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庄原ってどんなところ?

東京に戻り

東京に戻った私たちは、改めて庄原で感じたことを話してみることにしました。
メンバーの一人「ウッチー」が開いているA.U.S 東京というお店にメンバーが集まります。

何もないけど

庄原の人に住んでいる場所のことを聞くと、「何もない」という言い方をする人もいます。この「何もない」場所にどうやって人を呼んだら良いのか?と。
しかし、これと言ってオススメの何かがある訳ではないかもしれない庄原の土地には、こんなものがあるんじゃないかと思っています。

・どこを切り取っても、緑と山と空が広がる風景
その場を楽しませようとする気遣いを持った人たち
・しっかりとした味がする。大地を感じる食べ物

そして、庄原で会う人たちの話を聞くと、何もないかもしれないその場所で、それぞれの生活を楽しんでいるように感じました。

夢の叶えやすい場所

庄原の「人」たちは、話している相手のことを、「自分ごと」として考えてくれる人が多いように感じました。
例えば「牧場をやりたい!」という人がいれば、すぐに元牧場だった土地と近くの住まいを紹介してくれたり、「自分で小麦から作って、パン屋を開きたい!」という人がいれば、小麦を作るのに適した土地を教えてくれる。など、新しいことにチャレンジしたい人に対して、反射的に協力してしまう人たちばかり。

やりたいことを応援してくれる人がたくさんいる土壌があり、しかも庄原の古民家の価格を聞くと、中には100万円台から購入できるものもあるとのこと。

生活に必要な費用が抑えられて、チャレンジすることに協力する人たちに囲まれている。そんな「夢の叶えやすい場所」なんじゃないかと思ったのです。

未来の白川郷になる

庄原を車で回ってみて気づいたこと。それは建っている民家のデザインが統一されていることです。
古くからある工務店が今でも昔からの手法で家を建てているそうで、最近建てた民家であっても、古い民家とそんなに変わらない印象を受けました。
首都圏でよく見かける大手住宅メーカーが作っているような形状の家が、ほぼ見つけられなかったと記憶しています。

あと30年くらいしたら「白川郷」みたいになるんじゃないか?

そんな妄想をしてしまうような、景色が続いていました。

しかし空き家になっていた

そんな里山の風景と一体化したような民家も、実際は空き家が多いという現実がありました。
ある空き家の近くまで行ってみたところ、残置物がそのままの状態で残されていました。

古民家の多くは空き家になっているという事実を聞いて、私たちはこんな風に思いました。
・このままにしておくと、おそらく取り壊すことになりそう
・民家と自然が一体化したような景色もなくなっていくかもしれない
・大手住宅メーカーが参入していくかもしれない

そうなってしまったら「未来の白川郷」どころではなく、よく見かける郊外の風景と変わらないものになってしまうんじゃないかと感じました。

庄原10年ドリームプロジェクト

そこで、私たちは以下の問題解決方法を考えてみようということになりました。
「空き家問題」と「人口減少問題」です。

多くの地方で問題となっている事象ですが、庄原で私たちだからできる方法で考えてみることにしました。


次で、その具体的な方法をお伝えします!


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