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第35期女流王位戦挑戦者決定リーグの展望

女流王位戦の挑戦者決定リーグは、前期リーグで残留した6人と予選から勝ち上がった6人(今期は前期挑戦者の甲斐女流五段引退のため7人)が紅白2組に分かれてリーグ戦を戦い、優勝者同士で挑戦者決定戦を行います。今期のリーグ戦を戦うメンバーが確定し、組み分けが発表されていますので、顔ぶれを確認しておきたいと思います。

日本将棋連盟HPより引用

紅組

前期は4勝1敗で紅組優勝を逃した西山朋佳女流四冠が、優勝の大本命と思います。前期は5勝0敗で白組優勝し、挑戦者決定戦で敗れた伊藤沙恵女流四段、前期は3勝2敗で残留した山根ことみ女流三段(11月24日付で昇段)が、西山女流四冠を倒すことができるかがポイントになりそうです。ベテランの中井広恵女流六段と千葉涼子女流四段、期待の若手大島綾華女流初段の活躍にも期待しています。
1回戦の西山女流四冠vs山根女流三段は、優勝を占う大一番となりそうです。

白組

優勝の最有力候補には、前期は4勝1敗で白組優勝を逃した加藤桃子女流四段を挙げたいと思います。前期は2勝3敗で残留した渡部愛女流三段、今年度は女流王将戦の挑戦者となった香川愛生女流四段も侮れません。個人的には、若手伸び盛りの小高佐季子女流初段、松下舞琳女流初段、野原未蘭女流初段がブレイクするのを期待しています。
1回戦の加藤女流四段vs香川女流四段は、優勝争いを左右する注目の一局となりそうです。

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