キンプリ担なら忘れもしない " あの日 " から、1年が経った。

2022年の11月4日の23時頃に絶望的なお知らせが来て、どん底の気持ちを味わった。あの時の感覚は絶対に忘れない。というより、忘れられない。



私は好きなアイドルを応援していただけで、それは自分にとって娯楽であり、癒しの時間だった。
しかし、あの日を境に癒されなくなった。好きな人たちを見ているだけなのに怖さすら感じるようになった。

恐らく、『わからない』ことが怖かったのだと思う。
自分が見て信じていた彼らの姿や言葉達とまるで違うものを提示されて、どれが本当なのかわからなくなって。余計な憶測も立って一層わからなくなっていって。どれだけ考えたってわかりっこないことを無意味に考え続けてしまって、当然答えなんて知る由もないから『なぜ？』『どうして？』だけが自分の中に残り、そこで生まれた奇妙さが段々と恐怖心へと変化していってしまった。
だから "あの日 " からの一連の騒動は私にとっては怖い出来事になっている。トラウマ級だ。

大好きな彼らに対して、いとも簡単に言葉のナイフが向けられているのも耐えられなかった。ショッキングな出来事ではあったけれど、5人が傷つけられていいわけない。誰が悪いわけでもないはずなのに世間は " 誰か " を悪者にしたてあげようとしているように思えて仕方なかった。そしてつい昨日まで『5人のことが大好き』と声に出していた人たちが、段々と分裂していくのもよくわかり、寂しかった。
それでも5人は傷なんてついてないような顔をしてメディアに出てくれた。5人を見る時間はやっぱり楽しかったし酷な状況でも変わらず活動してくれて有り難い反面、そんな姿を見ているのが辛くて、悲しくて、苦しかった。

要は地獄だったのよ。" あの日 " からしばらく。

思い返してみてもかなりメンタルに来た出来事だったし、発表された直後はキンプリを始めとしたJの曲が聴けなくなったほど。
アイドルなんて裏でどうなってるかわからないじゃんって思ったら、他のGの曲も聴けなくなって。唯一SixTONESの曲ならちーーーーっさい音量で聴けたけど(なんで？)。

1年の時が過ぎ、5人は現在2と3に分かれて各々の場所で踏ん張っている。

11月4日には " King & Princeとうちあげ " と題したイベントが開催された。私も配信視聴したが、5周年を祝うケーキが出てきたり、ゲームコーナー歌唱コーナー、さらにはFC限定コンテンツのラジオを公開収録してしまうという斬新さに思わず笑ってしまったが(※このイベントは最新アルバムを買った人なら誰でも応募できるような仕組みであり、必ずしもFC会員が会場にいるとは限らない状況だった)、よくよく考えるとまだFCに入ってない人に対しての宣伝効果にも繋がっており、キンプリちゃん相変わらず商売上手だな〜とほっこりした。
また、配信視聴した人には最新アルバムから " かた結び " をMV風に撮影したものが届けられた。2人からのサプライズだった。

今回5周年の記念イベントという名目の中で届けられたこの歌は、真っ直ぐな愛を歌ったものだ。
11月4日という多くのキンプリファンが複雑な思いを抱えてしまう日に、れんかいからの温かな愛情を受け取り、ゆっくりと心の緊張がほぐされていった。

また、本編の中で廉はしきりに『今日はいい日になったね〜！』と言っていた。海ちゃんは『平和なKing & Princeでいましょう』と言ってくれた。
直接的に2人が " 何か " に言及することは無かったし絶対にしなくていいんだけど、もしかしたらファンの気持ちを汲んでの言葉だったのかなぁと思ったら視界が潤んでしまったよね。

ちなみに、" かた結び " のMVは現時点ではどの媒体でも視聴することはできないのだが、あれだけ完成度の高いMVだったので、何かのタイミングで多くの人の目に触れる形になるのではないかと期待している。頼む、れんかい。

Number_i は、3人でグループが組まれたもののまだ本格的な活動はスタートしていない。

今は、紫耀くんとジンちゃんはインスタ・岸くんはXの投稿でファンを楽しませてくれている。

4日は、紫耀くんがインスタに写真を上げてくれた。
ジンちゃんとシンガポール旅行に行った時のものだった。

カニさんポーズしてる自担かわいすぎん？？？(5枚目参照)

ジンちゃん共々相変わらずのかっこよさで、存在がインスタ映えの男達だなと惚れ惚れ。
Jを出てからプライベートの写真もたくさん載せてくれるようになり、紫耀くんに関しては先日ついに自宅からインスタライブを配信してくれた。さすがにこの未来は聞いてなかった(？)。


これからグループでの活動も始まっていくと思うが、3人でどんな音楽を創り出してくれるのか。すごく楽しみにしている。
というのも、先日の緊急生配信内で3人が今後のことを語っているのを聞いて、自分たちが主体となってエンタメづくりをしたくて集まったんだということが伝わったし、クリエイティブ思考の強い部分は前グループ時代から変わらないことに安心感すら抱いた。
この人たちは何もブレていない。だから推せると確信している。

こんな風に5人は別の道を歩いているが、私も私でそれぞれのグループに楽しみを見出して応援しようとしている。やっと地獄から抜け出して、楽しい気持ちが舞い戻って来た。

この1年でのことは大きな出来事だったけど、私の大好きな人たちはどこにいっても地に足つけて踏ん張って、エンタメの世界で生きてくれている。これは決して当たり前のことではない。そしてこんな風に穏やかな気持ちで1年後を迎えさせてくれた5人には、本当に感謝している。

ここまで書いてきてなのだが、やっぱり5人一緒が好きだった。この想いはずっと変わらないはずだ。

これからも彼らの進化と共に、5人が創ってきた財産も今まで通り大切にしていたいなと思う。

今日もアイドルでいてくれて、ありがとう。