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稲毛神社

参拝寺社:稲毛神社

宗派:神道(主祭神:武甕槌神)

リンク:http://takemikatsuchi.net/index.html

一般成人の参観料:無料

参拝年月日:令和元(2019)年5月3日

 お久し振りです。今日までの4日間、群馬での一人旅をしておりまして、更新出来ませんでした。御免為さい。

 それでは、続きです。

 妙遠寺を出た私は、無人社の新田神社を通り、稲毛神社に参ります。こちらは第一京浜国道の沿線に在りまして、立地条件は迚も良く、自動車で来られる方には大変都合が良いのです。尤も、私は徒歩での移動が中心でありますので、人が通れる道であれば(場合によっては道でない所も)何でも良いのですが(笑)。

 ここは御神木の銀杏が樹齢1000年を数えるのを見るに、細かい時期こそ不明確であれ、古いお宮である事は間違い有りません。主祭神は武力を司る武甕槌神です。鎌倉時代には名門佐々木氏が頼朝の命で社殿を造営します。一方で清和源氏新田氏とも関係が深く、それと対立した足利氏の治世、つまり室町時代には社領を削られてしまいますが、それでも強く信仰を集めました。安土桃山時代の太閤秀吉と、江戸幕府からは加増を受け、長い江戸時代で殷賑を極めます。平安時代には武甕槌神加え山王権現も祀られますが、維新後の神仏分離の中、有栖川宮熾仁親王の提言によって、「川崎大神稲毛神社」と称しました。二次大戦中の空襲に因り社殿が燃えてしまいますが、戦後氏子等の協力で、面積数101坪の新社殿が完成し、現在に至ります。

 川崎の良い土地に在るとは思えない程の敷地の広さ、緑の多さですね。境内摂社も沢山在り、どれが本殿だか分からない位でした。

 社務所の内部には待合室が有ります。御朱印受付を済ませた後、私はここで待っていました。

 御朱印の受付は摂社のものだけでしたが、ここのお宮それ自体には兼務社も多く、それ等に関してお札等は販売しています。私が訪れた新田神社もその1つの様です。

 御朱印はこの3種類。印と書の位置、つまりデザインが全て違い、それぞれに味が出ているのが良いですね。上2つは本殿のものだからか武神らしき言葉が書かれていて、最後のは摂社の1つでお祀りしている日本武尊を尊んでいます。

 武甕槌神は東方征服で活躍した神様で、朝廷軍の東進に於いて重要視されました。鹿島神宮・春日大社も同じ主祭神との事です。日本武尊は東方征服の後、白い大きな鳥と成って天に昇った為、「大鷲」神社で祀られているのです。

 それでは、またお会いしましょう!


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