働かなきゃ症候群

今まで、常に「働かなきゃ」という焦燥感に駆られていた。
ふと「別にそこまで頑張る必要ないよね」と思った話。

自分で何かしらの事業をしていると、周りにも個人事業主や、いろいろな経営者が増えて、そういう人たちの話を聞く機会が増える。
特にベンチャーだと、人一倍働いて、やっと普通、という感覚。
休みの日もないし、寝てる時間以外の9割は仕事に関わることをしている。

そんな生活が当たり前で、それでもそんなに稼げないのが当たり前だった。

けど今は、「働かなきゃ」も「頑張らなきゃ」もやめた。

きっかけは特にない。
いつも通り考え事をしてて、
その時の議題は「普通の生活ってなんだろ」だった。

普通に8時間労働して、
手取り給料25万円くらいの給料もらって、
少しずつ貯蓄しつつ、
週末は飲み会したり、
デートしたり。

いま勤めている会社だと、
やろうと思えば、この普通の生活ができるなと。

けどなぜか、時間外は個人的なWEBサービス作るのが当たり前で、
いろんなセミナーや勉強会にお金を払い、時間を使い、
交流会に頑張って参加して、苦手なコミュニケーションを取って、
結局時間があまり取れないせいでWEBサービスを作る作業も進まず、
商材がないから人脈も意味なく、
それでいて常に「お金がない」と言っている。

うん、馬鹿なのかと。

お金も時間も有限なのだから、
そろそろ適当に動くのやめよう。

そして気張るのも疲れるから、
いかに「普通の生活」を送れるかを起点に考えようと。

別に焦って仕事する必要ない。
ある分野では異常なスピードで市場も技術も発展しているけど、
ある分野では10年前から同じ技術が使われていたりする。

自分が狙う市場が後者であれば良いだけで。
急がなきゃって焦る必要ない。

5年前に考えたWEBサービスが、
いまだに出てこないのはそういうことなんだと。
需要がないわけじゃない。
単純に見放されているだけ。

だから、土日はゆっくりする。
平日も朝まで仕事するのではなく、
ちょっと気が向いたらやる程度で良い。

そう決めたら、時間が限られるから、
無駄な動きをしなくなった。
ちゃんとリフレッシュもできているから、
無理なく仕事ができるようになった。

当たり前なんだけどね。
それがベンチャー的には当たり前じゃない。

「普通の生活」が送れるように、
その中で利益を最大化できるように、
それを考えるのが経営者の仕事かなと思う。

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