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【日記】慰めに口にする、善悪をすべて捨てる

慰めに口にする善悪をすべて捨てることで 残された情熱のようなもの 強烈に見せつけてください

たまに、石川智晶さんの「落涙」だけを聴き続けている。
アニメ版「戦国BASARA」の挿入歌で、哀愁漂うメロディ、物事の真理に切り込む哲学的な歌詞、メッセージを鮮烈な情景へ落とし込む表現力の揃った名曲だ。
特に上記のサビは、何度も思い返すほど気に入っている。

善悪って基本的には社会のルールありきの思考だと思う。
会社、学校、友達、家族、国民…。
大体の人間は一人で生きていけないので、社会的集団に属す歯車のひとつとして存在できる。
そして、その集団が集団として機能するため、ルールで善悪の基準が決められる。

要するに、善悪とは人ひとりでは成立しない概念だ。
確かに集団に属する人間にとって、ルールを守れば一員として認められるのは手っ取り早いし安心感もあるだろう。

でも、人の感情って善悪の損得感情だけで簡単に統制されてしまうものだろうか?
人間には、作為が肉体を使う「思考」と、衝動が肉体を動かす「感情」のふたつが複雑に絡み合っているのに。

「みんなが言ってるから」と周囲に合わせる「思考」を目的にして、自分を心から納得させる「感情」から逃げていては、情熱は次第に失われてしまう。

これだけは大事にしたいと思える軸を見失わず、自分を納得させることから目を背けてはいけない。

慰めに口にする善悪をすべて捨てることで 残された情熱のようなもの 強烈に見せつけてください

このサビを聴くたびに、そう自分に戒めている。

https://music.amazon.co.jp/albums/B019E3HRG8




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