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日記で旅の感情を"一生モノ"に

「感情」こそが旅の醍醐味

旅の魅力ってなんだろう?
人との出会い、美しい景色、ハプニング…。

様々なモノ・コトが挙げられそうだが、これらの出来事そのものよりも、それを通して揺さぶられた"感情"こそが旅で得られる1番の宝物だと思う。

「人生の豊かさは喜怒哀楽の総量で決まる」という出口治明氏の言葉があるが、一人旅はまさに喜怒哀楽溢れる体験である。

そんな溢れ出す感情を心の中にしまっておくのではなく、日記という形で言葉として残すことの良さについて今回は書いていく。

自分をより知れる

言葉にすることで自分の心の機微を客観視できる。
「自分はこういうときに幸せだ/イヤだ」というのが分かる、要するに自分自身のことをより知ることによって幸せに生きることができる。

感情にアクセスできる

写真や動画に情景は記録されているが、その時の感情は記録されていない。

どう感じたかを言葉で残しておくことによって、後で見返した時に文字を介してその時の感情に瞬時にアクセスすることができる。

おじちゃんと葉巻を吸いながら日本から来たことや、ここでの暮らしについて色々と話すことはとても楽しく、スペイン語が話せることでこうして心を通わせられることをとても嬉しく感じた。

気づけば2時間以上経っていて、真っ赤な夕日が空にかかっている。最後にお礼のチップを渡してハグをして別れたが、ほんの数時間しか滞在していなかったのにもかかわらず長らくお世話になったホストファミリーと別れるような寂しさを感じた。

Day15 キューバでの日記より

問題はここからで、ここまで送ってくれたおじさんがタクシー代として20ソル(約700円)を要求してきて、「金かかるなんて言ってなかったじゃんか!後出しなんてセコい!」「百歩譲って払うとしてもこのわずかな距離でこんなに請求するのはありえない!」と文法ぐちゃぐちゃのスペイン語で怒りをぶつけた。向こうも譲る気はなく結局仕方なく払ったが、完全にイライラした状態で運転手とペルー人の乗客2人と一緒に出発した。

Day75 ペルーでの日記より

「俺とShoは兄弟で一緒に寿司を作っているんだ!」とカイルが他のゲストに嬉しそうに話していたことや、通りがかりに「すげー!食べてみていい?」と声をかけてくれて食べてもらうと「めっちゃ美味しい!」と言ってくれたことがとても嬉しかった。

Day85 チリでの日記より

アメリカ大陸を一人旅した142日間、毎日日記を書いていた。

帰国して日が浅い現在はもちろん、何十年後でも日記を読むだけで当時の感情を瞬時に思い出せるだろう。

「おじいちゃんが25歳のときこんな旅をしたんだ」と将来孫に語ることが今から楽しみ笑

一人旅に出た時、ぜひ日記を書いてみてください!

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