長女は本を読みすぎて日本語がおかしい

年間300〜400冊(重複あり)ほどを読むうちの長女は、圧倒的な語彙力を持ちながらも、その幼さゆえに日本語がおかしかったことが度々ありました。

そのアンバラスさをpplog に都度記録して流れていったものに少しだけ加筆(日付はpplog投稿日)したもので、6歳からの記録です。「おかしい」のほか「流石だ」などもあり、月日が経つにつれ、そちらの記事が増えていきます。

ちなみにまとめ方は同じくpplogで記録されていた席を譲ってくれたひとびとの真似です(ポエム仲間だと思ってますw)


04 Oct 2015長女は本を読みすぎて日本語がおかしい

はさみで切るとき

「これは斧で切り落とさなくちゃいけないわね!」

(木こりか)

おやつ食べたとき

「うーん、軽やかにおいしい!」


09 Oct 2015長女は本を読みすぎて日本語がおかしい2

私の食の進みが悪いとき

「ママ、にわかに食べにくいの?」

(「少し」なるほど)

布団敷いてるとき

「ママ、青白い布団取って!」

(水色ことか)


13 Oct 2015長女は本を読みすぎて日本語がさすがだ

下の子達が困ったことした時

「しようのない子ね」

「仕様が無い」をしょうがない(これも正しい)と言う人が多い中、すごいよ。君。
ていうか、その発言本当に小1なの?


30 Oct 2015長女は本を読みすぎて日本語がおかしい3 追記

今朝ごはん中

「あの世では私が遅刻だったけど、この世では〇〇くんが遅刻だよ」

(「少し前」と「最近」な)

追記:

駅で向かいのホームを見て

「向こう岸には電車来たよ!!」

(最近ホラー系読んでたな)



18 Dec 2015長女は本を読みすぎて日本語がおかしい5

「やっぱり。私はそうだとにらめっこしたの」

(誰とだよ)


26 Dec 2015長女は本を読みすぎて日本語がさすがだ?3

パパ「こらっ」

一同「‥‥」

長女「シーンと、静かになりました!(朗読風)」

(え、ナレーションつけた?)


07 Mar 2016長女は本を読みすぎて日本語がさすがだ4

「君が代は〜」

「ん?」

「君が代と百人一首は合計が1文字違いって本に書いてあったから、百人一首風に言えないか試してるの」

もう、国語のセンスはお母さんを超えたようだから、君の邪魔にならないようにしなくてはならない。君の役に立ちそうなものを想像して渡してみるしかないようだ。

(この年小学校の百人一首大会で学年優勝しました)


22 Jun 2016長女は本を読みすぎて日本語がおかしい7

「それはお母さんの好きに存分していいわよ」

うん、幼なさ全開のドヤ顔だけど『思う存分好きにしていい』がなんか変だぞ

相変わらずの年齢< 語彙力


11 May 2017長女は日本語が得意だ

「自転車で行こうかなー。明日寄り合いがあるわけでもないし」

よ、寄り合い。合ってるよ。お友達との約束とのことでしょ。
小3のチョイスか。


17 Jul 2017長女は本を読みすぎて日本語が文学的だ

苦手な空芯菜の炒め物を食べて、飲み込んだ長女

「はぁ、まるで心を吐き出すかと思った」

文学に出てくる青年の台詞か

あと心って空芯菜のこと?


おしまい

記録を始めて2年、もう最近は感心する方の「流石だ」シリーズが圧倒的です。

長女が生まれた時、私は26歳であまり周りに子育てをしている友人がいませんでした。「なんて声を掛けたらいいのだろう」「どういう態度をとったらいいのだろう」正解のない子育ての中で、唯一読み聞かせだけは「絵本に書いてあることを声に出して読み上げる。これだけ。これなら出来る。」そう思えました。

そこからは馬鹿の一つ覚えで毎日ほぼ欠かさず読みきかせをしました。「正しい。これは何回やって良いものだ」と確信を持って出来ることがそれしかなかったからです。

5歳頃からは一人で読むようになり、その後は自発的に本を読み続けています。今は隙あらば何かを読んでいるのが長女という感じです。

こんな楽しいアンバランス時期を一緒に過ごせるなんて、お母さんは本当に嬉しい。そしていつの日かお母さんが教えられるものが尽きてももう大丈夫だ。その準備ができた気がする。

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