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ない時間をどうやって捻出するのか

ありがたいことと、いつも前向きに受け取っていますが、とにかく時間がありません。

業務量に対して人が不足している(感じがする)

昨年より、本業ではうなぎのぼりでお仕事をいただいています。毎年の成長率はそれほど大きくは変わっていません。ただ、成長率が変わらないということは、毎年の業務量は恐ろしい勢いで増えていると言っても過言ではありません。その割には、我がチームの増員はどこ吹く風です。なかなか増えない。

弊社は、全体で見ればちゃんと人が増えていますけれども、増えやすいチームと増えにくいチームがあります。増えにくいチームの特徴としては、特殊性があります。SaaSやってる会社なのに、私のチームはインフラの占める部分が多く、まずインフラ屋さんの転職先として理解されていない。また、PaaS、aPaaS領域なので、相手をする人の大半が開発チームです。するとアプリの領域もカバーできないとなりません。それでいて、コンサルみたいなサービスもやっています。フルスタック前提みたいな形になっているので、我がチームの募集要項見ると、ぶったまげます。

Solution Engineer, Platform Specialist (Region)/ソリューションエンジニア プラットフォームスペシャリスト (Region)」(長い)

自分もなんでここにいるんだろうか心配になりますけれども、ともかくハードルが高めなので、応募も(多分)少なければ超えてくる人も(多分)少ない(個人的な感想です)。私のあとに入ってこられた人は一人だけです。3年以上いますけれども。去年も今年も募集してるのに。その代わり、社内でスライドしてきた大御所たちが増えましたけれども。

さて、いつものことながら前置きが長いのはおいといて。このように事業拡大に伴って、人が増えなければ、必然的に業務量が増えていきます。また、エンジニアのサポートをするという部門特性から、難易度の高いサポート依頼が多めです。

我チームの業務特性と最近の傾向

入った当初の頃は、他のエンジニアの人たちへの教育などを積極的に行ってきて、技術力の底上げを図ってきました。今でももちろん継続しているわけですが、底上げの結果、ある程度のことはすませてくれる人達が増えました。大変よいことです。ちょっとした製品説明や、機能説明、実現可能性も検証してくれれば、こちらの負荷も相当減ります。嬉しいです。が、それを乗り越えて上がってくるサポートというのは、必然的に、難易度が高いものです。実現できないものをお願いされるケースだってあります。なんとかして、実現したいようなものも出てきます。難しい商談が増えてくるとどうなるか。そうです、一つにかかる時間が増えてきます。

ある程度の前さばきが現場でできるようになって、難しい商談だけがやってくることと同時に、全体の商談数がやたらめったら増えてきているわけです。すると、難しい商談ばっかりの商談が増えてきているのが現状です。また、依頼を受けたときに「こんなに長引くなんて...」「こんな裏が潜んでいたなんて...」「こんなやばい問題をはらんでいたなんて...」みたいな、当初予測のつかないことも増えてきています。

時間の足りない結果、できなくなること

その結果、さまざまな要因が絡んで「あ、時間足りない」という現象が発生してきています。それでも「お仕事は業務時間内で終わらして、とっとと家に帰る」という目標に従ってやり遂げてきています。しかし、どうにもならないものが増えてきました。それが、本業向けの学習です。

普段から業務時間外も喜んでお勉強していますが、業務時間外は本業に関わるようなお勉強ではなく、もっと一般的・汎用的なITの学習をしています。本業に全く影響ないかと言うと、多少は影響しますが、直接的ではありません。本業にも役に立つだろうけれども、俺はもっとちがうことがしたいんだ、的な学習です。副業での執筆活動もありますから、それの準備もあります。

すると浮いてしまうのが、本業の資格取得です。バックエンドに位置する、特定プロダクトのエンジニアなので、他のエンジニアの持っていない資格を持っておくことは(対外的にも、キャリア的にも)重要な要素です。しかしまた、うちの会社の資格は難しい。なんでやねんって感じに難しい。重箱の隅とは、こうやって突くのかという試験問題を多く作ってきては、出題してくれます。だから、正しく機能を知っているだけではなく、ユースケースも理解した上で、何が一番現実的(出題者の意向をくんでいるか)なのかであるかまで深くふかーく理解している必要があります。さらには、弊社のe-ラーニングシステムで、時間のかかるバッヂを取得しなければならないといった要素もあります。今困っているのはここです(ようやく本題に入った)。

エンジニアは、何に時間を割くべきか

ある程度、自己学習をする時間や、資格を取得するための、他にも英語を勉強する時間など、さまざまな時間を確保する必要があります。そうは言っても、副業を勝手にやってるお前の所為じゃないかとも言えなくもないです。しかしですね、今どきのエンジニアが、社外に向かって何も発信していないというのは「終わりの始まり」です。アウトプットできないエンジニアは、これから、ますます厳しい時代を迎えます。

GitHub、qiita、blog、slideshare。わたしが、転職サイト(Linked-in含む)に登録している以外で、スカウトが連絡をしてくるときに、どれを見てやってきたかと言えばこれらです。もう、社外での活動をしている状況を見て、エンジニアを欲しているリクルーターは活動をしています。社外の知り合いだったりも多いケースでしょう。業界で名前が売れている人は、Twitter で「転職したい」とつぶやくだけで、たくさんの懇願が来る時代です。今ここに踏みとどまるためだけに、汎用的な技術を学び、アウトプットしていかないことは、自分では耐えられません。

どこで、どのように学習時間を作るか

とは言え、本業の就業時間内で、本業に必要な学習と受験勉強をするというのは、時間的にはほとんど不可能でしょう。しかし、他の知識学習と並行して、本業の資格も取得していくのであれば、そこをうまく使うことも考えなければなりません。Googleが昔言っていたように、20%は別の時間にとっておく方式は有効な手段です。ただ、それ以上の時間も必要だとは考えています。どのみち、就業時間のほとんどすべてを、商談に割り当てるという行為自体はひどくまちがっている状況と認識しています。最近は特に客先へ行くことも増えてしまったので、移動に時間を食われすぎているところも検討が必要でしょう。

そんなときに「即レスの人ほど「人生の損」が増えていくワケ」を見つけてしまいました。あ、わいのことや。

昔からすべての依頼に対して、一旦、即レスをすることを心がけています。すぐに返せなくても、返事をしておくことで、認識されたことが分かるとホッとするもんです。めんどうごとなら、早いうちに他の人へ割り振っておくのも重要です。

そこでどうしようかと最終的に至った現時点での結論は、「ポモドーロの休憩中だけメールの返事」です。「おい、休憩してないやんけ」となりますが、もう仕方ない。就業時間だけで仕事をぶん回すのであれば、もうこればっかりは仕方ない。でも、メールが来てなければ休憩できます。素敵。

わたしの場合は、特に午前中にしかアウトプット活動できないことが判明しているので、次のような形で日々のスケジュール変革をしようと考えています。

09:00 〜 12:00 学習時間とアウトプット時間 (原則、打ち合わせしない)
13:00 〜 17:00 打ち合わせとか
17:00 〜 18:00 1日の振り返りと、明日の計画

基本方針こんなん。それと、ポモドーロの 25分+5分 か、または53分+7分のサイクルで仕事を回しつつ、足りない時間の捻出をはかります。しばらくはやたらと込み入っているので、来月あたりから徐々にシフトしていくようにします。けっか、どうなったかについては、またご報告します。

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