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ギャルふたりに連れられてイケガクに初登校した話

おれ、しょ!無職!

仕事を辞めて無敵になったので、9月3日から2週間以上、神戸と東京を旅して回りました。約4年ぶりの県外旅行、友人たちと遊べて、気が狂うほど楽しかったです。

旅行で豪遊した わたしが東京で体験した、衝撃的な出来事がこちら。

ギャルふたりに連れられて、池袋BL学園(イケガク)に初登校してきました。

イケガクとは、いわゆるコンカフェ(コンセプトカフェ)ってやつです。制服を身に纏った男性キャストさんたち(在校生)が、お客さんである我々(登校生)とお話してくれる他、カフェなのでお友達とおしゃべりしながら、在校生同士のコミュニケーションを眺めてお茶を楽しむといった、貴族のような遊びができます。

キャストさんたちには、それぞれ学年の設定がされており、ネクタイの色で学年を判別できます。ちゃんとしてますね。
公式HP、YouTubeチャンネルなどもあるので、観てみるとわかりやすいです。
ちなみに、わたしは、いまだにYouTubeの動画を観るとき、なんともいえない気恥ずかしさで毎回、両頬を叩いて気合を入れてから観ています。

続いて、ギャルたちの紹介。
ふたりとも、何度もイケガクに通っている熟練の登校生です。


りゅちゃん
春日部のギャル、かわいい、つよい、オタク(腐)、絵がうまい、歌もうまい。ネイリスト検定1級所持。ホストクラブで、ホストとライン交換したのち横山三国志のスタンプを使ったら、「お前2ちゃんねらーだろ!!?」と言われたことがある。

もちこ
町田のギャル、かわいい、オタク、ゲーマー、夢女子、手汗がすごい。イケガクでの推しは成田飛雄馬くん。「町田は神奈川」の地理ネタを背負ってたくましく生きている。感情が昂ると碇シンジみたいな口調になる。手汗がすごい。

ギャルたちは、わたしより7歳年下です。
いっしょにいるあいだ、付きっきりで介護をしてくれました。

そんなギャルたちに、以前から、「しょが東京来たらイケガク連れてってやるから!」と言われていたので、すごく楽しみにしていました。
ただ、自分、ちょっとだけナメてたというか、マジで油断してたので、このあとドえらい目に遭うなんて思いもしませんでした。


池袋駅からそこそこ歩き、イケガクのあるビルの目の前には、ネットミームになった「ココが!すごい!!!」の大学があります。

扉を開けると、アンティーク調の内装でオシャレだなあと思っていたら、颯爽と在校生が出迎えてくれました。

大和くん「おはよ〜!!」 

中に入った瞬間から、我々はこの学園の生徒なので、「いらっしゃいませ」ではなく「おはよう」なんですね。

奥のテーブルに案内され、わたしは期待と緊張でそわそわしてたんですが、ギャルたちは自宅か?ってくらい寛いでました。
さすが〜。

りゅ「この子(しょ)は初めてだから、説明してあげて」
大和くん「オッケ〜!!」
大和くん「じゃあまず名前!何て呼ぼっか?何て呼ばれたい?」
りゅ「◯◯で」
もちこ「◯◯で」
しょ「じゃあ、しょで、、、(テレテレ)」

大和くん「しょ、、、?!」(大声)(驚愕)(困惑)


すまない、本当にすまない。そんな驚くと思わなくて。しょは、ずっとしょでやってきたものですから、、、その、あんなにチカラ強く名前を口にされたの、はじめて。

大和くん「しょちゃんね!」(ニコッ)
しょ「^ ^ −///」(ニコッ)(ビリッ)(唇の皮が裂ける音)


続けて、学園内でのルールやシステムなどを説明してもらいました。

大和くん「そういえば、年齢って」
しょ「ァ、ゥ? さ、3、」
大和くん「違うでしょ!?さっき説明した!!君は今日この学園に入学しました!!高校1年生!!、16歳!!わかった?!」
しょ(16歳)「はい!!」
大和くん「でも、飲み物には、魔法のお水とかもあるからね」


アルコールもご用意可能のようです。
それにしても大和くん、丁寧でハキハキしてて、優等生タイプに見えるのに、バチバチにピアスしてて、好(ハオ)とか思っていたら、

豊中理音「あ、大和だ」

別の在校生がテーブルに来て、大和くんの後ろにしゃがみ、シャツの中に手を突っ込んで、コミュニケーションを取り始めたのです。 

豊中理音「大和好き」
大和くん「いま、説明してるから、、、!」(ガタン、ガタン

ヮ、



ワァッ√﹀\_︿╱﹀╲/╲︿_/︺╲▁︹_/﹀\_︿╱▔︺\/\︹▁╱﹀▔╲︿_/︺▔╲▁︹_/﹀▔\⁄﹀\╱﹀▔︺\︹▁︿╱\╱﹀▔╲︿_/︺▔\︿╱\︿︹_/▔﹀\_︿╱▔︺\︹╱﹀▔╲︿_/︺▔\╱﹀╲▁︹_/﹀\_︿╱▔︺\︹▁︿⁄╲︿╱﹀


思わずテーブルの上に置いてた、自分のおしぼりを引っ掴んで、顔を覆って泣いちゃった。赤ちゃんがびっくりして泣くのとおんなじ。
2次は平気なのに、3次だと見ちゃいけないもの見てる気がして、恥ずかしくなるというか、妙に照れる。「30分のBLドラマを1時間半かけて観てる」て友人に言ったら、「観るのやめたら???」て言われたけど、気になるから観てしまう。

大和くん「大丈夫?」
しょ「続けてください」 
りゅ「しょ、おしぼりで顔ふくのやめなよ」



ひと通りの説明が終わり、在校生たちがテーブルから離れました。初回で相手の乳首こねくり回すコンカフェすごくないですか?早くもイケガクの洗礼を受け、瀕死状態のわたしに、ギャルたちが「あいつら、すぐおっ始めるから気をつけろ」と助言してくれました。気をつけようがない。

以降は、在校生が定期的にテーブルに来て、話をしてくれました。

どこ住みかの話になり、町田は神奈川?東京?の流れに、町田住みのもちこが「もぉどっちでもいいよお!!!!!!!!」と碇シンジ調で発狂してました。

***

りゅ「自分(左右)どっち?」
むぎくん「どっちに見える?」
りゅ「話したことないから分かんないな〜、でも受けっぽく見える」
むぎくん「受けかあ〜」
りゅ「攻めたいの?」
むぎくん「そりゃあ、攻めたいよ。最近は可愛いほうが逆に攻め!みたいなパターンだってあるし」
むぎくん「だから、貴様は攻めだ!!て言われたことあるよ」
りゅ「貴様は攻めだ!!って、、、そんな武将みてえな奴がくるの???」

りゅ「抱き合え」



しょ「大奥のギャルだ、、、!!!」

でも、武将の登校生殿の趣向?言いたいこと、ちょと分かる気します。そういう商業本ありましたら、ご一報ください。

***

しょ「ネクタイの色で学年が分かるんだね」もちこ「そだよ。赤のネクタイは何年生?」しょ「い、いちねんせい」
もちこ「緑は?」
しょ「3年生?」
もちこ「赤は?」
しょ「2年生!」
もちこ「緑は?」
しょ「3年生!!」
もちこ「黒は???」

しょ「アゥ、ア、、くろ?????」 

***

りゅ「しょ、山口から来た」
百(もも)さん「山口? 俺、こないだ旅行行ったよ」
しょ「?!どこ行った???」
百さん「山賊」
しょ「*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*」

山賊は山口にしかない、エンタメ性のある飲食店。
都会で山口の話が出るのは嬉しいですね。

***

りゅ「しょ、ポッキーゲーム頼めば」
しょ「ポッキーゲーム???」

妄想カップリングポッキー(正式名称)とは
①登校生である我々が、在校生2名を指名。(左右の指定も可)
②登校生がリクエストしたシチュエーションを、在校生が目の前で演じる。
③在校生がポッキーを食べ、「ごちそうさま」して終了。


大和くん「ポッキーゲームは、いかに在校生を美味く料理するか!いかに腐らすかだから!!」

しょ「そ、それって、そんなん、、、」


実質、創作じゃないですか!!!!!



在校生2名は、先程の大和くんと理音くんを指名。

りゅ「理音攻めの、大和受けでいいよね。シチュどうする?」
しょ「う〜ん、」
りゅ「大和の髪型と雰囲気が、清居※に似てんだよね。セリフでも言わせる?『キモい』とか」
しょ「すごくいいとおもいます」

※ドラマ 美しい彼 に登場する主人公のひとり、清居 奏。タイトルの通り、美しい。ツンデレ受け。もうひとりの主人公に対して「キモい!!」と罵倒するが、話が進んでいくにつれて「キモい!!」から「キモい、、、♥」に変化していく。(個人の感想)

しょ「イチャついてもらって、最後に受け側が満更でもない感じで、『キモい』て言ってもらお」
しょ「どんなふうにイチャつくかは、本人たちに任せよう、プロだし(?)」
りゅ「オッケー、じゃあ呼ぶわ」

豊中理音「度合いは?」

度合い?!

豊中理音「えっちなの好き?」
しょ「えっちなの好き」(動揺)
豊中理音「えっちなの好き?!」
しょ「えっちなの好き」(白状)
豊中理音「えっちなの好きなんだ?!?!」しょ「え"っ"ち"な"の"好"き"ィ"ッ"」(陥落)(号泣)(羞恥)

豊中理音「おもしれェ女」







いちばん爽やかな見た目してて、やってることがいちばんエグい。
豊中理音。その名、しかと胸に刻もう。

登校生のスタートの合図で、ポッキー劇場が始まります。
イスに座ってる理音くんの膝の上に、大和くんが跨って、なんか言い合ってたんですが、視覚からの情報量が多すぎて、ふたりの会話が頭に入ってこない。

しょ「ワァッ、ワァッ、ワァッ、ワァッ、ワァッ、ワァッ、、、!!!」

ちいかわと化す無職。
しばらくして、理音くんが大和くんを押し倒してしまいました。

参考画像

                                               
理音くんが「お仕置き」みたいなことを言いながら、自分のネクタイを外して大和くんの手首を縛ったあと、ついに腰を振り出してしまった。セッ、、、


しょ「お"か"あ"さ"ん"!!!!!!!、た"す"け"て"!お"か"あ"さ"ん"!!!」


ゲタゲタ笑いながら、大パニックになってる しょを撮りまくるギャルたち。
事後、大和くんがちゃんと「キモい」と小声でつぶやいたあと、キスしてるふうに見えるよう、ふたりが1本のポッキーをポリポリ食べ合います。
最後に「ごちそうさまでした」で終了。

この年になって、泣いて母親に助けを求めるなんて思いませんでした。
これが池袋BL学園、、、理解(わか)らせられてしまった。


もちこ「いい? しょちゃん、ポッキーは えっちなおやつだからね?わかった???」
しょ「こんなのポッキー見るたびに思い出してしまうよ」

もちこ「パブロフの しょ!」


***

りゅ「トイレ行ってくる」
もちこ「しょ、宿題やらなきゃ」
しょ「アンケートのこと??」
しょ「好きなシチュエーションは何ですか。いざ聞かれると迷う」
もちこ「売り専してる受けを攻めが買う」
しょ「ずいぶん具体的ィ、そゆの好きなの?^ ^ −」

もちこ「元カレが売り専してた、、」


しょ「」(絶句)

***

ギャルたちが「酸素吸いに行ってくるヮ」と、何度かタバコ休憩しにテーブルを離れることがあったんですが、その間、在校生がちょいちょい話しかけに来てくれました。ひとりで登校する人も多いんだとか。
こんなに気を回してもらえるんなら、ひとりでも来やすいだろうなと思いました。


りゅ「しょ、もっかいポッキー頼む? 奢るよ」

ジュース奢るよ、みたいな感じで言ってきた。
お言葉に甘えさせていただきました。


りゅ「組み合わせどうする?」
しょ「百さんと、誰にしよう」
りゅ「理音メッチャ攻めてたから、受けやらせようぜ!」
しょ「いいね (強めの同意)」
りゅ「遊び人の噂が広まってる百に、理音が『遊んでるってホントですか?誰とでもキスできるんですか?俺とでも?』て絡んで、返り討ちにあうやつ」
しょ「監督じゃん、、、」
しょ「監督じゃん、、、(2回目)」

りゅちゃん、1回目のポッキーといい、パッと短時間でシチュ思い付くのすごくないですか?

シチュをリクエストして、ポッキースタート。

豊中理音「百先輩、遊び人てホントですか?」
百さん「ん〜?なあに」(ケータイ見てる
豊中理音「SNSで噂広まってましたよ」

しょ「それ、見たかも、、、」
りゅ「ツイッタで見た」

突然のガヤ。

豊中理音「俺、先輩のこと気になってたんですよね。綺麗だなって。ずっと話がしたかったんです。」
百さん「そうなんだ」

このあたりで、理音くんが、百さんの膝の上に乗っかった気がする。

豊中理音「噂が本当なら、俺ともキス出来ちゃうんですか〜?なんて、」
百さん「いいよ、してあげようか」
豊中理音「え、」
百さん「キスだけでいいの?それ以上も出来るけど」
豊中理音「あの、」
百さん「(タチネコ)どっちがいい?」


しょ&りゅ「ワァッ、ワァッ、ワァッ、ワァッ、ワァッ、ワァッ、、、」


膝の上に乗ったまま、ポッキーを食べ合って終了。
百さん、金髪だったので遊び人設定合ってたし(素の喋り方や雰囲気は、すごくおっとり)、さっきまでイケイケで攻めてた理音くんが、「ごめんなさい!!耳はダメ!!」て言いながら先輩に攻められてる姿を見て、スッとしました。最後、「アァッ、ちん◯ん触んないで!!」て言うてた。

りゅちゃん、今回は自分の癖(へき)を詰め込んだリクエストをしたので、いっしょに ちいかわ化してました。もちこがバシバシと、わたしたちの反応を写真に収めていました。


妄想カップリングポッキーは1回900円弱で、このような絡みが拝めるコスパ最強の貴族の遊びです。



学園内での出来事は、大体こんな感じでした。まだまだ知らない世界があったんだなと、すごく社会勉強になりました。
これを書いているあいだ、思い出して恥ずかしくなって、合間でYouTubeで犬の動画とか観てインターバルを挟みながら、作業してました。

イケガクのキャストさんたちには、体に気をつけて(色んな意味で)、これからも登校生たちに夢と希望を与えてほしいと思いました。

いっしょに遊んでくれた、りゅちゃん、もちこに感謝。
ここまで読んでくれたあなたにも感謝。