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藤井八冠のNHK杯解説デビュー

1月28日に放映されたNHK杯テレビ将棋トーナメントの3回戦第8局で、藤井聡太竜王名人が初めて解説者として登場しました。対局カードは佐々木勇気八段 vs 古森悠太五段、司会は中村桃子女流二段です。当日は王将戦七番勝負第三局と重なっていたこともあり、私は後日NHKプラスで視聴しました。

テンポが良い

インタビューなどでは言葉を選ぶが故に数秒沈黙してしまうこともある藤井竜王名人ですが、この日は指し手に対する解説がメインということもあり、打てば響くように軽快なテンポで話されていました。対局者が長考すると、司会とのやり取りになるのですが、中村女流二段のうまさもあってか、視聴者を飽きさせることなく楽しませてくれました。

読み筋が的確

居飛車の佐々木八段の指し手は、普段から研究されていることもあるだろうと思いますが、振り飛車の古森五段の指し手も解説通りに進行することが多く、さすがだと感心せずにはいられません。対局者が解説と違う手を指すと、評価値的には下げてしまうことも多く、あらためて藤井竜王名人の読みの正確さには驚かされました。

わかりやすい

日頃の大盤解説会などでは、マシンガンの様に符号を並べる説明に、私のような級位者は付いていけないケースが多々あるのですが、この日の解説では候補手に対して予想される進行を、大盤で短手数動かしてわかりやすく説明されていました。AIの示す候補手に対し、他の解説者は瞬時に意味を説明できないこともあるのですが、藤井竜王名人は「こういう意味だと思いますが、こういう理由で指しにくいと思います」等、動じることなく説明していました。とても勉強になる名解説だったと思います。

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