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11/14(火) セーラム市親善訪問調査団の事前勉強会 大森貝塚とモース博士ゆかりのピーボディー・エセックス博物館の所蔵品から、両都市の姉妹都市関係のルーツに迫る

11月14日(火)午後、私も団員(副団長)を務める、大田区議会の #セーラム市親善訪問調査団 主催の事前勉強会(全議員対象)を開催しました。

アメリカ合衆国 #マサチューセッツ州セーラム市 は、1991(平成3)年に大田区と姉妹都市となりました。#大森貝塚 を発見・発掘した #モース博士 が館長を務めた、現 #ピーボディー_エセックス博物館#大田区立郷土博物館 が、1984(昭和59)年に姉妹館提携したこと(わが師である #西岡秀雄・初代館長のご尽力による )が発展したものです。

4年後の2027(令和9)年には、#大森貝塚発見発掘150周年 を迎えますが、あらためて、モース博士を通じた両都市の縁を思い起こし、150周年において #セーラム市 とどのような連携を図れるか、議員の立場で探りたいとのミッションを持って、12月に訪れる予定です。

そのため、親善訪問では、市長表敬訪問や現地の小学校の視察などもさせていただく予定ですが、事前勉強会では、ピーボディー・エセックス博物館に所蔵されている、大森貝塚出土の土器片をはじめ、モース博士が日本から持ち帰ったものの学習に焦点を当てました。

講師は、今年6月に、大田区立郷土博物館講座「大森貝塚と考古学者モース」でもお話しいただいた #佐々木憲一 ・明治大学文学部教授にお願いしました。佐々木教授は、ハーヴァード大学で在外研究されていた経験もあり、ピーボディー・エセックス博物館の所蔵品についても調査されています。

モース博士の来歴など改めて振り返ることができましたが、最も印象に残ったのは、いくつもの偶然(必然)が重なって、1877(明治10)年にモース博士により大森貝塚が発見・発掘されたとの話。
まずもってモースが好奇心旺盛な人物であったこと、フロリダ州セント・ジョンズ川流域の貝塚を発掘調査した経験があったこと、研究しているシャミセンガイ(腕足類、腕足動物)が日本に多くいると聞いたこと、新橋・横浜間の鉄道が敷設され大森駅ができていたことなどなど。これらが地層のように重なり、大森を #日本考古学発祥の地 たらしめたわけです。

大森貝塚100周年の翌年1978(昭和53)年には、ピーボティー・エセックス博物館で、モース博士の著作『JAPAN DAY BY DAY(日本その日その日)』展が行われています。しかし、現在は、モース博士の持ち帰った日本関係の所蔵品は展示されていないそうです。
今回の親善訪問では、所蔵庫に眠る大森貝塚関連などの所蔵品をリクエストして見学することで、大田区とセーラム市が姉妹都市であることのルーツに光を当て、大森貝塚150周年につなげられたらと思います。

佐々木憲一教授には、事前勉強会での講義にとどまらず、熱意あるアドバイスをいただいており、ありがとうございます。

#歴史大好き議員 #みどりと文化
#チクメン #一所懸命 #とことん現場主義
#あなたと共に政策実現
#大田区議会議員 #庄嶋たかひろ #庄嶋孝広

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