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私と英語:TOEIC900点からのサバイブ

最近転職→シンガポールへの入国(移住)が完了し、隔離中のホテルでこれを書いているShokoです。(と思ったら間に合わなくて公開は次の週です..w)

なんで転職?なんでシンガポール?の話はまた今度別Noteにまとめるとして、今回はずっと書いてみたかったテーマ「私と英語」についてです。

📝はじめに:このNoteの想定読者

・旅行では困らないけど、仕事となると急に自信が…
・すでに英語で仕事しているけど、もっと伸ばしたいんだよな…
・TOEICなど試験的なWriting/Reading/Listeningは問題ないけど、ミーティングやカジュアルな場でのSpeaking/Listeningとなると…
・とりあえず読んでみた人

個人的に語学学習って孤独との戦いだと思っていて、非ネイティブの(元々は自分と似たような境遇の)人がゴリゴリミーティング回してたり、仕事で成果出しているのとかを見ると、劣等感がゴリゴリに刺激されて「世界でこんなに英語できないの自分だけじゃ?」みたいに思いがちです(少なくとも私はそうでしたw)
そういった方々に「YOU ARE NOT ALONE」&「I FEEL YOU」を伝えるのがこのNoteの目的です👼

これだよこれ

📖私と英語の歴史

どういう人がどんな背景から語っているのかを知ってもらった方がこの後の話が入りやすくなると思うので、私と英語とSurviveの歴史を並べてみました。

👧幼少期~ 中学生:HIPHOPとR&Bきっかけで英語にハマる

  • 歌詞サイトを見まくりスラングを覚える(※なおここで覚えたスラングは人生を通してつかうことはない)

  • アメリカのすべてがかっこくよく見えるUSA最強憧れ時代

  • 当時のレベル:近所の英会話スクール(AEON)に通い、周りよりはちょっとだけ英語が得意な中学生

🇺🇸高1~2:アメリカテキサス州・Austinへ留学

  • 現地校に留学するもマジで何言っているかわからない、はじめの3ヶ月はなぜ生活(通学)できているのか自分でも不思議なレベル

  • 今振り返ると人生で最も不確実性の高いタイミングだった

  • リスニングだけは大幅に向上したものの、語学力という面では議論や深い話は全くできない

  • 当時のレベル:帰国時のTOEIC730点くらい

🇮🇳大学3年生:3ヶ月インドでインターン

  • インド人のエネルギーに魅了される、全くこちらを気にせず爆速で話しつづけるインド人を見て、ずっとコンプレックスだった自分の発音(アクセント)を個性として受け止めはじめる

  • 各国から来た学生とインド中を旅行しまくる→日本の英語教育やばくね?という謎の危機感だけ残る

  • 当時のレベル:帰国後のTOIEC900点くらい (900あれば就職にはいいかなと受けるのをやめる)

👩‍💼22歳:就職、独学期

  • 創業期スタートアップにいたこともあり、英語学習をやっている余裕がなくなり、ほぼ止まる

  • 英語字幕でひたすら映画やNetflixを見続けるくらい

  • 当時のレベル:"SATC"など日常シーンの映画は問題なく見れるが、"SUITS"や"Billions"など比喩表現や専門用語が多いもの、ビジネスゴリゴリのものは英語字幕があってもわからない

🏢27歳:外資系コンサル会社入社

  • コンサル会社でよく採用されているGBCというめちゃくちゃ厳しいスピーキングテストを受けることに。発音がいつもめっちゃスコア低い…w

  • 会社の補助で週3でオンライン英会話受講

  • プロダクトマネジメント系のインプット(記事や書籍など)を英語に変える

  • 当時のレベル:読み書きは問題ないが、仕事(プロダクトマネジメント)できるかと言われるとかなり自信がない

🗣️28歳:外国人のパートナーができる

  • 相手は日本語話さないため、2人の共通語は英語しかない→必然的に生活に必要なボキャブラリーが増える

  • 口論のときに言い返したいことを言いたい表現で言えずにイライラするのが学習を頑張る一番のモチベーションになるw

  • 当時のレベル:生活系ボキャブラリーが増えたものの、相変わらず仕事できるレベルかと言われるとめっちゃ不安

🌏29歳:海外PJに入れてもらう

  • シンプルに苦しむ、英語でプロダクトマネジメントってどうやるんや!?

  • 六カ国&オンライン&オフライン混戦の多様なチーム

  • 周りがめっちゃ喋る→全然会話に入れない、毎回のミーティングに怯える

  • 同僚からのフィードバックで人生ではじめての「Quiet&Humble」というコメントをもらう…w

  • テキストの世界に持ち込み、あらゆるデジタルツールを使うことでだんだん戦えるようになる(Gramarly, Otter, DeepLなど)

  • ミーティングでは「最後に超重要なことを凝縮して言う(通称:侍戦法)」を東京のボスから教えてもらい、なんとかSurviveする

  • 当時のレベル:どうやら自分は英語でもPdMできるっぽい

🇸🇬30歳:シンガポール移住(今)

  • JAPAN⇔GLOBALのブリッジをしつつ、英語環境でも問題なくプレイヤーとしての成果を出していけるようになりたい所存。

つまり何が言いたいかと言うと:ショートカットは存在しない

「どうせ海外留学経験あるんでしょ?」というのをよく聞かれるのですが、上記を見ていただくと留学によるアドバンテージは大したことないことが伝わるのではないでしょうか?

また友人に一度も海外留学したことがないけれど、私の数倍英語が上手い人が何人もいるので、留学だけが語学を高める方法でないことはたしかだと思います。個人的には一番伸びたのはやはり海外プロジェクトに入れてもらったときでした。(一番しんどかったけど)

また当然ながら今も悔しいくらいにまだまだ修行中であることを強調しておきます…

✍️英語学習方法について

今も英語学習に関しては試行錯誤を繰り返しているのですが、過去の自分に向けて「もっと早く知っておけば…」と思う内容をまとめました。

基本原則:語学学習は複利の世界である

ダイエットや筋トレ、プログラミングと同じで語学習得は複利の世界なので、習慣化がすべてです。数日がっつり投資したところで、次の日に効果を実感することはないでしょう。(よって語学に対してのライザップ的アプローチは個人的にかなり懐疑的)

そのため「拍子抜けするくらい簡単なこと」を「数年単位でとにかく続ける」のが何より重要です。自分の成長の遅さに心が折れそうになったときには、下記図を思い出し、1%の重要性を自分へリマインドしていますw

習慣化の書籍は色々ありますが、下記におすすめを2つ。
(日本語書籍とせっかくなので英語書籍)

私が毎日続けていること

何が毎日続けられることなのかは個人によってかなり差があると思うので、自分に合うものを見つけることをオススメします。下記は参考までに私がほぼ毎日(泥酔したとき以外w)続けていることです。

  • iKnow

    • ボキャブラリー is King 。語彙がないと何事もはじまりません。

    • コースがかなり多彩で目的やレベルに合わせて選べるのが気に入っています。私はGMAT用のをやっていますが、毎回ほぼ知らない単語しか出ませんw

iKnowで取り組み中のコース一覧
  • Elsa

    • 皆さんご存知発音矯正アプリ。間違いを修正するだけでなく、自分が話しているのを録音してくれて聞き返せるのがよい

    • 毎回採点されるので点数とかでモチベートされる人には向いているかも。お恥ずかしながら私のスコア推移もさらしておきます…

1年でのこのスコアの微増具合をみよ…
  • 1ページ読書

    • 気分が乗らないときはマジで1ページでやめるのが継続のポイント

    • 内容はなんでもOK(なぜなら継続が大事だから)

    • Kindleだと難易度設定→難易度高の単語にはあらかじめ説明が入る設定ができるのでおすすめです

実際のKindle画面
  • Netflix英語字幕

    • こっちも興味のあるものベースでジャンルをなるべくバラけさせる

    • わからない単語があったら調べる、口に出して一緒に言ってみる(シャドーイング)ようにしています

私はSpeakingの機会が普段から担保されているのでやっていませんが、普段日本語しか環境がないオンライン英会話を入れてもいいと思います。
(が、実体験からいうとただの雑談やこなすだけになりがちでオンライン英会話をこう使うといい、みたいなTipsあったら知りたい…!)

これだけは読んでほしい:書籍『日本人の英語』

人によってソリューションは違うと言っておきながら、これだけは万人に効果をもたらすと自信を持って言えるものを一つだけ紹介しておきます。

・I went to Tokyo with my friend
・I went to Tokyo with my father

『日本人の英語より』

この2つの文章、前者は意味が通らなくて後者は通るのですが、この理由がわかりますか?わからない人は今すぐAmazonでポチリましょう!!!w

日本語話者には直感的につかみにくい冠詞や時制などをこれほどわかりやすく解説しているものはないです。3冊もののシリーズなのですが全巻読むことをおすすめします!

🧠最後に:International Englishというマインドセット

私自身英語で恥をかいたことは数え切れません。アメリカ留学した当初に学年を聞かれているのに元気よく「Japan!」と答えたこともあるし、レストランでオーダーしたものと全然違うものが来たこともあるし、ささいな言い回しの違いからミーティングの空気が凍ったこともあるし、今でも自分のプレゼンの録画を聞くたびに死にたくなりますw

でもその中で今も覚えている&心がけているのは、海外プロジェクトに入れてもらったときに当時のメンター(彼も英語が第二言語)に言われた言葉です。
1on1の中で私が「自分の英語力が足りないせいでXXXができない。チームに迷惑をかけている」と吐露したときに、下記のような返答をもらいました。

「あなたが仕事をしづらいと感じているとしたら、それは英語力のせいじゃなくてマインドセットの問題。ネイティブレベルでないと、思っていないか?英語が第二言語の我々はシンプルで意図が伝わる"International English"を話すことを意識するべきだ。
洗練された言い回しに憧れる気持ちはわかるが、それができないからと萎縮していたら本末転倒。ネイティブの表現や発音を真似するのは趣味として持っておくくらいがちょうどいい

この”International English”の考え方は今の私にとっても心の拠り所になっており、もちろん上述したような努力は続けるのですが、落ち込んだときや苦しいときには第二言語話者としてのいい意味での線引きみたいなものも重要かなと思います。

同じような環境で苦労している方やチャレンジ中の方、You are not alone!ということでみなさんのオススメのツールや学習法あればぜひ教えてください😊

いただいたサポートは同じくnoteの書き手の方々に返していきます!✨