに転がっている。夜遊びに関して言えば、小さなパーティってすごくいい入り口になるんじゃない?

だから、人がたくさんいるパーティも外タレが来るパーティもいいけど小さなパーティに遊びに行くことを躊躇いたくないな、と思いながら遊んでいる。


そろそろ、東京だけじゃなくて船橋あたりにも遊びに行きたい。

                                                      

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ハッシュタグ:#クラブと生活


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