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評価と友


「本当に他人に興味ないよね」

一言一句同じではないが、同じニュアンスのことを関わったほとんどの人から言われる。
しかし、このことに関しては訂正させていただきたい。
他人に興味がないのではなくて、正確に言えば他人が興味あることに興味がないのだ。(これ重要)
まあ実際興味がないことには変わりない。

「いつもなに考えてるの?」

なにも考えていない。
本当になにも考えていない。
考えていたとしても今日の夜飯なににしようくらいだろう。
周りから見た自分はいつもなにかを考えている真面目な人にでも思われているのだろうか。

「なんか壁を感じるから声かけづらい」

知らねえよ。(口悪くてすんません)
そもそも誰でも壁は作るんじゃないのだろうか。もし誰にでもオープンだったら敵が大量に攻めてくるであろう。自分はそんな壁がない状態で敵に勝てるほど強い人間ではない。

これらは周りの人の自分に対する評価とそれに対する自分の考えである。
基本的に自分は他人を簡単には信用することができない人間である。これが実際コンプレックスだったりする。

話は変わるが私には推しというものが存在する。
SixTONES」という6人組のアイドルグループである。


好きになったきっかけは正直思い出せない。
曲ももちろん好きなのだが、なによりメンバー間の関係性が好きである。
センターでグループを盛り上げて引っ張るジェシー、メンバー全員から甘やかされる不思議姫な京本大我、最もチャラそうな見た目をしながらも癖の強いメンバーのまとめ役である田中樹、グループ1の演技派で素晴らしい語彙力を持つ低音イケボな松村北斗、他担狩りといえばこの人、日々笑顔を掲げる最年長の髙地優吾、グループの末っ子であり運動神経抜群でありながら甘さマックスな歌声をもつ森本慎太郎
性格が全員バラバラで個性が強いにも関わらず、びっくりするくらい仲が良い。プライベートでも6人で出かけるほどだ。

他人を簡単に信用ができない自分からしたらこのグループのような関係性を持つ友はできないだろう。
このグループを見ていると本当の友とはなんなのか考えさせられる。
もし自分の壁がもっと薄く、簡単に破壊できるようなものであれば敵だけでなくこんな友も招き入れることができたのだろうか。


こんなことを考え、羨ましく思いながらまた1人っきりの部屋でビールを胃へ流し込む。

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