見出し画像

【自転車屋】あとちょっと使えたらいいんだけど…【対応が難しいお客さん①】

 自転車はたくさんの部品でできています。そして、ここが壊れたら自転車としては機能しない、という部品もあります。挙げればきりがないんですけど、そういった主要部品が壊れた、もしくは壊れかけの自転車の修理を持ち込まれることがちょくちょくあります。

 そうなうと、基本的には徹底的に修理するか買い替えかになってくるのですが、お客さんによっては「あと一週間保てばいいい」「あと一か月…」なんてことを言われます。「応急処置」ですね。私は自転車に応急処置はないと思っていますが、自転車にお金を掛けたくないお客さんがよくこの言葉を使います。

 で、これが非常に困る。困ります。なぜなら自転車屋は未来予知能力がないからです。あと一か月くらいはいけるんじゃないですかねと言って、次の日にいきなり壊れることもあるわけです。

 そして、一番の問題は「お客さんは都合のいいことをずっと覚えていて、都合の悪いことはすぐ忘れる」ということです。

 さらに人間は過去を簡単に改ざんしてしまうという性質があります。言っていないことが言ったことになっていたり、その逆もよくあります。接客業や営業をやっている人なら心当たりありまくりだと思います。

「一時しのぎの処置でまたすぐ壊れますよ」と先手を打って伝えていたとしても「前に修理してもらったのに!」となるわけです。

 じゃあ、書類を作って署名して渡して、お店も保管しておくというのも手ですが、そこまでやってられるかというのも正直なところです。

 厄介なお客さんとは縁を切るっていうのが一番低コストな対処法なんですかね?難しい問題です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?