緊急帰国


僕は大学四年を休学して、6月末から世界一周の旅に出ました。
学生のうちに世界中を周りたい!自分の目でこの世界を見たい!それを叶える為に、休学して、4.5ヶ月必死にアルバイトをして約90万円を自力で貯めました。この決断をするまでに様々な葛藤がありました。
背中を押してくれたのは両親と友人達でした!
皆に返せるのは、無事に帰ってお土産話をすることだ!何があっても生きて
帰ってくるということを誓い、僕は旅立ちました。
6~8ヶ月の予定だった旅は2週間で終わってしまいました。
その真実を今回この場で公開します。
最後まで読んで頂けると幸いです。

一カ国目のインドで起きた出来事です。当初の予定では、20日間インドに滞在する予定でした。具体的にインド国内でどこを周るかは、細かく決めていなかったです。コルカタから入り、バラナシ、ジャイプールと周っていました。ジャイプールに着いた頃は、インドでの旅に慣れ始めていました。

ここで事件が起こったのです。ここからの話は、複雑で文章では伝わり切らない部分があるかもしれません。登場人物は僕含め、8人程です。
四日間にわたって起こった出来事を書いていきます。

ジャイプールに着いて三日目のことです。主要な観光地を周り切ってたので、街歩きをしていました。駅の近くで、インド人二人に話しかけられました。一緒にチャイを飲もうよ!インドではよくある誘い文句です。
三人でチャイを飲んで、色んな話をしました。その後ジャイプールの
ローカルな場所を案内してもらいました。まるで、インド人になった気分でした。屋台で持ち帰った食べ物を道路の端っこで食べ、締めにチャイを飲む
彼らは一切君からお金を取ることはしないと言ってくれ、全て奢ってくれました。打ち解けたころ、インドの結婚式を見たことがあるか?と聞かれました。親戚が結婚式を挙げるんだけど、そのパーティに来ない?と誘われました。僕は、旅先で現地の人に結婚式に招待されたのは初めてでした。
インド人の生活や風習に興味があったので、その誘いを受けました。

一度宿に戻り、荷物を整理して再度待ち合わせをしました。彼らは、車で宿の近くに迎えに来てくれました。車を運転してくれていたのは、彼らの友達でした。四人でパーティが行われる場所に移動しました。
移動は休憩含め、4,5時間程でした。途中で食べたご飯も奢ってくれました。
道中、車の中は音楽かけたり、パーティの話で大盛り上がりでした。
夜10時頃、親戚の家に着きました。そこは、村でした。車の通りは少なく、
静かで、涼しい。都会の疲れを癒せる場所でした。
親戚のおじさんが暖かく迎えてくれました。そこで食べた晩御飯は、インドで食べた料理で一番おいしかったです!そのおじさんは、日本に行きたいという話していました。その時はお返ししたいと思っていました!。そのおじさんは、村のリーダーらしく、村人から尊敬されている方と聞きました。
夜も遅かったので、寝る部屋を用意してもらい、寝ることにしました。
パーティは、明後日にやるから、ここで三泊して良いよと言ってくれました。それに、ドレスまで買ってくれる!君は俺の息子だから!と言ってもらえて、インド人の家族が出来た喜びを感じていました。

この後、事件の種となるものが現れます。おじさんが眠った後、三人が、
マリファナを見せてきました。そして、おじさんには内緒にしてくれと言われました。彼らがマリファナを持っているのは、ここで初めて知りました。
家を出てすぐの所で、三人は吸い始めました。僕は頑なに拒否をしました。
一日目はこれで終了です。

二日目は、ドレスを仕立てる以外に何も予定がなかったので、村の子供達と
ひたすら遊んでいました!特にけん玉は人気でした!クリケットのような
遊びも教わりながら一緒に遊びました!とても楽しかったです!
遊んで疲れたら、少し昼寝をしてまた遊ぶ。子供たちの無邪気な笑顔は最高でした!日が暮れた頃、おじさんのビジネスパートナーと名乗る男が来ました。パーティに招待されて、前泊しに来たのです。彼は、綺麗な服を着ていて、博識に見えました。その後、ドレスのテーラーと名乗る男が現れ、体を採寸してくれました。夜ごはんを食べた後は、屋上でのんびりしていました。日本よりも、星が綺麗に見えました。すると、三人が立ち上がり、僕と一緒に近くを散歩しに行くとおじさんに告げ、外に出ました。
マリファナを吸う時間です。ここで、事件が起きました。

三人がマリファナを吸っていると、そこに警察が現れたのです。一人のインド人が、僕を連れて家の中に逃げ込みました。僕はすぐに状況を理解出来なかったです。警察は残された二人を連れて部屋に入ってきました。その二人は暴力を振るわれていました。警察の手には、マリファナがありました。
更に、この日はマリファナを僕の荷物が置いてある場所に保管していたので、お前のか!と疑いをかけられたのです。そこに保管していた理由は、おじさんに見つからない一番安全な場所だったからです。僕は、自分のものではないし、吸ってもいないと言いました。しかし、信じてもらえず、警察署に連行されそうになりました。そこにおじさんが現れました。インド人三人は警察に対して、怯えながら跪いていました。
僕らは、必死に許してくださいと訴えました。おじさんは、特に僕をかばってくれました。彼は私のゲストだ!許してくれ!僕は初めて目の前で賄賂らしき取引を見ました。おじさんは、警察に身分証とキャッシュカードを渡していました。君も渡せと言われ、財布に入れていた200ドルを渡すと、投げ返されました。パスポートの写真も撮られ、四人での集合写真も撮られました。捕まると思いました。警官は、有罪になれば、6.7年は牢屋に入ることになると言っていました。その後もおじさんが警察と交渉をして、なんとか連れて行かれずに済みました。しかし、インド人二人が警察に連れて行かれました。僕をパーティに誘った二人です。

警察が去った後、家に残されたのは、僕、おじさん、吸っていたインド人の一人、ビジネスパートナーの四人でした。
おじさんは酷く悲しんでいました。俺は、君たちを信用していたのに!
そして、この村に来たこと、彼らと行動した証拠を全て消しなさいと言われました。その後一切スマホを触ることを許してもらえなかったです。
もうこの時から、生きている心地がしなかったです。
その後すぐ村から出ることになりました。ビジネスパートナーの車で移動すること、約4時間。都市部に戻りました。パートナーの家に泊まらせてもらうことになりました。逃がしてもらえた理由は、賄賂を用意すること、明日インドを出国し、日本に帰るの二点を警察と約束したからでした。
だから、君は明日お金を用意しないといけない。航空券は私が手配するとおじさんは僕に言いました。
僕の心理状態として、捕まらずに、日本に帰れるのであれば、いくらお金を取られても良いという感じで、冷静な判断が出来ない状態でした。

家に着いてからは、許可を取らないと自分の荷物を触ることすら出来なかったです。これで三日目が終わりです。この日は、殆ど眠れませんでした。

四日目朝起きると、持っているクレジットカードの限度額を聞かれました。
2枚の合計額は50万円。その二枚を使って金を買いに行くと言われました。
何故、金なのか聞くと、詳しい理由までは教えてもらえなかったです。
言われるがままに、ジュエリーショップに行き、無理やり購入させられました。この時、暗証番号を間違えて入力したり、限度額をサバ読む余裕は、僕にはなかったです。賄賂の金額を、聞いても教えてもらえませんでした。買ったジュエリーはおじさんの手に渡りました。
ジュエリーショップに入ったのはおじさんを除く三人でした。パートナーが買うジュエリーを店員と話合って決めていました。その帰り道に、日本への帰国チケットの控えのコピーを貰いました。正確に事実確認をしていないですが、僕のカードを使用をした履歴はないです。

その後、キャシングできるカードを取り上げられました。警察に賄賂を渡すためにキャッシュ必要だ。暗証番号を教えなさい。これも正直に伝えました。2枚のカードから合計25万円程キャシングをされていました。僕が持っていたカードは合計で3枚です。総被害額は約75万円です。

ジュエリーを買った後はフライトの時間までずっと家にいました。キャッシングは、何度かおじさんが、外に出掛けていたので恐らくその時でしょう。

賄賂の準備が終わり、夜になって車で空港に向かいました。空港に行く途中で残されたインド人が降ろされました。彼もお金を用意するように脅されていました。明日の朝までに金を用意しないと刑務所行きだ!と言われて怯えていました。そして、彼は僕にもう二度とマリファナには手を出さないと誓いハグを交わして彼と別れました。

残ったのはおじさんとビジネスパートナーです。空港について、おじさんは僕に近いうちに日本に行くから会おう!と言われました。俺を銀座に連れて行ってくれ、そこで大金を手に入れることができる。その一部を君に渡す。君が帰国したら、電話するから出てね。これで二人と別れました。

ここまで読んでくれた方本当にありがとうございます。もう少しだけお付き合いください

この後、無事に搭乗手続きを済ませて無事に日本に帰国をしました。

お気づきの方がいると思いますが、これらは全て仕組まれた集団詐欺です。自分は帰ってからようやくその事実を受け止める事が出来ました。すべて真実だと錯覚していました。それ程の恐怖感を煽られていたんです。警察までも全て偽物だったと思われます。彼らは信用を得るために様々なことをしてました。一度3人からお金を要求されたことがあり、そのときおじさんは彼らを酷く叱りました。俺のゲストから金を取るなんてあってはならない!二度とするな!

カードを取り上げられる時に、拒否しようとすると、俺の言うとおりにしないと刑務所に入ることになるぞと脅されました。彼らの言うとおりにするしか、無事に日本へ帰国する方法はなかったと思います。

日本に帰ってから、おじさんからの電話には一切対応していないですし、1日無視したらそれ以降連絡してくることはありませんでした。

これが、緊急帰国した理由です。旅の資金も8割ほど失い、旅を続けられる状況ではないです。細かいことを話すと、もっと長い内容になるのでここで終えます。

この出来事はとてもショックでした。彼ら以外に僕が出会ったインド人はとても親切な人が多くて、インドを好きになっていた頃に起きたからです。僕が見てきたインドは、何だったのだろう。インドに対してどう考えていいか分からなくなりました。

収集がつかなくなりそうなので、もう終わります。

同じ目に遭う方が出ないよう、今回この事実を公開することにしました。

最後まで読んで頂き、誠にありがとうございます。


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しょうご

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コメント25件

大変でしたね。お金で済んで良かったと思います。この経験は今後の人生にきっとプラスになると思います。
お金はその気になれば、どれだけでも稼げます。無事に帰国できて本当に良かったですね!
正直危機管理に関してあまりにも甘すぎるのは間違いないです。インドがではなく、そのまま旅を続けていれば、かなりの確率で無事帰国できなかったはずです。海外で長い自分もあなたの行動は背筋が凍ります。
勉強代として命を買ったと思えば安いもんです。十分すぎるほど臆病なところからスタートして、自分の力で事態を収集できる限界をわかりながら旅できれば世界が広がると思います
こんにちは!このnoteを読んでめちゃくちゃびっくりしました!
というのも、2014年の夏、学生だった自分も同じ街で全く同じシチュエーションの詐欺にあったからです・・・!!!

しょうごさんほど被害は大きくなかったですが、ジャイプール→結婚パーティーの招待→車で5時間で自宅訪問→最高の晩ご飯→君は俺の息子だから!→マリファナ→偽警察から、7年牢屋or金、の要求→彼は私のゲストだ!許してくれ!→宝石屋で金(Gold)って流れが完全一致しすぎてて、これ読みながら思い出し涙が出てきそうになりました・・・

危機管理不足などとコメントされている方もいる通り、振り返って見るとまあ典型的なダメなパターンなので何も言い返せないのですが、自分もインドの文化や生活を目で見て肌で感じたくて旅に出ていた口なので、ついつい付いて行ってしまったんですよね。

まあ後悔しても仕方ないので、今は辛いかと思いますが、前向いて下さい!健康に帰国できたので、いつかは笑い話にできると思います!(自分は帰国して3日後には笑い話にしていましたw)

機会があれば今度ジャイプールの結婚パーティ詐欺被害者の会を開きましょうw
しょうごさん、ご無事で何よりでした。。私はインドに15年通ってますが、こういう詐欺の無くならない理由を書いてみました。多分、ちょっと今はしんどいと思いますが、インド嫌いにならないでくださいね。https://note.mu/mdshanti_99/n/n201bc1358ab5
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