御礼

昨日ショウギナデシコ2019が無事開催されました。募集開始から3分で受付終了という異例の幕開けとなった大会ですが、和やかな中にも真剣勝負がある、本当に素晴らしい大会になりました。

参加者の皆さんがとても楽しそうに、でも時に悔しそうにしている姿は運営をする者として、やってて良かったと思える瞬間です。その中でも一つとても心に残るエピソードをご紹介いたします。

それは第三試合のことでした。すべての対局が終わっている中、あるチームの1局だけ、死闘を繰り広げていました。「どうですか?」とゲスト棋士に聞いてみると「んー、玉が捕まってしまったようですね・・・」と言われていたのですが、それからも尚続き、逆転、逆転と秒読みの中20分近くが経過。対局者の周りには人垣ができ、その勝負を見守ります。

「負けました」そう敗者が頭を下げると、周囲からは両者への惜しみない拍手が自然と沸き上がりました。私は大会でこのような光景を見たのははじめてのことでした。対局者の知力を尽くした戦いに、皆が感動し、心からの讃えるこのような姿を・・・。本当に素晴らしい瞬間でした。

真剣勝負と和やかさと

この大会の良いところは「真剣勝負」と「和やかさ」が混在しているところです。対局の時は全体がシンと静まり返るのに、終わると楽し気な会話がどこかしこで聞こえてきます。勝った瞬間、嬉しさのあまり涙がこぼれ落ちそうな姿、反対に自分の不甲斐なさにシュンとなる姿、どちらも良い経験であり、それは真剣勝負だからこそ感じられるものなのではないかなと思います。

ゲスト棋士

今回の特別ゲスト棋士は松尾歩八段と黒沢怜生五段。お二人とも言わずもがなのイケメン棋士。お二人のトークに参加者の皆さんは聞き惚れ、また和やかな雰囲気にしてくださいました。

特にこちらがお願いしたわけでもありませんでしたが、対局後の将棋を見回り、感想戦でアドバイスをしてくださったことも皆さんにとっては格別の思い出になったのではないでしょうか。

プレゼント交換会

今回初めての試みとして「プレゼント交換会」を企画しました。大会前も大会後も楽しい気持ちになってくれたら良いなという思いで加えてみましたが、結果的にとても良かったように思います。プレゼントにはメッセージカードを書いていただいたことで、終わった後もお話しするきっかけが作れたことで、他のチームの方とも仲良くなれたのならば幸いです。

豪華な賞品

今回も豪華な賞品をかき集め(笑)ました。渡辺二冠にはいつも大人気のぬいぐるみ、斎藤王座にはミスチルのCD(コメントサイン付き)などなど、参加者がどれも欲しいと思えるような賞品をご用意させていただきました。

(半ば強制的に高橋和が搾取したとも……( ´艸`))

また、浦野先生にはこちらからお願いする前に「どうぞ使ってください」とサイン付き詰将棋DVD本をご提供いただきました。棋士の皆々様からのご厚意でご用意できた賞品の数々。。。。誠にありがとうございました。

サポートありがとうございました

今回会場が公共施設ということもあり、参加費の上限が決まっていて、正直なところ家計は火の車状態だったのですが、noteのサポート機能を使って、たくさんの方がご支援をしていただきました。ありがとうございました。お名前は本名ではありませんので、お一人お一人に直接御礼申し上げることはできませんが、そのお心遣い本当に感謝申し上げます。

またいつの日か・・・

今回で4回目となりましたが、皆様にも徐々に周知され、また楽しかったという声をいただき、また次回も…と考えております。どうぞこれからもよろしくお願いいたします。