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人は利益を取り上げられるのがいちばん嫌

もう2、3か月前の話ですが、楽天モバイルが1ギガまで0円のプランを終了すると発表しました。当時、楽天ふざけるな、とか解約してやるといった意見がかなりあったみたいです。
 楽天の意図としては、無料でまずはユーザーを囲い込もうとしてやったことで、ずっと0円だとは一言も言っていませんし、0円を維持し続けることはそもそも不可能です。
 つまり、ペイペイの加盟店への手数料無料と同じで。0円で宣伝し、お客さんを集める、いわば広告だったわけです。前澤社長のお金配りみたいなもんですね。

 元zozoの前澤社長がお金を配っていたのと、楽天モバイルの0円プラン。リスクなしで利益を得られるという意味では同じようなことです。
 しかし、問題はこういうのに飛びつく層は、それらが宣伝のために行われていることではなく、自分に与えられる給与(働いてるわけでもないのに⁉)のように考えてしまうことです。
 ですので、宣伝期間終了、無料止めますとなるとまるで自分のお金を不当に取り上げられたかのような被害妄想に陥るのです。
「この金が減ると…… まるで身を切られるよう…………!」名作漫画「銀と金」の名シーンを思い出しますね。

 ということで、無料サービスをやるときは宣伝であること、期間が限定であることをきっちり示すべきだと思いました。


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