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【貯金】開業前にすべきこと ep0(エピソードゼロ)

 開業前にすべきことというテーマで何記事か書いていますが、大事なことを忘れていました。開業するにはお金がかかるので、貯金をしなければならないということです。

 私自身、自転車チェーン店に努めていたときは貯金がほぼありませんでした。たしか、勤めはじめて2年目まではほぼゼロだった気がします。その前の営業マンをやっていた時も貯金はほぼゼロでした。

 人間には2種類あると思っていて、貯金できる人間と貯金できない人間です。私はかつて「貯金できない人間」側でした。
 開業するには必ずしも貯金がないとダメというわけではないんですが、貯金できない性質の人は開業しても失敗しやすいんじゃないかと思います。

 ということで、時間はかかっても貯金できる人になる必要があります。その方法を私なりに自身の経験を交えて解説させていただきます。

まず、支出を把握する

 貯金できない人が貯金できるようになるためには、まず自身の一ヶ月の生活費を把握しましょう。

  • 家賃

  • 水道光熱費

  • 通信費

  • 食費

  • 趣味の支出

 面倒でも最低限、上の項目くらいは把握しておきたいですね。家計簿までつけなくてもスマホのメモ帳に書いておくくらいでもいいと思います。
 私の場合は日記をつける習慣があったので、日記帳にメモしていました。

 この作業で重要なのは、大体の支出合計と実際の合計がぜんぜん違うということを目のあたりにすることです。
 「手取り20万円で、毎月だいたい15万円くらい使っているな」「つまり毎月5万円位は貯金できているはず」「なのに貯金がない」
 つまり、計算上貯金ができているはずなのに貯金がないという事実に気づけます。これが非常に重要です。

 例えば、仕事に遅刻しそうだったからタクシー使った、毎日3本くらい缶コーヒー飲む、仕事の休憩中などにコンビに寄ってなにかしら無駄な買い物をしてしまう、など「意識していない散財」が積もっていることに気づくことができます。また、「無意識の散財」をしていない場合でも、なにかしら大きな支出を定期的にしていることに気づくはずです(ボーナスのたびに高級ブランドの服をボーナス金額を超えて買ってるとか)

 まず、貯金できない原因に気づきましょう。そして、自分は貯金できない人だったんだと気づきましょう。
 貯金できない人は「貯金するぞ」と意識しないと貯金できません

別口座をつくってそこにお金を入れる

 これは私が開業してから実践した方法ですが、もう一つ口座を作りましょう
 現在サラリーマンで貯金したいという場合は、給料が入ったら毎月3万円を新たに作った口座へ移し(銀行によっては、給与口座から毎月○万円別口座に送金みたいな設定できるシステムもあります)、残ったお金は全部使っていいみたいなルールにすれば、毎月貯まっていきます。
 ちなみに、あるだけ使っちゃうタイプの人は、貯金用口座を使い込んでしまわないようにキャッシュカードを切り刻んで、コンビニでおろせないようにすると完璧です笑

 ちなみに私の場合は、最終的に生活費のための口座、お店の口座、純資産の口座の3つに分けるシステムなりました。
 毎月末に生活費口座は常に40万前後、お店の口座は常に300万前後になるように調整し、それ以上は純資産口座へ移すといった感じです。
 開業すると、仕入れやら固定費やらで貯金残高が乱高下します。そうなると、自分の貯金(というより自由になる資産)が分かりにくくなります。こうすることで、純資産の口座の貯金残高の増減で貯金できているかどうか数字で簡単にわかります。

 自動的、かつ、簡単に数字を把握できるシステムを構築しましょう

貯まったお金をみてなにができるか妄想する

 5万円あれば最高級寿司を食べに行ける、20万円なら海外旅行行ける、みたいなイメージは非常に重要です。
 60万円あれば、仕事辞めても3ヶ月生きていけるぞとなり、「いつでも辞めたんぞ」という気持ちで仕事に臨めます。
 貯金残高を意識し、そのお金でなにができるか妄想し、若干の達成感を得る。これを繰り返すことで、貯金に対する考え方が変わってくると思います。
 習慣や考え方は短期では変えられません、ちょっとづつ変えていきましょう。
 
 貯金できないマインドのままで無理やり貯金に勤しむといずれ破綻します。そうではなくて、貯金をするぞと決意し、日々の行動を変え、時間をかけて貯金できる人間のマインドに変えていくことが長期的な貯金の成功につながると思います。


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