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文子天満宮

参拝寺社:文子天満宮

宗派:神道(主祭神:菅原道真公)

リンク:http://www.kyoto-jinjacho.or.jp/shrine/05/040/

一般成人の参観料:無料

参拝年月日:平成31(2019)年4月30日

 三十三間堂から京都駅に行きましたが、予定の新幹線にはまだ余裕が有りました。何も知らない私は、両本願寺に御朱印を頂きに行きましたが、浄土真宗大谷派及び本願寺派は基本的に御朱印の授与をしていません。連合を組む他の8派や、大谷派から分離した東本願寺派では授与しているとの事です。ちょっと残念な気持ちで京都駅の方向に歩いていると、本当に偶然、お宮さんを見付けてしまったのです。

 私は個人的信条から、御朱印が無い所は勿論、無人であっても、通りがかった寺社には参拝しているのです。その為、この下京区・文子天満宮を見付けた時も、御朱印は期待しつつ、取り敢えず中に入ってみました。

 そしたら、何と御朱印の授与をしているとの事ではありませんか!右下に切れかけている案内の様に、御朱印を書いている最中との事で、そわそわしながら待っていた所、御朱印帳のケースらしき物を持った女性の方を見掛けました。新幹線の時間が後1時間後に迫る中、御朱印を待っていて間に合うのかと焦る気持ちも生まれ、その方に御朱印帳をお預けしてからどれ位の時間が経ったのかお尋ねした所、1分程だと仰るのです。実際にどれだけの時間が掛かるのか分かりませんので、まずは神職の方をお待ちする事にしました。そうすると、2〜3分後に御朱印帳を持って、出ていらっしゃっいました。5分ならばと思い、神社の由来も知らないまま、御朱印をお願いしました。

 待つ事約5分、神主さんが出ていらっしゃいました。見てみると、何と美しく、バランスの取れた御朱印ではありませんか。御朱印巡りに於ける、偶然の出会いと云う喜びを覚えたのは、この時です。

 創建は、平安時代。祭神は、菅原道真。道真公が政争に敗れ太宰府に流され、その地で失意の内に亡くなった事は余りにも有名です。道真公死後、その乳母であった多治比文子は、庭に小さな祠を建てます。後に文子は道真公の神託を受け、北野の地に、今で言う所の北野天満宮を開きます。文子天満宮は、全国の菅公・菅原道真信仰の大元に成った為、天神信仰発祥の神社として、多くの受験生が訪れています。ゴールデンウィークでも混んでいなかったのは、私にとって大変都合の良い事で、無事新幹線に乗って、我が故郷、名古屋へ向かいました。

 それでは、またお会いしましょう!


飽くまでも趣味でやってはいるのですが、遠方へ遠征する為の軍資金(言い換えれば交通費)として、ご寄付頂けると、大変嬉しいです。 行ってみて欲しい場所とか有れば、コメントにて受け付けます。