見出し画像

【アメリカ大陸縦断記Day64🇨🇴】勇気を持って話しかけることが一人旅を百倍楽しくする

10月1日からアメリカ大陸を一人旅しています。

刺激的な日々の中で感じたこと・考えたことを一言一句逃すまいと毎日日記を書いています。

12/3(土)

日帰りで片道2時間かかるグアタペという町に行くため9時前にホステルを出た。駅前の屋台のエンパナーダ、駅でのメトロのチケットとスムーズに買うことができて嬉しい。メトロの窓からは山の斜面にぎっしり並んだオレンジの屋根が見え、スラムでの生活はどんなんだろうと思いを馳せていた。

Caribe駅から直結のバスターミナルに行くと、ボゴタのバスターミナルよりも大きくて多くの人でごった返していた。セキュリティの人にどの窓口でチケットを買えるか聞いてから向かうと、道が封鎖されていてバスは運行していないと言われた。こうして思い通りにいかないことは慣れているのでそこまで動揺せず、とりあえずホステルに戻って他のゲストと仲良くなって一緒に観光できればいいなと考えてメトロに乗った。

バスターミナル

ホステルのエントランスロビーには同じドミトリーの男性が2人いて、2人とも一人旅っぽかったので自分も混ざれそうだなと思い声をかけた。スイス人のサイモンとドイツ人のマイケルでコスタリカで出会ってからパナマ、コロンビアと一緒に旅をしているらしい。「今からブランチ食べるけど一緒に来る?」と聞かれ「朝ごはん食べたし2人ともドイツ語で自分が入ったら邪魔にならないかな…」と思ったが、「そんなの気にする必要なくない?チャンスなんだから行け!」と自分に言い聞かせて「行くわ!」と答えた。2人とも気を遣ってくれたのかドイツ語ではなく英語で話してくれたのでありがたかった。

おしゃれなカフェに入り自分はスムージーだけ頼んだ。客の大半は外国人であちらこちらから英語が聞こえ、向かいのカフェではアメリカとオランダの試合を観ているアメリカ人がどでかい声で一喜一憂している。サイモンは建築の仕事をしていたが辞めて今は次の仕事が始まるまでのバケーション、マイケルは大学院生で半年間休学していると言っていた。ハバナで会った旅人しかり、この旅の中で一定の期間余白を作って旅をする人に多く出会ったが、学生にしろ社会人にしろ日本でもこういう選択肢がもっと増えないかなぁと考えていた。さすがスイス人とドイツ人と言うべきか、勉強や仕事、移民の受け入れ政策など真面目な話題が多かった。

一度ホステルに戻り、ビールを飲みながら日記を書いたりワールドカップの試合を観ていた。16時にサイモンとマイケルとUberを拾い、かつて世界最悪のスラム街と言われ現在はメデジン1の観光スポットとなっているComuna13のウォーキングツアーへ向かった。

参加者は15人くらいいてドイツ人とオランダ人が多かった。スラムを目の前で見たときには迫力があったが、家の前を通るとテレビを観て過ごしたり意外にも普通の日常が広がっていた。

ツアーの後半にはすっかり暗くなっていて、山の斜面にぎっしり建てられた家の光で成り立つ夜景はこれまで見てきた中でも一番と思うくらいに綺麗だった。

ツアーが終わってからは屋台でサンドイッチを買ってホステルに戻ってから食べた。

こういう屋台が安いしおいしいしで最高

入口横のスペースでは昨日と同じくゲストが飲みながら交流していて、すでに盛り上がっているところに突っ込むのは勇気がいるなと思いつつタイミングを見計らっていると、昼に会って軽く挨拶したスイス人のデイビッドが横の席に入れてくれた。時折ゲラゲラ笑いながらめちゃくちゃデカい声で話しているスコットランド人のジャックは卓を牛耳っているうちの1人で「話しかけづら…」というのが第一印象だったが、いざ話してみるととてもフレンドリーで「俺アーセナルファンだけど冨安はまじで最高だよ!」と言ってくれたり、お互いの仕事や文化の話で盛り上がった。

ビールを飲みながら世界中の旅人と交流するのがホステルに泊まる1番の醍醐味

その後「土曜だし踊りに行こうぜ!」となりまずはサルサバーへ。サルサミュージックとそれに合わせて優雅に踊るコロンビア人によって作り出される素敵な雰囲気の中、サルサダンス初心者の旅人同士で楽しく踊っていた。

0時すぎにサルサバーを出てクラブを探すが、どこも満員で5個目くらいでようやく入れた。フロアごとに音楽のジャンルが違ってまずはレゲトン、その後はテクノとぎゅうぎゅう詰めの空間で踊ってはしゃぎまくったのは最高の時間だった。

夜中3時でこの盛り上がり

Uberでホステルに戻ったのは3時すぎだったが、入り口のスペースではまだ何人かが飲んでいて、部屋に入ると12人中2人しかいなかった。世界一と言っても過言ではないメデジンでのナイトライフを大いに堪能した思い出に残る夜となった。

この記事が参加している募集

旅のフォトアルバム

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?