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異国で楽しくサバイブするために必要な7つのスキル。

ベルリンで生活し始めて、約半年経ちました。こんなスキルがあれば、異国で楽しくやっていける、サバイブできる!というのが、ドラゴンボールのごとく7つまとまったので、みなさんに共有します。

1. 絶対方向感覚

残念ながら、この感覚、私には全く持ち合わせていません!!極度の方向音痴です。日本にいるときからそうです。渋谷で3年働いていたにもかかわらず、いまだ、渋谷のApple Storeに来て、と言われても全く自信がありません。

そんな、方向音痴すぎる私は、行ったお店の場所が覚えられず、二度と行けないこともしばしば。「どこどこ通りに待ち合わせね!」とか言われても、場所わからんし、通りの名前も覚えられんし、非常に困ります。基本一旦覚えた道しか歩けません。うっかり調子こいて違うルートで行ってしまうと、倍の時間かかったり、帰れなくなります。Google Mapがなければおそらくベルリンという都心で遭難するでしょう。

反対に友達は、絶対方向感覚があるので、ベルリンを縦横無尽に横断し、街をどんどんDiscoverしています。私が何度も歩いているエリアなのに、私の知らないお店をたくさん知っています。私、今まで何を見とったんだろうか、、といつも絶望します。なので、幾度となく、絶対方向感覚さえあれば、私のクオリティ•オブ•海外ライフは3割増で楽しいんだろうな、、と感じます。

2. 語学以外のコミュ力

外国語ができるできない云々の前の、人間としてのコミュ力です。確かに深い話をするときは、ある程度の語学力が必要です。けれど、外国語がうまくなくても、人を引き付ける人間としてのコミュ力が高ければ、人は寄ってくるし、すぐ知らない人と仲良くなれるし、助けてくれるので生きていけます。私の友達にも、知らんタクシーのおじさんとすぐ仲良くなったり、銭湯で知らんおばさんと仲良くなったりする、抜群のコミュ力を持っている子がいます。そういう人は、どんな人種であれ、すぐ人の心にスーッっと入っていけるので、どこに行っても生きていけます。そして、そういう人はガンガン物怖じせず、単語を並べてでも、身振り手振りでも、人とコミュニケーションをとって会話していくので、語学も必然と上手くなっていきます。

ある程度語学が堪能でもベースのコミュ力が低い人と、語学はあんま上手じゃなくてもコミュ力が高い人では、後者の人の方が異国のサバイブスキルは高く、長期的に楽しく生きていけるのではないか、と私は思います。

3. 現地食材調理力

ベルリンに来て、日本では見かけない謎の野菜や調味料がたくさん売っています。そして、見よ、この野菜のデカさを!!!日本人女子の腕より太いで!!

私は根っからの米好き、日本食大好き人間ですが、こちらに来るとイケてる日本の調味料があんまり売っていません。食材も、レンコンとか椎茸とかそういう渋いものはアジアンスーパーにしか売っておらず、今まで日本で作ってきたレシピがことごとく使えない、ということもあります。最初来た時は、初対面の謎の野菜やポップでデカイ野菜たちをどうアレンジ調理して良いか分からず、結構な日をラビオリとサラダ、ソーセージ、謎の駅前のアジアンフードBOXというループで過ごしていました。

ベルリンは、日本と比べて新鮮な魚があまり手に入りません。けど、野菜やフルーツは安いし、マッシュルームも相当な量で破格の値段です。その土地の旬のものを見極めて、いい食材を買って、パパッと美味しく調理できるスキルは、クオリティ•オブ•海外ライフを、これまた5割くらいあげる能力だと思います。食べるもので、カラダはつくられますからね。以前、ザクロをノリで買ってみたものの、上手くアレンジできず腐らせてしまったので、ザクロをオシャピーにアレンジできる女になりたいです。

4. キレる力

日本にいると、ほとんどのサービスが丁寧で、真摯に対応してもらえます。お客様は神様、という文化が根付いているので、チップも不要です。しかし、海外となると、サービスはもちろん適当です、日本を基準にすると。突然意味がわからない理不尽なことを言われたりします。海外では、お客様は神様ではないし、サービスに対して、チップという対価を払わなければなりません。日本と感覚が違います。

日本人は温厚でお金を持っている民族なので、異国で舐めれれがちです。そして、女性となれば、なおさら舐められがちです。なので、理不尽でわけわからないことを言われたら、私は舐めんなよと思って、普通にキレます。キレるというか、舐められてふっかけられることがあるので、正当に意見を主張します。一度、スーツケースが2個持込めるはずなのに、1個しかダメと突然空港で言われ、キレました。なんでやと。ここでそんなこと言われても、困るやんけ、と。紙に持込めるって書いてあるやんけ、と。「あ、こいつ、ちょっと面倒くさそうなアジア人だな!ウゼェ!!」と思わせることも、場合によっては大事です。すると、向こうも超絶面倒くさくなって折れてくれたりします。無事、2個手荷物持込ました。泣き寝入りしてはいけません。安易にYES!と言ってはダメ。YES!は高須クリニックだけ。強気でいきましょう。ただ、本気のキチガイも海外にいるので、相手がキチガイの香り漂う人は、キレて刺されたら元も子もないので、その場合はお金で解決するなりして、臨機応変に対応しましょう。

5. 情報収集力

ベルリンにくる3ヶ月前、ナント日本で前歯を折りました。これ、ほんと。完全に日本で治療を終えることができないため、ドイツで前歯を治す羽目に。なんて、なんて、なんてめんどくさすぎるんだ、ヌォーーーー!!!前歯を治すだけでめんどくさすぎるのに、それを知らん異国で!!!怖すぎる!!いつもわけわからないタイミングで、ありえないことが起きます、私の人生。仕方ないから治すしかないので「良い歯医者はないか、良い歯医者はないか」、と人に聞きまくったり、ネットで調べました。しっかりレビューを確認し、私の前歯を預けても良さそうな歯医者を探しました。日本より先進的で、だいぶイケてる歯医者で、いま絶賛前歯治療中です。

日本語環境ではないので、やっぱり、知らないことが結構多いんですよね。ましてやドイツ語。なかなか、すんなり情報が入ってこないというか。自分でどうしても調べなきゃいけなかったり、知っとかないとリアルに困ること、知っといたほうが楽しいこと、が結構あるので、人に聞きまくるなり、ネットで調べるなり、本を読むなりして、情報を自分で探す力がとても大事です。サバイブしないといけないから。情報を必死に探してると必ず誰かが助けてくれるし、なんとかなってきたので大丈夫かと思います。いい情報を教えてくれた方には、お礼に自分が知っているいい情報を伝授し、お互い助け合いましょう。We are the world!!!

6. 虫、無視力

ヨーロッパの家は基本古いので、虫が日本に比べるとすごいんですね、虫が。憧れのデンマークに行った時も、一番の衝撃が、虫の多さ。虫との共存を強いられます。どこに隠れてたんですか、あなた!!というクモが出没したり、小さい虫が部屋をブンブンと飛び回ったり。突如、湧き出るんですよね、虫がね、昨日いなかったのにね。意味がよくわからない。そして、マーケットやスーパーに行くと、普通に野菜や果物にガンたかっている虫たち。日本人から見ると「マジかよ。。」とドン引くレベル。

私は、猛烈に虫が嫌いです。家にいるすべての虫たちを抹殺したい!消えてくれ、マイホームから!!でも、それはどうやら不可能のようです。残念ながら、もはやある程度、虫とBe togetherして、屋根の下で暮らしていかないといけません。

日本というのは異常に清潔な国です。日本以外に清潔な国は知りません。毎度成田空港へ降り立ちトイレに行くたび、トイレで暮らせるな!と感じます。家にも虫あんまいないし。どこの国に行っても、おそらく日本より虫出没率は高いと思うので、「虫、無視力」は何気にマイナーなスキルとして、重要だと思っています。

7. 何事も動じない菩薩力

まぁまぁ、海外に住んでると色々あります、色々。私は、一度デンマークにて、クレジットカード・家の鍵・現金を全て紛失したことがあります。全く知らない場所で、歩いても帰れず、無一文になり、シャレになりませんでした。「あ、私は、死ぬんだ、コペンハーゲンの地で。」とその時半分覚悟しました。けど、現地の人に助けてもらい、なんとか生きて帰ることができました。また、切符を買い間違えただけで、警察に捕まり、パスポートも全部スキャンされ、警察署に連行されそうになったこともありました。

日本は平和です。エクストリームに言うと、目をつぶっても生きていける気がします。けれど、日本を出るとそうではない。スリも多いし、ラリってヤバイ人はいるし、全然意見が伝わらない時もある。平和な日本では遭遇したこともない、大変なことはある時はあるので、その時は「あ、キタキタ。また起きたな。仕方ない。なんとかなるかな。」と、何事も動じない菩薩力で、現状の苦難をかわすことが必要です。広い心で物事を捉え、宇宙と繋がり、困難を乗り越えましょう。心に菩薩を宿しましょう。


気づくと、これは、異国で生きる云々のスキルではなく、人間としての生活力な気がしてきました。グローバルグローバル、と言って、英語のスキルを上げるのも大事ですが、それより、根本的に「いかなる環境においても生きていける力」って、英語よりガチで重要だと思うんですよ。これから日本がどうなっていくかもわからないし、移動コストもさらに下がって、いろんな国の人たちが、ガンガン移動する時代になっていくと思うので、日本人もカジュアルに海外に出ることがもっと増えると思います。柔軟力、大事。私が文科省の偉いおじさんだったら、上記のスキルも上げるような教育プログラムを日本国に施したい次第です。

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