ショウギナデシコについて その1

皆さんこんにちは。女流棋士の高橋和です(今は将棋の森の主と言った方がわかりやすいでしょうか)。ショウギナデシコをご存知の方、そうでない方がいらっしゃるかと思いますので、まずは「ショウギナデシコ」についてご紹介します。


ショウギナデシコは2015年に第一回が開催された級位者のための三人一組女子アマ団体戦です。まだその頃女性で将棋を指す人口は今に比べて非常に少ない時代でした。また、個人で大会に出場するには敷居が高く、なかなか大会というもの自体に参加することも不安いっぱい。そこで、将棋が楽しくなる、仲間と一緒に参加できる大会を作りたいと思い、ショウギナデシコを開催することにいたしました。

ショウギナデシコは特徴ある形での大会方式を取りました。それは「午前2局の結果で3つのチームに分かれ、午後の2局で優勝を目指す」というもので(最近ですとローソン杯が同じ方式で行われました)、午前2局負けたとしてもガッカリしないようモチベーションを保てる大会に。これは私が度々お世話になっている棋友館の小田切先生から教えていただいた方式です。また、対局終了後はプロ棋士によるトークショーやじゃんけん大会など楽しむ要素も含めたものにしました。

2回目に行ったショウギナデシコ2017では初段以上の有段者は個人戦、級位者は前回同様の大会として行いました。またこの年から「感想戦にプロの先生から直接指導いただける」という特典を付けたのも新たなるものです。

そして今年。ショウギナデシコ2019はまた大会方式を考えることから始めます。近年女性アマ人口は右肩上がり。その中でどのクラスに重きを置き運営するか、また皆さんに楽しんでいただくかをしっかり考えていきたいと思っています。

これから少しずつ大会についてや、決まったことなどをこちらで綴っていく予定です。

【加筆】
ショウギナデシコは2014年が第一回、2015年が第二回の誤りでした。訂正いたします(1/8)