メガネをかけていた男の子が裸眼の好青年になるまで (友達紹介②)
僕は友達が少ない。
大人になってから少なくなった、という訳ではなくて小さい頃からずっとだ。
友達というのは、定義があまりないあいまいな言葉なので少し戸惑ってしまうことがある。(この人のこと友達って俺は思ってるけど、相手がもし僕のことを友達だと思ってなかったらどうしよう〜みたいなことである。どうしようもない人間なのだ。)
そんな僕でも何人かはこいつは流石に友達でしょ!!と言える、面白くて、少し奇妙で、屁をこく時でさえ許可を取らずにこけるくらい信頼している友達がいる。
今日はその中の1人の男を紹介しようと思う。
丸メガネをかけた男れんたくん
れんたくんと呼ばれるその男の子と出会ったのは、小学3年生の春だった。
その当時はあまり仲が良かったわけでは無く、ただのメガネをかけたクラスメイトくらいの関係性だったと記憶している。
ちびまる子ちゃんでいうと、まる子とたかし君くらいの距離感である。気まずいったらありゃあしない。
それでも年をとるにつれて僕とれんたくんは次第に仲良くなっていった。
中学3年生でも同じクラスになり(この時期の少し前にれんたくんはメガネ👓から裸眼へ😏)、ここでは同じグループに所属していたので、一気に仲を深める事が出来た。
当時のれんたくんはめちゃくちゃ良い奴だったのと同時にめちゃくちゃつまらない男というイメージが強かったが、一緒に過ごすことは凄く心地が良かった。
高校、そして社会人はそれぞれ別々の場所に行ったが、その間も連休が来たら一緒にサッカーをしたり、夜ドライブ🚗に行ったり、電話をしながらウイイレをしたりしていた。今書いて思ったが、サッカー好きという共通点がなければ致命的である。
れんたくんの由来
僕が彼をれんたくんと呼ぶのにはちゃんと理由がある。
小学校三年生か四年生の時、体育館に入場していた時のことである。背の順で整列して歩いていて彼は僕より背が低かったこともあり、僕の少し前を歩いていた。
体育館には小山座りをして僕たちの歩く姿を見ている下級生や上級生の姿があった。
恐らくそれがトリガーになってしまったのだろう。
体育館に足を踏み入れた瞬間だった。
彼は先程まで普通に歩いていたのにも関わらず、体育館に入った瞬間激しく横にも体を揺らし始めたのだ。
一瞬何が起こったのか分からなかった。
というよりも目の前で起きたその事実を受け入れたくなかったのかもしれない。
それくらい彼の行動はおかしなものだった。
もう一度言う。
彼は、激しく左右に体を揺らしながら歩き始めたのだ。
それも、たくさん人が見ている中で。
笑った。笑いが止まらなかった。私は必死に下唇を噛み笑いを堪え入場を続けた。
一刻も早くよきを達(前回のnoteで紹介)と集まってあの歩き方について話し合いたかった。
きっと彼は少しでもカッコよく思われたくてとった行動だったのかもしれない。
しかし、それはれんたくん以外誰もカッコいいと思っていない行動の一つだった。
その日以来、彼のその歩きは『れんたくん歩き』という名で長い間いじられていくことになる。
れんたくんと呼んでいるのはそのせいなのである。
うまく伝わっているのか不安なので画像を貼っておく。
まだまだあるれんたくんのその他のあだ名
さて、私はかれこれ10年以上れんたくんの事をれんたくんと呼んでいるが実は他にも様々なあだ名で彼は呼ばれている。
あだ名の数だけ友達が沢山いるということなので彼には自信を持って欲しい訳だが、中には呼ばれて嫌がるようなあだ名もあるので気をつけなければいけない。
なので最後に、彼のあだ名を紹介(解説付き)して終わることにする。
人柄についてや、彼とのエピソードはまた別の機会に書こうと思うので首を長くして待っていて欲しい。
⭕️れんたくん、その他のあだ名⭕️
・福士蒼汰→普通に知り合いの中では3番目くらいにカッコいいから
・イケメン→同上
・イケ、メンタくん→くまれんたくんの応用
・くまさん→彼の苗字に熊が入っているから
・れんたくんデブルイネ→プレミアリーグが好きだから
・くま、れんたくん→これ結構お気に入り
・らりるれれんたくん→LINEの名前はこれで登録してる
・れんた→普通
・ロン→ハリーポッターのロンに似ている時期があったから
・パピプペポンタくん→理由なし
・れれんれれんたくん→これ以外とお気に入り
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