見出し画像

オチが思いつかない

物事を考えながら、何かをしている風に見えて実は何もしていない。

目標と目的も分かっているけれども、そこへの道標を作ることはできる。技術書の良い点は、目標に対して、その実現方法を示してあげることができれば良いから。オチとか特に考えなくても、伝えたいことは、考え方や手順が伝われば良いので「伝え方」に気をつければ良いので、私は気楽です。インプットが十分にあれば、それらをまとめて組み上げて、何かが実現できるところがオチです。

技術書でなくても、仕事で作る文章やアウトプットは、時間さえあればたいてい到達できるので楽です。特に、オチの分かっているコンサル資料を作るのはカンタンです。しかし、真面目に調査・分析して、考察を行った上でオチを作るのは大変です。それでも、そのコンサルティングの結果、何がアウトプットになればよいか、目的・目標が明確なので、まだ楽です。仕事はある程度の枠組みができているので、とても楽です。

いつも困っているのが、こういったエッセイです。何も考えずに書き始めるので、目標を見失う以前に、何もありません。本来はオチが思いついたら、そのネタへ行くための伏線をひねり出しながら、一所懸命書いていけば良いんではないかと、考えます。が、困ったことに、人生にはそんなにたくさんのオチはなく。ひとまず、書き始めてみたら、なにか伝えたいことが出てくるんじゃないかと思って、書き始めてみます。これが、文章が長くなるポイントです。何も考えていないから、オチを探しながら、紆余曲折していくので長くなるのです。駄文は、長文になりにけり。

個人的には、短い文章でスパッと落ちまでうまく決めてくれる方が素敵だとは思うので、長文で、こんな風にだらだらだらだらダラダラするのは、ホントはイヤなんです。イヤなんですけど、ペンで文字を書いたり、こうやってキーボードでムダに長ったらしく文章を書くことが好きなんです。

そう、ただキーボードを打ったり、文章をぼーっと書いたりしていることがきっと好きなんです。そして、このぼーっと長ったらしい、役に立つかどうかもわからない何かが好きな人がいたら、今の時代、もうそれで良いんじゃないかと思うわけで。だから、無理やりオチなんてつけなくて、それでいいんだわ。

貴方がサポートしてくれると、私が幸せ。 私が幸せになると、貴方も幸せ。 新しいガジェット・ソフトウェアのレビューに、貴方の力が必要です。