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【解説】ギター用のネイルの作り方!


ども、キャンピングミュージシャンの山木将平です。



昨日投稿したギター用のネイルの話にお問い合わせをいただいたので詳細を記事にすることにいたしました!




さて、私がやっているギターのためのネイルはスカルプチュアというアクリルの爪をつけるものです。色々試したのですが結果強度や硬さの面でこのスカルプチュアに落ち着きました。ドラックストアにも売っていることもあります。


入門用キット的な感じで必要なものがセットになって売っているものもあります。


こんなの↓

https://item.rakuten.co.jp/la-primavera/10003346/




私は普段弾く側の右手の小指以外の指に施していますが、今回はデモンストレーションとしてまだついていない小指にやってみましょう。

スカルプチュアは自在に長さを出すことができます。元の爪はこのくらい短くても全然いけます。

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初めの処置として消毒と爪の油分を取り除いておきます。(こちらの処置はスカルプチュアのキットにはありません。グラスネイルというもののキットではこの工程がありました。一応アイテムが余っていたのでやっておきます。この工程は飛ばしてもよいでしょう。※でも衛生的には清潔にして何かしら消毒はしておいた方がいいと思います。)

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消毒液を吹きかけて乾いたら脱脂液を塗ります。

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脱脂液が乾いたら軽くこすって表面を整えます。

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ここまではオプションとして、次からスカルプチュアの作成に入ります。

※ちなみにスカルプチュアに使用する液剤は臭いが少々強いものもありますので使用環境に注意していただければと思います。(具合が悪くなったことはありません)

部屋に臭いが残ることはありませんが、ふき取ったティッシュなどをそのままゴミ箱に捨てたらしばらく臭いかも。(特にアクリルリキッド。)





まず接着しやすいように爪の表面をやすりで傷つけておきます。(スクショしたらボリュームは入っちゃった。ごめん笑)

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こんな感じ。削って出た粉はきれいに取り除いておきましょう。

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次はプライマーという接着剤みたいな役割をする液体を塗ります。

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塗って乾かして塗って乾かしてを三回くらいやりましょう。乾くといっても接着剤なので表面はべたべたした感じ。水っぽさが無くなればOK。


そして乾かしている間に、スカルプチュアの為の台紙シートを作ります。付属のシートを爪にうまくはまるようにハサミでカットします。はじめはちょっと難しいかもしれませんが慣れれば簡単です。このシートはシールになっています。

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こんな感じかな?とはめてみて調整していきましょう。

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爪と指の間にしゅっとはめ込んで隙間なくはまればオーケーです。これをやってるうちにプライマーも乾いていることでしょう。



さて次はアクリルリキッドとアクリルパウダーを準備します。

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アクリルリキッドは付属の容器にちょっといれて(結構余してしまうので少な目で大丈夫)アクリルパウダーは蓋を開けます。そして先ほどのカットしたシートのシールをはがして先ほどのように爪と指の間にしっかりはめ込み指に巻き付け貼り付けてください。


こんな感じ。

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では爪を作る工程に入ります。

筆にアクリルリキッドをつけて、垂れない程度のリキッドの量に調整します。

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そしてリキッドが付いた筆の先をパウダーにチョンと付けます。

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そうすると両者がまざったドロッとした液体が筆先にできるので素早く爪に塗ります。

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ちなみにリキッドの量が多すぎると粘度が低く、べちゃっとして乾きにくかったり乾いても強度が弱かったりします。逆にリキッドが少なすぎたりパウダーが多すぎたりすると粘度が強く成型しにくくなります。リキッドとパウダーを混ぜた時から固まっていくので素早く塗っていきます。

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どのくらいの長さを出したいか、厚みをどのくらいにしたいかによって塗る量を変えていきます。大きく作る分にはあとからカットできるので問題ありません。厚みに関してはピックの厚みと同じように音色にかかわってくるので自分の好みを見つけましょう。表面はなるべく滑らかになるように成型できれば後からやすりをかけるとき楽です。

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とりあえずこんな感じ。上手にやればもっと無駄なく塗れるでしょう。塗り終えたらカチカチになるまで待ちます。そんなに時間はかかりません。ほかの指をやっている間に乾きます。

乾いたらシートを剥がして、余分な部分を大まかにカットしていきます。

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こんなところでしょうか。今回はあえて長めに作ってみました。長さはご自身のプレースタイルにあわせて調整してください。あとはやすりできれいにして表面も整えます。どれだけきれいにするかもお好みですね。普通にネイルを楽しんでもよいでしょう。笑 スタバの店員に聞かれるよ笑(昨日の記事参照)




できたっ!

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こんな感じで完成であります。

このまま生活することになりますし、ガシガシ弾いていくのでたまに爪の端が浮いて来たりすることがありますが、補強剤として私はこれを使います。

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ギタリストの中でひそかに人気のグリーンアロンアルファ笑

こいつは釣り具に使うだけあって頑丈かつ粘度が低いのでしゅーっと隙間に入ってくれます。重宝します。



スカルプチュアを外すときはリムーバーという液体をコットンか何かに含ませてしばらく爪にあてていると、アクリルが柔らかくなって剥がれてくれます。

スカルプチュアが古くなると少し力を入れたらパコっと外れるので私はリムーバーを使っていません。





以上、ギタリストのためのスカルプチュアの作り方でした!



スカルプチュアをやり続けているとやはり自爪は弱くなってしまいますのでその辺は爪と相談ですが、私は10年以上スカルプチュアが常についている状態ですがこれといって問題は起きていません。


自爪より硬いネイルでのハーモニクスなんかは非常に気持ちがいいですよ!



一度お試しあれ!






ふぃ~る

この爪でキャンプをし、ギターを弾く動画はこちら






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