美女と野獣

ロスにいた頃

カルフォルニア・ディズニーランドに行ったことがある

全然人がいなくて
プーさんに誰も興味がなくて
プーさんの方からみんなに話しかけていた

アメリカ人は日本人と違って
表面的な他人への興味が薄い

日本のディズニーランドには
「Dining with the senses」という
2時間ずっとアイマスクをつけて
視覚を完全に遮られた状態で
知らない人と会話しながら食事をするという
特殊なプログラムがある

人には「目」があり
ファーストインプレッションは必ず外見から入る
おしゃれや化粧、肌の色、それらもそれを意識させる

そして「美しい」モノを求める

しかし、視界が遮られた状態では
握手した手の大きさや声のトーン
話し方、その他の要素でその人を「イメージ」する

自分が野獣の姿でも相手には分からない



自分の「心」に興味を持ってくれた人は
自分の姿がたとえ野獣でも好意を抱いてくれる

そんな経験をしたことがある

こんな言葉を言われたことがある
「あなたが日本人でも、頭が悪くても、関係ない
その優しい心があればいい」

日本のディズニーランドがあんなに混んでいるのは、
表面的な美しさを重視する日本人には気づきにくい
美しさより大切な「何か」を求めているからなのかもしれない

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