スマバトに久しぶりに参加して思ったこと ※大会一切関係ないです

いつぶりかは分からないけど、スマバトSP34に参加しました。

最寄りの住道駅、会場である大東市立市民会館までの道のりを歩きながら、大会直前ではあるけど「なんか懐かしいなぁ」と物思いに耽るなど

住道駅(拾い物)
会場(拾い物)

というのも、自分のスマブラ歴において最も思い出が深い場所というのがこの大東市立市民会館であり、スマブラXの時代から今のSPまでずっと同じ会場で大会をやっているわけです。(規模に応じて使用する会場のスペースは変わっていったけど)

自分にとっては色々あった場所で、自分の人生の中でも最も大きな出会いのうちの1つはここで生じたし、初めての海外大会であるAPEX2014の前に当時の上位勢に稽古を付けてもらって送り出してもらったのもここだし、前作スマブラ4の大半の時期を過ごしたのもこの場所だし、前作スマバトのFinalも当然この場所でした。

色々あったけど、今回この場所に久しぶりに来て真っ先に思い出したのは、2013年の秋くらいだったかなと思うけど、大東市立市民会館の4Fの小さい会議室で行われたスマバトのことです。

当時スマブラXの人口がじわじわ落ちて行って、スマバトも参加者が減少傾向にあり、その大会は「スマバト17.5」みたいな位置付けの大会だったとは思うけど参加者が15人くらいしかいなくて、適当に対戦を回した後にそこにいた人達で紅白戦をして解散、というようなイベントでした。配信も動画ももちろんありません。そしてそれが関西で唯一にして一番大きなイベントでした。

もう1つ思い出したのは、APEX2014に向けた練習として当時住道にあった9Bさんの家にお邪魔して2人でずっと対戦をしていたことです。たった1人と対戦するためだけに京都から電車で1時間半くらいかけて行き、夜通し9Bアイクラと対戦をし、始発で家に帰る、そんな日々でした。

この2つ、どちらも当時の感覚で言っても「なんか寂しい」「いつまで続けるんだろう」と思いながらやっていたと今振り返ると思います。誰にも注目されず、誰と仲良くなるわけでもなく、半ば惰性でやってたスマブラが何に繋がるかも分からず、それでも若かったから将来のことも考えずに何となくやり続けられた、そんな感じです。

今だから言えるけど、十数人くらいのスマバト対戦会イベント、薄暗く肌寒い帰り道、一人で帰路につきながら「今日って楽しかったかな、俺いつまでこれやってるんだろうな」と思ったし、9Bさんの家から住道駅までの午前5時くらいの道のりで感じた孤独感とついでに真冬の異様な寒さは今でも結構鮮明に覚えてます。

孤独感っていうのが的確な気がしていて、誰からも注目されないし誰が応援してくれるわけでもない、俗な言い方をすれば地味でイケてない集まりだったと思います。"競技"なんて間違っても言えない、ただの"スマブラ好きの身内集団"でした。"コミュニティ"というよりも"顔見知りの集まり"でした。

今は本当にスマブラSPのおかげで良い時代になったと思います。たくさんの人が見てくれるし、応援してくれる人もいるし、強いプレイヤーがたくさんいて入れ替わりも激しく、若いプレイヤーもどんどん台頭してきています。華やかな時代だと言って良いと思います。

ただ、自分にはそんな「イケてない」時代からスマブラをやり続けていたという矜持がどこかにあることに気が付きました。今って大会も大きくなったし、舞台も華やかだし、何より強い選手ってカッコいいじゃないですか。
そうじゃなくて、自分は強くても何一つカッコよくない、誰からも注目されていない時代の生き残りの1人なんで、そういう立場としてはもう1つ踏ん張りたいなと思ったりもします。

そういうわけで、住道というスマブラコミュニティの大半の歴史を知っている場所に来ると、昔のことを思い出し、時代の移り変わりをぼんやりと感じずにはいられませんでした。あの時色々な世界線があったと思うけど、こんなに華やかで盛り上がる未来が来るなんて知らずとも、意地と惰性でスマブラをやり続けて良かったなぁと思います。

というわけで、物思いに耽っていたせいか、今回のスマバトも15分ほど遅刻してしまいました。寛容に対応していただいたのじんこさんありがとうございます。無責任な願いで恐縮ですが、これからも住道でスマブラの大会があり続けてくれればと密かに思っています。また参加させていただきますね~

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