雑感 若手の台頭、他ゲームとの関わりを通して思うこと

しっかりとまとまった文章でないと発信できないと考えてしまい、結果として文章を書くのが億劫になり、発信量自体が減ってしまうという現象にテコ入れをしたく、「Twitter(X)で呟くには長いしnoteで書くには短い」みたいな文章をあまり考えずに投稿します。


若手の台頭

最近のスマブラコミュニティ、若手強すぎです。先日のスマバト九龍でも象徴的だったけど、あまりにも異常な強さだなと思う

まず若手という枠組みを除外したとして、個人的に2008年からこのコミュニティにいる身としてほぼ間違いなく言えるのが「2024年の今が一番日本のプレイヤーが世界の中で強い」ということです。

Smash Documentaryなるものを作っている立場として、ある程度色々なことを制作の中で調べたけど、"一矢報いる"ということはあれど基本的には北米のプレイヤーに日本のプレイヤーは押されているというのが歴史的に見れば変わらない流れでした。

今それはかなり逆転してると思っています。ウメブラとかはまた異なる結果だったけど、スマバト九龍ではあんなに最上位の海外勢が来て、誰もTop8に入らないとか正直異常でしょ…。

その日本勢レベルの高さを支えているのは間違いなく今10代の若手プレイヤーで、ベテランvs若手という構図で捉えた場合もこの15年くらいの中では異常に若手が強いと思います。

これはひとえにオンライン対戦環境が整備されていることによるものなのか、あるいは別の要因(例えばコンテンツ)によるものも含まれるのかは最近興味があります。

コンテンツ要因について、全然正しい自信はないけど仮説を書きます。

「スマブラSP発売と同時にSmashlogをはじめとしたメディアやYouTuberが台頭し、その段階で小学生くらいだった人が成長して今大会シーンで活躍している」

これに関してはいくつか補助となる情報があって、主観も含めると

  1. スマブラを通したバラエティコンテンツは海外よりも日本の方がずっと進んでいた(ド主観だけどSmashlogとかスマブラハウスに相当する大衆化したメディアは海外であまりないように思う)

  2. あcolaさんとのインタビューで、当時小学生だったあcolaさんはよくSKJ Villageを見ていて、それがスマブラに深入りする1つの要因だったかもしれないし、そういう人が他にもたくさんいるかもしれない

あの当時新規を開拓したいと思っていたメディアでの活動が、巡り巡って今他国と比較して若いプレイヤーが出てきやすい状況になっていたとしたらそれは良いことだなぁと思います。
(まあでも8-9割くらいはスマメイト/タミスマ/マエスマあたりが偉大過ぎたおかげだと思ってます)

自分のチャンネルでやってるスマブラバラエティ企画はこういった役割を担えているかと言うと結構微妙だなと思っていて、あんまり大衆化できていない「好きな人は好き」というコンテンツだと思っています。

作り手としてそれが好みなのは間違いなくあるけど、少なくとも今スマブラにおける動画コンテンツとしては先頭に近いところを走っていると思うので、コンテンツの在り方も考えていきたいところではあります

他ゲームと関わる上で思うこと

公開情報としては今日ポケchと関わるようになってそれは今も続いています。昨日は今日ポケchのオフイベントにスタッフという名の偵察部隊として行ってました。

他にもスト6とか、他のゲームでも企画なり番組制作をすることが今後増えていきそうなんですが、シンプルに「自分の活動の幅を広げる」ということ以上に「他のコミュニティとの横比較によって知見が広がる」というメリットを強めに感じています。

例えばポケモンで言えば、昨日のオフイベントで思ったのは「明らかに客層が違いすぎ」ということで端的に言えば「女性の割合が高すぎる」ということです。男性に絞っても「ややスマブラにいそうな人と毛色が違いそう」ではありました。

もちろんゲーム性やコミュニティが育んできたものが質的に異なりますが、ここで最近思うのは「あっちの畑で実現していることをこっちの畑でできないと決めつける理由はないな」ということです。

コミュニティの在り様って長い間続いてきたその場所での文化の延長線上にしかないと思うけど、線を伸ばし続けるだけの活動もあれば、線を別の方向に伸ばしたり、あるいは線を枝分かれさせて多様化させる活動もあると思います。

そういうことができるはずなのに、自分は今までの文化が作ってきた線をそのまま伸ばし続けることだけしかできてないんだろうと感じてます。

僕がスマブラの畑の中でしか活動していない人間だったら正直今自分が出しているコンテンツで満足してると思います。面白い人を呼んで好きなことをやって少なくとも自分は生きていけるだけの収入を得ているし…。

外の世界を知ることの大事さはこれからも感じることになるし、外の世界から学んで取り入れたいことを自分の活動に取り入れることができれば、また別の何かになるだろうし、結果としてそれがスマブラというものの裾野を広げることに繋がればこれ以上の喜びはありません。(専門書の前書きで使われがち)

ただ「外から学んだこと」というのが表面的であってはいけないと思っていて、例えばよその畑でShortが熱いから「とりあえずShortやる」「オフイベ俺達もやってみる」ではないと思います。

外から見れば表面的に見えるかもしれないけど、それが上手いこと「自分の出すものの良さを生かす形でありながら、外部から重要な部分を参考にさせてもらう」というものであることが理想だと思っています。

昔から「狭い視野の中で深く追求していくこと」は得意な気がするので、そこに「視野を広げる活動」を加えるというのが2024年の抽象的な目標になりそうだなと最近思います。

(以上で終わりですけど、結局文章が長すぎる)

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