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ファンづくりカンパニーになりたい、という想い

この度、やっとブランドサイト(EC)をリリース(正式にはプチリニューアル)しました!

Lither Base(ライザーベース)

Live together in Baseの略称で、
「ともに生きる基盤をつくる」
というコンセプトのもと、メーカーさん×ユーザーさんと
”ともに、つくる”サービスでありたい
という想いのリテールブランドを立ち上げました。

前回の記事(https://note.mu/shoheitokumitsu/n/nd8dc5042e747)で、なぜEC事業をリテールで展開しているかの理由を触れなかったので、このタイミングで記載していこうと思います。

1、自分たちで作っていない製品を、なぜ自社サイトとして売るのか。

今、ネット通販と言ったら、Amazonや楽天が主流かと思います。
ネットで製品を探す際、この記事を読んでる人は「商品名」ググると思います。
そして、ポチっと押せば商品がすぐ届くので(楽天はすぐ届かないことが多いですが…)、何かと便利です。

そう、商品名を”検索する”と、Amazon、楽天などのページはすぐ出てきますよね。(これは出る対策を、Amazonや楽天はしているからです)

確実にユーザーニーズを掴んでいて、物凄い影響力な訳ですが、僕はこの便利過ぎる購買体験に少し違和感(面白さがない)を感じ始めたことが、自社でECをやりたいと思ったきっかけでした。

2、マーケッターとしての日本の未来の不安

Amazonの企業理念が「地球上で最もお客様を大切にする企業」
と定義して、
メーカー(提供者)<ユーザー
の構図があることは有名な話です。

今の時代、Amazonのような巨大資本がある企業が便利さを追求して、ユーザーを大量に抱えた先に何が残っているかというと、強者総取りの市場が待っているはずです。

こうなると、自社でマーケティングできないメーカーやAmazonに依存している製品は駆逐される可能性が出てきます。

そして、その先に何が待っているかというと、”本当にいい製品”がなくなるのでは、と、僕は感じています。

なくなるというと大袈裟ですが、多額のお金を投資して作った製品が価格競争にさらされ、長期的に見るとバリューが落ちていって、流通されなくなるという循環になるはずです。

これはメーカーさんと取引する中で、大きく懸念されていることで嘆いていた事実でもありました。
(メーカーさんはAmazonしか販売できない小売業者を嫌う傾向があります)

なので、このままAmazonが日本市場でのシェアが広がっていくと、少くても日本の製品は逐される未来が待っているか、いい製品が世の中に埋もれる可能性がある、と僕は捉えています。

ユーザーに最大限の価値を提供するのは、ビジネスとして正しすぎるのと、実際ユーザーに認められて大企業になっているAmazonは素晴らしいのですが、つくり手の課題もあり、マーケッターとしてなんとかメーカー側の力になれないのかと思い、ECサイトを立ち上げました。

2、なぜ、EC(ブランドEC)をものづくりをしないリテール(小売)形態でしているか

売上だけを追求すると、ものをつくらないリテールは、大量にものを扱う卸にならないと企業の成長スピードは担保しにくいです。

売上を伸ばすアプローチは既にAmazonがしています。
もはや、普通に商品を売りまくるECを展開してもAmazonに太刀打ちできるはずはありません。

ですが、Amazonにできないことが1つだけあります。

それは
”個客”に対してのサービス
です。
1人に対してのサービスの質といえば分かりやすいでしょうか?

もはや断言できるレベルだと思っています。
理由はこちらの記事を参照ください。

アマゾンが800億かけても買収したかった「ザッポスの奇跡」

ザッポスを恐れたアマゾンは,2007年1月にEndless.comを投入し,ザッポスと同等の顧客サービスに加え,規模にモノを言わせた低価格戦略でザッポスをつぶしにかかった。(この顛末は前記事にて)

しかしユーザーはザッポスを愛しつづけた。論理的に言えば「価格差ではカバーできないスイッチングコスト」が存在したわけだ。それはザッポスの誇る「普通じゃないサービス」がもたらした成果だった。

800億円をかけて買ったのは負けを認めたからであり、2009年はいえ、最高の顧客体験をつくったザッポスに白旗を掲げました。

Amazonより価格が高くても、価格を超えるエクスペリエンスを提供すればザッポスで購入するユーザーが2009年時点にいることを証明しました。

そこには、おそらく
「ザッポスが好き」
「ザッポスだから」
という想いがユーザーにあったと思います。

僕がリサーチした限り、リテールのみを行う業態では、このようなサービスを展開するのは日本で3社程度でした。

1、検索(search)<ソーシャル(SNS)
2、安さ<信頼と安心
3、利便性<共感

利便性と安さでは、Amazonには負けますが、
Amazonにできない(やらない)ことをECで展開する価値が、日本のメーカーの助けになり、また利便性ではない共感や信頼、安心を求めるユーザーが一定層いるのでは、という仮説を持って、健康美容に特化したリテールECを始めました。

3、今後の展開


そのままザッポスを目指すわけではないですが、Amazonと逆のことを展開して、生き残っていくためには、”共感者”が必要だと考えています。

共感者というのは、メーカーさんであったり、使っていただくユーザーの方です。

このECサイトでサービス云々ではなく、企業として多くのファンに支持される企業になりたいと思っています。

もちろんビジネスなので、適切な利益を確保しながら、毎年成長し続ける戦略を描きますが、過度な成長や規模を目指していく戦略を取りません。

このあたりはHPにも記載している通り、

Not Big Company
But Good Company

と発信しています。

大きな企業ではなく、いい企業だね、と言われることが、何より僕たちの喜びです。

僕は、これからの時代の企業の生き抜く戦略の1つとして、
企業の規模を過度に追うよりも、企業への共感者をいかにつくれるか、という方が中長期的に見た上で、大きなバリューになるのではと思っています。
(自己資金で運営しているからこそ言える)

ビジネスは戦いが当たり前ですが、なるべく戦わないような戦略を取りつつ(オンリーワンを目指す)、自力を付けて、少しずつ成長していきたいと思っています。

長くなりましたが、ビジョンとブランドの思想に共感してくださる方々に、長く愛されるブランドとなり、ともに、つくっていけるサービスにしていきたいと思っているので、もしよければ各SNSをフォローしてくださると嬉しいです!

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それぞれの特性を活かした発信をしていきます(主に僕の弟が担当です)ので、よろしくお願いします!




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