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CirKitで活動できてよかった。

こんにちは。Shoです。
今日は僕の大学生活で一番印象深い、課外活動団体のCirKitについて記事を書きます。

CirKitとは?

2006年4月にCirKitは金沢工業大学のプロジェクト活動としてスタートしました。 そして、2013年4月に株式会社として活動を開始しました。 CirKitは会社でありながら学生が主体となって、様々なサービスを企画・制作しています。 「学生の進化を創る」ことを理念とし、 学生が成長する場を自分たちで創り出していきます。ーCirKitホームページより引用(https://www.cirkit.jp/)

これだけじゃわからないですね。こんなサービス提供しています。ドン!

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https://sakito.cirkit.jp/
学食が無料で食べられるカモ?なアンケートサービス、SAKITOです。金沢工業大学のみんなは使ったことのあるサービスかな?

他にも10万を超える保護者と学校を繋げるメール連絡サービスを開発してたり。詳しくはホームページをチェック!

https://www.cirkit.jp/

僕がCirKitでやってきたこと

年ごとに活動をまとめました(4年目は割愛)。
当時考えていたことも交えながら記載します。

1年目の活動(2018年4月~12月)

僕は建築学科の学生です。対してCirKitは情報系のプロジェクトです。そんな建築学生の僕が、なぜ情報系のプロジェクトに入ったのか。以下が理由です。

- メンバーの空気感がよかった。
- 株式会社なのが面白そうだった。
- 他の建築学生と差別化を図りたかった。
- 小学~高校でのプログラミング教育の必修化について騒がれていた時期で、自分も学んでおくべきだと考えていた。

メンバーの空気感は割と重視してました。何だかんだCirKitを見つけるまでに色々なところを見学していたので。
また列挙はしていませんが、社会に出たときに必要な能力は建築の知識よりも業種業界職種問わず共通している能力だと父から聞いていたのも大きかったと思います。だから建築に限らず様々な分野に触れておくべきだし、そこで株式会社としてやっているCirKitなら色々学べそうだなと。

参加してからはRubyやRailsを触ったり、Adobeのソフトを学びつつ、CirKitについての理解を深めてました。11月にはビジネスコンテストで自社サービスのSAKITOを題材にプレゼンをしました。大体この辺りから「自分は何ができるのだろう」と考え始めていました。
情報系の学生にプログラミングで勝てるとは思えない。そんな自分がCirKitに貢献するにはどうすればいいだろう。この生存戦略が後々の全体リーダーへ就任するキッカケになっています。

ちなみにRubyで石とりゲームを作って先輩に発表してました。先輩が一日で作った石とりゲームのコードを見て唖然としました。なんだこの....技術差!?
これは遊び半分でやってても難しいぞと感じましたね。で、動画編集方面で人が足りない~って感じになり、将来プログラミングで食うことはないだろうと考えそれ以降触ることは無くなりました。
でもRubyを書いてるときはとても楽しかった思い出がありますね。自分が書いたら書いた通りに動く楽しさを体験できて良かったです。

2年目の活動(2019年1月~12月)

「自分って何ができるのだろう」の答えの一つがSNSでした。
CirKitはTwitterのアカウントを2010年に開設していたのですが、ある年を区切りに更新が途絶えていたことに気づきました。
コレが自分のやるべきことだ。そう思ってからはCirKitメンバーにTwitterを再開しますプレゼンをして(ここ大事)、投稿する内容を一任する形で運用を始めました。
これは活動メンバーが増える重要な要素になっています。

ちなみに2年目もAdobeを使って簡単な動画編集をしていたのですが、この経験が成人式の際に役立ったりしてました。動画編集は一度経験してみるといいです。ちょっと切り貼りして曲を流すだけの最低限のスキルが地味に便利でした。

3年目の活動(2020年1月~12月)

全体の統括リーダーになりました。そもそも情報系のプロジェクトで、毎年情報系の学生が全体リーダーをやっていたのに、建築学科の学生が全体リーダーをするって何事!?って思いますよね。正直僕もそう思います。ただ今は天命だったと自負しています(後述)。

やったこととしては組織体制を見直したり、新入生勧誘を強化したり、CirKitロゴを変更したり、議事録をちゃんと残すようにしたりと動きました。
僕自身はぶっちゃけ何も技術を持っていないので、様々な人が助けてくれたから乗り切れたと感じています。

特に2020年は流行病が流行り、従来通り活動できない状況でした。だからこそ特殊な出生の僕がリーダーで良かったなと思っています。特異点の年だったから組織全体はさほど流行病に動じてなかったし、むしろチャンスだった。主体性を持って動いていた人が多くいたし!何なら流行病前よりもメンバー同士の自己開示ができていた!
「流行病だから」活動しなくても「仕方がない」で許される中で、去年と変わらない活動量があったのは本当によかった。(変わらないと書いてますが、気持ち的には去年以上です!)
だから今となっては、天命が下って、自分がリーダーになるようになっていたのだと思ってます。

でも、天命であったとしても、実力不足を強く感じました。できたこともあったし、できなかったこともあったし、リーダーとして不足していたこともありました。正直、満足できてない。混乱してましたね。ずーっともがいていたような感覚でした。

ちなみにリーダー決めの大事なミーティング日、僕はインフルエンザで寝込んでました。気を利かせてくれた先輩が電話をかけてくれて、布団で寝ながらリーダーを志望したという経緯があります。

これからのCirKitに期待すること


どうなってもいい!みんなが真剣に考えた決断を尊重する!

正直、「学生団体は3年で消滅する」と囁かれている中、2006年から2021年現在まで存続しているのは奇跡だと思っています。
ここまで続いているのは、これまでCirKitに携わった方々のCirKitに対する愛、これ以外に考えられないです。

僕はこれまで活動してきて、真剣に考えてきた理想は辛辣な現実となって結果を返してくれたなと思っています。成功したと思うこともあるし、失敗したことも多くあった。
この経験は僕にとって大きな財産になっています。なんならCirKitの活動のおかげで自分が入れると思っていなかった企業に入ることができたし、CirKitを真剣に考えてきたことで一生付き合っていきたい仲間がいる。これらはお金で買えない財産だと思っています。

だから、あなたが真剣に考えた決断はきっと大きな財産になる。CirKitという環境をどんどん利用してほしいです。

挑戦しよう。リーダー職に就こう。

Q.真剣に考えれば財産になるっていうけどさ、何すればいいのさ?
A.めっちゃ簡単。挑戦しよう。リーダー職に就こう。

僕みたいな立ち位置の人間は伝えていかなければいけない。「いやいや自分がリーダーなんて向いてないですよ~」って人ほど就くべき。
勘違いしないでほしい。何も全体リーダーになれ!と言ってない。
部門リーダー?事業リーダー?正解だけど、そうじゃない。なんのリーダーでもいい。自分でリーダー職を作ろう

例えば、SNS発信リーダー、飲み会リーダー、誰よりも早くメンバーの誕生日を祝うリーダー、オフィス滞在時間No.1リーダー、掃除リーダー、カラオケリーダー、ラーメン情報収集リーダー、ささいなことを全力で褒めるリーダー....。

僕が観測する限りいた。こういう人たちがいた。これでいい。自分のできることを全力でやればいい。

存在感がある人は何かと気にかけてもらえる。すると意見を求められる機会が増える。だから真剣に考えられる機会が増える。考えを共有したメンバーとはお金で買えない財産になる。
最悪、考えが相容れないメンバーだらけでもいい。真剣に取り組んだ経験そのものがお金で買えない財産になる。

マジでなんでもいい。自分の好き、得意で前線に立ってくれ。

将来の話をすると、「真剣であること」は就活の必勝法です。あなたが真剣に活動してきたことが伝われば「この会社でもきっと活躍してくれる」と採用してくれる。逆にいえば、これが無い人はかなり苦労すると思う。

そして、就活で大抵聞かれる。「チームで何か活動したことはありますか」。CirKitはチーム活動。失敗だらけでいい。迷惑をかけたことでいい。ありのまま伝えればいい。あなたが真剣に物事を考えていて、反省ができる人間であれば評価される。

おわりに

だから僕はCirKitで活動できてよかったです。ありがとうございました。大学生活の中心でした。
CirKitのメンバーとしては活動を終えるけど、何か力になれることがあればドンドン頼ってほしい。し、もっと言えば僕自身がCirKitに仕事を依頼することで、間接的に貢献できればいいなと思っている。

これからも応援しています。CirKitに幸あれ!




あとがき-なぜ記事を書こうと思ったか-

今回の記事を書きたいと思ったのは、この記事を読んだからです。


この記事はたまたま探し当てたもので、面識がなく、関わりのない先輩なのだけれど、今の今までCirKitが存続しているのは、こうした先輩方のCirKitに対する愛があったからだと思っています。

CirKitは先輩達が続けてこなければ存在もしていないし、ここまで存続もしていない。だから面識も関わりもないのだけれど、確かにリレーのバトンを受け取ったような、奇妙な連帯感を生んでいるというか、この言い表せない感情がとても面白かった。
だからこの感情を共有したいというか、100人の内の誰かが僕と同じ感情を得ていればきっとこれからもCirKitが存続しているだろうと考えて、未来の面識がなく、関わりのない後輩へ向けて書いています。

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そう思って、リーダー退任直後、去年の今頃に記事を書く予定でした。なぜ書けてなかったかというと、必修を落としそうで留年の危機になり、危機が去った後も就活で苦しんでいたからです。

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落ち着いたのは7月頃で、完全にタイミングを逃したなーと思っていました。で、9月に出たこの記事。

後輩がCirKitについて語っている記事を観測して、「こりゃあ僕も書きたくなってきたぞ」とキーボードを叩きました。

もしよければ、彼らの記事も見てください。

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