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人生を変えた映画との出逢い

発信するか迷いましたがダイナーについて何らかの形で言葉にしたいなあと思ったので、記録用としてこの場を借りて残しておく。
以下長文ですが、興味あったらみてください(笑)


8/15。
私の生き方に影響を与えた、ダイナーが上映終了した。

まず、感謝を伝えたい。
蜷川実花さん、
本当にこの映画に出逢えてよかったです。
この映画を制作して下さって、本当にありがとうございました。


ストーリー見てた人は知ってると思うけど、私は『ダイナー』の世界観に魅せられて何度も観に行った。
その数計11回。

自分の中で(恐らく一般的に)同じ映画を何回も見るという行為はあり得なかった。
前売り買ってて二回、っていうのはある。

周りが
☀️の子、🧸ストーリー、観に行ってる中で、私はひたすらにダイナーを選び続けた。

こんなに何度も観たいと思う映画に出逢ったのは初めて。
こんなに勇気と希望を与えてくれた映画も初めて!


初めてダイナーを知ったのはインスタで、藤原竜也さん含め豪華メンツが出演するのを観て、あー、有名な俳優さんいっぱいでてんなーくらいだった(笑)でも、真矢みきさんの男装姿は本当にかっこ良くて、見たい!ってなって。

ストーリー的に『殺し合い』とか私的に受け付けなくて避けてきたものだったので、最初は目を背けた。
だけど段々公開日が近づいてくるにつれてまた見たいという気持ちがふつふつ湧き上がってきて。
今思うと、引き寄せられたんだなあと。運命だったんだなって。
この映画を観に行かなければいけないのだ、と思った。カナコがメキシコの民族衣装を着た軍団に出会った時のように。


元々私は蜷川作品を好んで見るタイプではなかったし、どちらかというとどこか"気味悪さ"を感じていた。
絶対に危険だ、私は苦手だと分かっていながら近づいた。
予想通り、最初は怖くてたまらなかった。分かりやすく脅されるシーンでビクビクし、ハンカチで顔を覆ったし、ずっと身体は震えていた。心臓を打つのが速かった。命の危険さえ感じたもん。
だけど蜷川さんが仰っていた通り画面の中には美しい物しか無くて心を奪われた!!!!鮮やかで繊細でダイナミックな演出で。
そして一番の目的である『無礼図』演じる真矢みきさんがまさかのラスボス的存在で。見所がたくさんあって嬉しかった…
それから、やっぱ観に行って良かったなって思ったのは表面では(予告では)分からなかった人間関係の描写の部分を観れたこと。
ボンベロとカナコ。
もう半ばから、後半にかけての2人の関係性の遷移が見事で。
カナコがスキンに完璧なスフレを食べさせた後、ボンベロが怒って拳銃を突きつけ、『出て行け』と言ったシーンとかは、殺さない辺りボンベロのカナコへの優しさを感じたし、拳銃に向かって歩いていくカナコの目力には覚悟が見えた。ほんとうに大好きなシーン…
カナコ役のティナちゃん、こんな表情できるんだ…ってびっくりした。

冒頭で、『遠き山に日は落ちて』が出てきたとき、鳥肌たった。
まさか、毎日17時になると町内に流れる、あのメロディが。あの歌が、この映画に使われてるなんて。

これは運命だと言わざるを得ないと思った。


それと、オオバカナコ役が年齢も近い玉城ティナちゃんだからこんなに感情移入できたのだと思う。
原作とは違う設定にしたの、監督ファインプレーすぎる…
ほんとうに、ボンベロとカナコのシーンはひとつひとつアルバムに入れて大事な思い出として残したいくらい大好き…。


もう、余韻がすごくて。
家に帰って、ベッドに転がったときもずっと頭の中ダイナーの事でいっぱいで。今言ったボンとカナコのシーンをずっと思い出そうと必死で。
もう一度見たい、と気付いたらまた映画館にいた。


2回目は、怖くて目を逸らしたシーンをしっかりと目を見開いて見ることができて。
バチバチと火花が上がるシーンやナイフで刺されるシーン、やっぱ音と見た目が苦手だったけど。
最後の無礼図とボンの戦闘シーンとか、眩しいけどやっぱひとつひとつ美しくて。
あと真矢みき様本当にカッコいい…『ボンベロ君』『コフィ』の言い方むちゃくちゃすきなの…。

『私はカナコ。』気分で、全力で自分にあてはめた。そしたらボンベロの言葉が一言一言胸に突き刺さった。様々な殺し屋達に殺されそうになる中で、必死に生きようとするカナコ。その姿が、個性を殺しにかかる大人達、社会と戦う自分に見えた。ボンの言葉は、そんな自分を救ってくれたのだ。

前回は打ちのめされた感があって衝撃で身動き取れなかったけど、無知な自分、というものを認知してからいったら、ボンの言葉は勇気に変わった。自由に生きよう。私の居場所は私が見つけるんだ。という大きな一歩を踏み出した。
具体的に何かをした、というわけではない。
それでも、少なくとも、意識は変わった。

人と違ってもいい。自由に生きろ。

そういうメッセージが、凄く響いた。
監督がボンベロに託したという想いを全力で全身全霊で受け止めた。
新しく道を進むことが不安で、孤独で、とても辛いと悩んでいた私に、足を進める勇気を与えてくれた…。
そこからはボンベロに勇気をもらうためだけにダイナーを見てた。
ボンが藤原竜也さんで本当に良かった。
自分でも頭おかしいと思ってるけど、ボンが本当に大好きになった。多分惚れてる。()

それぞれのキャラクターの個性が強いのも特徴的で。
ボンベロは最狂シェフなんだけど心優しくて
カナコはめんどくさくて扱いづらいけどそれだけ芯が強くて
スキンはとても紳士的だけど奥に秘められた闇を持ってて
今回の映画ではスキンやキッドがフューチャーされてたけど他のキャラクターの過去も観たい…
本当に切実に続編求む〜〜‼︎


今回の展示もダイナーにめちゃくちゃ影響?インスピレーション与えてもらったので頑張ります。

言いたいこと全部吐き出した!
読んでくれた人ありがとう🥺愛してる!!


#映画
#Diner
#ダイナー
#蜷川実花


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